私の場合、かなり早くに両眼の白内障の手術を受けています。
昨年の3月に、両眼とも自動車免許更新に必要な視力が出ないことで、両眼水晶体再建術を受けることに決めました。
暑い夏になる前にやった方が楽だということで、できるだけ早くの手術入院予約を入れました。
元々気管支喘息・アレルギー持ちで、多量のステロイドを使っていました。アトピーもあり、無意識に目を擦ることもあったようです。
さらに良くないことに、コンタクトレンズを使っていて、頻繁に両眼とも感染症を起こしていました。
角膜びらん、角膜炎はいつものことくらいに軽く考えていて、左目がとんでもないことになりかけていたのに、大したことじゃないくらいに考えていました。
若気の至り?医療従事者ですから、それなりに医療のことも知ってるということもあり、なんとかなるという安心感を持っていましたね。
白内障と言われたのは20歳代。手術を考える時期について考えるように言われたのは27歳。
まさかの展開に驚いていたけど、見え方の悪さは感じていたので驚きもしませんでした。
それから、徐々に暗いところでの見えない感覚は進んでいたし、とにかく眩しさが強いのと、両眼を見開いても、どうも端っこは見えないし、中心辺りも煙ったように見えていました。
白内障の怖いことは、とにかくきれいに見えないこと。
そして、光が眩しかったり、明暗変換がうまく行かなくて、転倒などのリスクがあること。
私の場合,手術の予約をした時点で、平均90歳代くらいの濁りはあると言われていました。
白内障手術でスッキリ見えるようになる、そういう説明の他に、『人によって術後の満足感は違う』ことの説明を受けました。
単焦点レンズと多焦点レンズの説明を求めましたが、私の場合、単焦点レンズで予定していると言われ、単焦点の累進レンズを選ぶようにアドバイスを受けて、両眼とも単焦点レンズに決定しました。
元々、-3.0を超える近視と、+3.0を超える老眼もありました。眼鏡なし・コンタクトレンズなしの生活もしていなかったし、術後眼鏡かけることにも違和感はありません。
なら、ちゃんと見えること。フレアが起こりにくいこと、目が疲れないことを選びました。
多焦点レンズで見積もりも取ってみたり、両眼の度数を変えて近くも遠くも見える方法も検討しましたね。
コンタクトレンズで、右と左の度数を変えて試してみるも、気持ちが悪くなったり頭痛がしたりして、無理だとわかったことで、納得してレンズを決めました。
今は、普通の生活では眼鏡は必要ないです。ただし、小さな文字を見る時はメガネは必要ですね。
それでも、隅っこから隅っこまで見えるようになったし、光の眩しさも軽減しました。暗いところでも、以前よりは見えるようになり、夜道も怖くなくなりました。
まあね、手術は思っていたより大変でした笑。思ってもいないことも起こり、かなり心配もしました。
でもちゃんと水晶体手術のできる入院設備のある眼科でしたから、きちんと対応してもらい、今はまったく問題ありません。
手術を初めてみて、そのままではレンズの固定ができないことが分かり、術中に術式変更があったりしても、経過も順調で今に至ります。
眼科選びも大事。若くして白内障と診断されている場合は、町医者では対応できないこともあります。だから、できるなら経験の多い医師の手術を選び、設備も十分な医療機関を選ぶことですね。
私も予定していたレンズは右のみ、左目は他の累進単焦点レンズに変更になりました。
元々術前検査で、そうなることは想定していたので、眼内レンズも2種類用意していたのですけどね。
あの左目の術後の具合の悪さは、今でも忘れることはできません。
まあね、今は本当に快適。アレルギーで目の痒みもあっても、見え方が悪くなることはありません。
今では、白内障手術を受けてよかったと思うし、その後レーザーを2回当てて、眼底血管の問題も抑えてもらいました。
安心して生活できることの喜び。
まあ、ずーっと見づらい生活が続いていたので、9ヶ月経っても、満足しています。
それはね、私の場合うまくいったから。
それに限ります。
早く白内障の手術を受けて眼鏡なしになりたいとか、そんなことは考えない方が良いですね。
手術を受けて見づらくなることもあります。
私の働く医療機関にも、白内障手術後不満足を訴える患者さんも多くいます。
だから、早めの手術はお勧めしません。でも、私のように早くから白内障になり成熟・過熟状態にあるなら、担当医の意見を聞いた方が良いと思います。
私の場合、大きな病院で受けることを最初から決めていたので問題なかったのですが、同時に両眼の手術は受けない方が良いと思いますね。
100%の人が白内障になります。
でも、見づらくなる年齢は様々。
怖いなーとか、心当たりあるなら、ひとまず眼科受診を考えてくださいね😊。