カレンダーは瞬く間に五月も半ばというのに
羽織るものを準備しようか迷う日々が続き
今年の天気は分からないね
と、口々に
用意周到でなければならない僕は
傘一本で全てに決着をつけたがる
雨の日の数じゃなく
空に雲のかかる日が多いだけ
だから、晴天に見えるけど、晴天の記録にはならないね
ああ、「晴れのち曇り時々雨」の話
追いかけられるようにして
国道を北に街を抜けて田舎道の信号待ちでいらいらして
自分が何をしているのか見失ってしまいそうな今日この頃
季節を先取りした向日葵が僕を見ていた
いや違う
僕が背負っている太陽を見つめていた
サンフラワーは普通過ぎて
ソレイユは響きが好きで
でも、ココロのなかの天邪鬼は日輪草とつぶやく
名前は記号
知識は知識
ひけらかすなよ
ちゃんと使いたまえ
ああ、混乱しているね、君は
右と左に、あるいは上と下に、もしくは前と後ろに分かれた自分と自分が
意見を交わす
心配しないでよ
ひとりだから、解放しているだけで
ちゃんと収斂されるんだ
壊れきったわけじゃない
壊れていないわけでもないけど
季節に先走ったひまわりが誇らしげに一輪
鮮やかな黄色で
雲の多い空をバックに背伸びする
そうだね
それでもいいんだ
それでもいいんだね