私も降圧剤を服用しています。


でもね、医療現場で、血圧が下がり過ぎて体調を崩した患者さんをよく見かけます。


上の血圧が100/を切った。フラフラする。怠くて動けない。頭がボーッとする。いろいろな訴えを聴きます。


そんな時は、医師は降圧剤を休薬したり、減量したりしますよね。


でも、日常的に血圧が下がり過ぎているのに、我慢する人や気にしない患者さん、気がつかない患者さんが多くいます。


そんなことがないように、家庭血圧を測ってもらって手帳に書いてもらうこともします。


起床してトイレを済ませて、朝食前に、ゆっくりしてから測定。そんなタイミングで測定する血圧だけを見ても意味がないと思うのです。


確かに、その血圧数値がその患者さんのベースになる数値かも知れません。


ですが、朝降圧剤を服用してから、ドッと下がっている可能性もあります。


夜降圧剤を服用して、朝の血圧はめちゃ上がっていても、その後降圧剤を服用して予想以上に下がっている可能性もあります。


私が、どうして降圧剤について書きたいかと言いますと、私もこの『高血圧の闇』に一石を投じたいと思うからです。


正真正銘の高血圧ならば、降圧剤は飲むべき。


ですが、そんなに高くない、下がりすぎる場合は飲むべきではないと思うのです。


私も降圧剤を服用していてよく感じていることがあります。


それは血流不足。


とにかく四肢が冷えます。


それに何となく、頭に充分血液が流れていないのではないか?という不安を抱えているからです。


真夏になると、熱中症や脱水症を起こしやすいので、その時の経験として血圧が下がり過ぎることがあります。


そんな時、頭がボーッとなって、ヤバいと感じます。


こんな症状が起きた時、血圧測定すると110/を切っていることがあります。


私は降圧剤を服用しても、130-140/をキープしています。どんなに医者に文句を言われても、これ以上の降圧は目指しません。


フラフラしたり、頭がボーッとする理由、それは頭の血流不足だから。


そんな危ない状態がずっと続くと、認知症や血流の澱みが出て脳梗塞などの疾患になるかも知れません。


せっかく脳梗塞などの予防目的で降圧剤を服用しているのに、それが原因で脳梗塞・認知症になってもいけませんよね。


血圧を低く保つことが良いとされている患者さんもいます。でも、その場合はきちんとその既往に対して説明されているだろうし、それでなければ必要ない降圧は危険です。


高血圧症と言われたら、まず降圧剤を服用するのではなく、必要な量を見極めてから、常用することが大事。


今のクリニックの医師は、古い基準ややたらとガイドラインを重視して、目の前の患者さんの言い分や状態を把握しようとしないことが多いです。


『高血圧の闇』、それは誰かが作り出した闇なのです。その闇は深すぎて、考えるだけ無駄。


でもね、その闇に飲み込まれて、体調不良や取り返しのつかないことにならないように。そしてカモられないようにしなくてはいけません。


大事なのは血圧を下げることではありません。高血圧による危険を避けることが目的です。


そのために体調不良やその他の不快な症状が出た時は、それを我慢することないようにしなくてはいけません。


医師の言いなりになるのではなく、患者さん自身もしっかりと考えて高血圧治療に望んで欲しいです。


人生100年、笑って生きるか、悩んで生きるか。


自分の人生は自分でプロデュースするべき。有識者(医師など)の言うことだからと言ったり、何でも鵜呑みにするのはやめましょう。