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ココロ・コトバ

ココロ・コトバ・チカラ・シンジ・ボクハ・イキテ・イク

カレンダーは瞬く間に五月も半ばというのに

羽織るものを準備しようか迷う日々が続き


今年の天気は分からないね

と、口々に

用意周到でなければならない僕は

傘一本で全てに決着をつけたがる


雨の日の数じゃなく

空に雲のかかる日が多いだけ

だから、晴天に見えるけど、晴天の記録にはならないね


ああ、「晴れのち曇り時々雨」の話


追いかけられるようにして

国道を北に街を抜けて田舎道の信号待ちでいらいらして

自分が何をしているのか見失ってしまいそうな今日この頃


季節を先取りした向日葵が僕を見ていた

いや違う

僕が背負っている太陽を見つめていた


サンフラワーは普通過ぎて

ソレイユは響きが好きで

でも、ココロのなかの天邪鬼は日輪草とつぶやく


名前は記号

知識は知識

ひけらかすなよ

ちゃんと使いたまえ


ああ、混乱しているね、君は

右と左に、あるいは上と下に、もしくは前と後ろに分かれた自分と自分が

意見を交わす


心配しないでよ

ひとりだから、解放しているだけで

ちゃんと収斂されるんだ

壊れきったわけじゃない

壊れていないわけでもないけど


季節に先走ったひまわりが誇らしげに一輪

鮮やかな黄色で

雲の多い空をバックに背伸びする

そうだね

それでもいいんだ

それでもいいんだね

晴れたかと思うと

午後には曇り

夜中には大雨

そんな今日この頃


毎日が大変だとか

つらいとか

そういうことを

どうやって乗り越えようだとか

は、あまり考えない


そもそも論になるけれど

大変なことやつらいことも含めて生きることなのだから

そして

生きることはいつも楽しいと言い切ってこれたから


夜半に噴く煙草の煙が如月の風に切り刻まれ流されていく

霧雨に穿たれ急速に消えていく紫煙は

わずか百年に埋もれていく人の命のよう


ひとつのところ、ひとつの考えに囚われない

何かを赦せなくても、囚われない


開けゆく世界

閃きの地平

多くはない大切なものを抱きかかえたまま

わずか百年に瞬間を重ねる命を生きる


それは欲張りだ

それでも


この思い

いけない

いける

僕はどこへ


中味のない言葉が上滑りして流行っていく世の中で

死ぬほど好きって、どういうこと?

これ以上ないくらい愛しているって、どういうこと?

誰か教えてあげてよ

手をつないでいるしかできない切なさとか苦しさ

抱きしめている腕を緩めるときの切なさとか哀しさ


ずっとそばにいて、と、

どこかに誰かと行って、どこで誰と居ても

きっと言っているよね


どんなふうに愛しているの?

どんなふうに切ないの?

どんなふうに苦しいの?

誰も教えてくれなかったの?


どこで生きているの?

どんな街なの?

あなたはどんな顔をしているの?

好きな人はどんな顔をしているの?


あなたはどんな性格?

好きな人はどんなふうに笑うの?


見えてこない言葉で愛が綴られていくアイばかりの世の中で

悲しげに笑いながらフェイドアウトしないで

どれだけ好きなんだ、と、言われても

だからってあなたに応える義務はなくても

それを分かってもらえなくても



ひとりで走る海辺

空っぽのココロを埋められるのは・・・