銀座「割烹きむら」女将のブログ いらっしゃいませ
気付けば1月も終盤
改めまして
本年もどうぞよろしく
お願い致します 
今年の初競りの鮪
五億円超えという
目が飛び出る価格となりました 
それにも増して驚いたのが
初競りの雲丹の価格
3,500万円 
普段は1万円前後のお品

競り落としたお店が出す
雲丹丼が1杯100万円だとか
世の中景気が良いのですね~
もう金銭感覚が
おかしくなりそうです
きらびやかな世界には
遠く及びませんが
割烹きむらも
新年、大間の本鮪を
仕入れることが出来ました
こちらも負けず劣らず
艶々で見事な鮪
本年1年のご愛顧を願い
ランチのお刺身定食にてご提供

お客様も
「おぉ!大間の鮪」
「新年早々、ツイてるなー」と
とても喜んでくださり
こちらも嬉しくなります
1月は河豚のご予約が
たくさん入りました
キーンと寒い冬
河豚日和の日が続きます
温かい河豚鍋とヒレ酒で
どうぞ寒さを
吹き飛ばしてくださいませ

2月はいよいよ
「海の宝石」とも言われる
河豚の白子が
ふっくらと大きくなり
最高級の旬を迎えます


クリーミーで濃厚な
この時期限定のご馳走
是非にご賞味ください 
本年の営業は26日㈮に終了と
させていただきました
最終日もランチ、夜共に
たくさんのお客様に
ご来店いただき
ありがとうございました
今年は開店30周年を
迎えることが出来まして
大きな大きな喜びでした
あっという間の30年
思い返せば色々な事が
あったのですが
不思議と
しんどかったことは
嬉しかったことに
塗り替えられ、
幸せな30年だったと
正直に思います
お客様各々の
温かな笑顔が
胸に深く刻まれています
つい先日も
開店当初からのお客様が
30周年のお祝いにと
集まってくださいました
お一人の方は
病気をされ半身がうまく
動かせない状況なのですが
いらしてくださって
同伴の方のお車から降り
肩を借りながら
店の入り口まで
ゆっくり歩いてきてくださるお姿に
胸がいっぱいになりました
「まだ生きてんだよぉー!」
といつもの笑顔いっぱいにご来店
「お会いしたかったです」と
心からの言葉が出ました
現役の頃、
たくさん使ってくださって
お叱りを受けたり
褒められたり
想い出もたくさん
当時の築地のご重鎮が
集まってくださり
嬉しくて嬉しくて
「そうか、きむらも30周年か」
「どうだ、旦那は優しいか?」
返事に詰まりながらも(笑)
「お陰様で」と
まとめてモゴモゴ
まだお料理の途中でも
「漬物盛り合わせ!」と
ご注文が入るのも
いつものこと
そうだった、そうだったと
懐かしくご用意しました
思いがけず
お祝いの品をいただき
大感激!

こんなすごいフルーツ盛り
初めて見ました 
ありがとうございます
「今日は久しぶりに
みんなで会えて良かった」
「がんばれよー」と
元気にお帰りになった皆様
70代・80代の方々から
ものすごいパワーを
いただきました
よし!次の節目に向かって
また頑張ろう~
本年一年も大変に
お世話になりました
新年は六日から営業致します
引き続きどうぞ
よろしくお願い致します
皆様、どうぞ良いお年を
お迎えくださいませ 

日が落ちるのが早くなり
いよいよ年末モード
有難いことに
ご予約のお電話も増えてきました
さて、先日
貸切30名様という大宴会が
ありました

豊洲市場の
とある業界ご一行様、
豊洲にはたくさんの
組合(業界)があります
大物業界(鮪・カジキ等)
鮮魚業界
北洋物業界(鮭鱒)
塩干魚業界
佃和会
海老協会
合物業界(加工品等)
などなど
この度、
廃業を決められた方がいて
皆様で送別されるとのこと
こんなに大人数を
お迎えするのは
めったにないこと
こちらの団体様は
市場が築地にあった頃
よく使ってくださったものの
豊洲に移られたり
コロナがあったりで
久しぶりのお顔がたくさん
30年前の開店当初は
お父様たちがいらして
くださっていましたが
今や息子さん達の世代に
お父様の面影があるお姿に
懐かしさと
嬉しい想いが溢れます
家業を守る、続ける
皆さん頑張っていらっしゃる
宴も終盤の頃
一人のお客様が
「ここで親父たちが
よく飲んだんだってね」
「親父の写真はこの仲間の
写真だらけなのよ」
そうでした、そうでした
お父様を含め
仲良しのお仲間が
よくご来店くださいました
思わず
「お父様たちは日本酒がお好きで
よく熱燗をお飲みでした」
「今日もその想いが強くて
日本酒をたくさんご用意したのですが
若い方々はハイボールでしたね」
とお伝えしますと
「そうだったのかー
だったら日本酒飲めばよかった」と
そうなのです
つい昔のことが残っていて
日本酒をたくさんご用意して
お待ちしていたのですが
ご注文はハイボールと
芋焼酎のソーダ割がほとんど 
今の流行りなのですね
お父様のときは
お燗が間に合わないほどで
徳利が何本も並びました

「おーい、この徳利
穴が空いてるんじゃないの?」
お決まりのフレーズ
「すみませーん、
今度は空いてない徳利で
お持ちしますね~」
これもお決まりのお返し
懐かしい想い出です
息子さんたち
気さくなお人柄もよく似ていらして
うちのスタッフに
「お姉さん、お姉さん、
プロゴルファーの〇〇に似てるねぇ」
なんて話しかけてくださって
嬉しく眺めていました
今、私達に話しかけてくださるお客様
すごく減ったのですよ
時代なのですかね
会話から笑いが生まれて
座が和む感じが
私は大好きなのですけれど
やっぱり市場の方々は
いいな、と思いました
縁あってこの場にいる人は
皆仲間、
的な人間力を感じます
最後に
今日の主役
廃業されるお方がご挨拶、
4代目だそうです
大きな決断
最後の節目に
こんなにたくさんのお仲間に
見送ってもらえる、
組合・仲間っていいですね
ひっそり幕を下ろすお方だって
この世にはたくさん
いらっしゃるはず
そして最後は
「築地恒例の一本締め」
築地恒例の一本締めというのは
よぉ~ パン
ではなく
パパパン、パパパンの
三本締めを一回だけ行う事
よく響く威勢のよい
掛け声と共に、
これだけの人数が
一斉に手を打つ
久々にシビれました
ビシっと場が締まります
お帰り際
息子さんたちから
「また来ます!
今度はオヤジたちの話を
聞かせてください」
と言われ
ジーンと込み上げてきました
あぁ、お父様のお話
お聞きになりたいんだな、と
親を想う息子さんたち
立派なお背中を見て
育ったのでしょう
直接会うことは出来なくとも
どこかで繋がっている
お父様の気配
そのほんの一部を
私がお伝え出来る、
歩いてきた道のりが
お役に立てる
嬉しい限りです
たくさんお話したいです
とてもカッコいい
粋なお父様たちでしたよ
この仕事に就いて良かったと
また心から思いました
さぁ、12月
1年の感謝を込めて
駆け抜けます 

