早いものでもう2月の半ば

 

梅の花咲く頃となりました

 

梅の花といえば湯島天神

 

 

 

我家は次男が大学受験の真っ最中

 

私が出来ることは

 

食事作りと神頼みくらい

 

天神様、もちろん行きましたよ

 

大行列で熱気むんむん

 

 

 

 

やるべきことはやりました

 

最後のとどめに

 

「いってきます」という背中へ

 

 最大級の波動で

 

「がんばれ!」を送ります

 

どうか桜が咲きますように 🌸


 

 

 

 

2月は飲食店の閑散期、

 

毎日ヒマでは困りますが

 

お客様ともゆったり

 

お話が出来て、

 

それはそれで楽しい時間

 

 

 

先日、常連のお客様より

 

「聞いてよ~」と

 

お話を伺うことに

 

 

 

なんでも近所にある

 

馴染みのイタリアンのお店が

 

ある日突然

 

タッチパネルのオーダーに

 

なっていたとのこと

 

 

 

「このワインはフルボディ?

 

とか聞いてお店の人と

 

会話するのが楽しいのに

 

何考えているんだ、と思ったよ

 

ファミレスじゃないんだから」

 

 

 

お嘆きは止まらず

 

「お店の人とは何もしゃべれないのよ

 

いや、そりゃ呼べば来てくれるだろうけど

 

そういう問題じゃないでしょ

 

お店の人に会いに来てるんだよ

 

おしゃべりしに来てるんだよ

 

僕は抗議するために

 

もう行かない!」

 

 

 

 

 

主人がよく言ってる

 

料理と接客は半分半分

 

とはこの事

 

 

 

自分の店がどこを目指すのか

 

お客様が何を求めているのか

 

見誤ってはいけないと

 

強く思いました

 

 

 

タッチパネルにしたことで

 

人手は助かることでしょう

 

何か理由があって

 

苦渋の決断だったかもしれません

 

商売は本当に難しい




お客様のご不満って


直接お店側に届くとは限らず


こうして一方的に


距離を置かれてしまうことも


多いのが、辛いところ…


 

 

お話は続き

 

「1軒、新しい店が出来たの

 

大将とのおしゃべりが楽しくて

 

盛り上がってね

 

もう名前も憶えてくれていて

 

行くと楽しいのよ

 

僕が行きたいのはそういう店なの」

 

 

 

深いところに刺さりました

 

私達も目指すところは

 

そういうお店、

 

それを忘れないようにしようと



 

でも最近増えましたね

 

タッチパネル注文のお店

 

 

 

デジタルに弱い私は

 

途端にまごまごします

 

 

 

お会計もその端末で

 

キャッシュレスで支払い

 

お店の人と何も話さず

 

席を立つことも可能

 

 

 

今の若い人には

 

そういうお店が

 

いいのかもしれませんね

 

 

 

ランチ時には

 

そういうお客様が増えているような

 

気もしています

 

 

 

ずっとイヤホンを着けていらして

 

メニューも指差しでご注文、

 

お帰りもpaypayの画面で

 

速やかにお支払い

 

 

 

あら?お声を聞かなかったな

 

と思うこともあります

 

 

 

そういうお客様に対しても

 

しっかり目を合わせて

 

「ありがとうございました」と

 

お伝えしたい

 

 

 

そうすると思いがけず

 

笑顔が返ってきて

 

嬉しくなります

 

 

 

世の中の流れは捉えつつも

 

大事にしたいものは

 

しっかり守る

 

 

 

当店は、

 

お客様との絆を大切にし

 

「また行きたい」と

 

思っていただけるような店を

 

目指したいと思います