私も「若いから大丈夫。」と言われたことが何度もあります。


私の場合、20歳代から体に異変が出ています。18歳で高血圧と診断され、20歳から薬を飲み始めています。


「まあまあ、若いから大丈夫。降圧剤飲んで血圧下げてれば心配ないよ。」と言われたことは今も忘れることができません。


もし、この主治医の言葉を信じていたら、あの内科医が念のため〜と紹介してくれなかったら、私は死んでいたはず。


これはね、大袈裟じゃなくて、そんなepisodeを乗り越えて、今私が此処に存在するということ。


私の働く医療機関の医師も、たまに若い患者に対して、最初から大事に至らないと思い込んでいる節があります。


ちょっとちょっと、と看護師に声かけてして、医師に患者さんにもっと寄り添うようにして欲しいと希望を伝えることもあります。


若いから大丈夫、それは間違いです。


若くても心筋梗塞になったり、脳梗塞になったり、癌になったりします。


それに、若い人でも、重症の肺炎になったり、心筋炎になり命の危険に遭遇することもあります。


私がそうであったように、見逃してしまうと命に関わることも稀にあります。


私が少し前主治医に、Apple Watchで心房細動が1日に3回検出された。その1回は記録を取ることができたと伝えた時、はて?という顔をしました。


それで、循環器内科を受診する方がいいと思うので、行ってきますと伝えました。


自分の命、自分の健康のことですから、相談する相手は自分で選びます。そうしないと自分でも納得できませんから。


その後循環器専門医を受診して、Apple Watchのdataを見てもらって精密検査を受けました。


専門医はきちんとApple Watchのdataを読んでくれて、説明をしてくれました。私の場合、家庭用心電計での記録を取るのはプロ級ですから、dataが役に立つと言ってくれました。


何かあれば、dataを持ち込んでね、と言われ、ホッとしました。Apple Watch外来がない病院でも、きちんとdataを診察に役立ててくれる医師はいます。


それだけで、私の努力は報われ、救われたような気になりました。


若いから大丈夫、その言葉の中には、患者側からの情報をシャットアウトする意味もあります。


患者側から、症状や訴え、dataを示しても、その時診察室に居る医師の知識や経験値という狭い範囲での診断しかしてくれないのは本当に患者を馬鹿にしていると思います。


年配の医師は、考えが固執し、新しい情報や技術を取り入れないし、何よりも人の話を聞かない。


まあね、うちの医師のことだけじゃなく、私を20歳代で診立てた年配の医師に対しての古い怒りなのです。


若くてもね、ちゃんと診て欲しいのです。


患者は医師の言葉や態度にはえらく敏感なのですから。


そして、心配だから相談しているのです。きちんと聴いて、きちんと診断をしてもらえればいいのですから。