ハローとグッバイのくりかえし | 「カヨコの戯言」...シンガーソングライター・カヨコのBLOG
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昨日は5年振りの太陽と虎でライヴでした
移動中の新幹線でこれを書いています


ファジーロジックというバンドが解散しました
ボーカルの西田くんはとてもアニメ好きで
ソングライティングセンスが抜群で
人懐っこくて少し頑固な生粋のバンドマンです

共通の話題も多くて
何より尊敬し合っているので、仲良くなるのに
そんなに時間がかからなかった人です


解散するとの知らせを受け
二つ返事で出演を決めました

8年間必死でやってきたことを
自らの手で終わらせるというのは
本人とても感慨深いのでは…と思ってましたが

当日のファジーロジックのライヴは
とても前向きでカラッとしていて
男らしい幕引きとなった素敵な神戸の夜でした



わたしは唄うときに
「目の前の人の、心に近付きたい」
と思っていつもライヴしてます

たった30分間のライヴで
心に近付きたいなんておこがましいかもですが


音楽を通して出会い空間を共有することは
普通の出会い方をするよりも
ある意味、濃度が濃いもんなんじゃないかなと
思う時もあります

わたしの裸であり情けないところであり
醜いところであり自分勝手なところでもあり

そういうものを30分間途切れることなく
視覚も聴覚もすべて使って感じてもらうって
ライヴというのはすごいことだなぁと
改めて思ったのが昨夜のライヴでありました



人生のターニングポイントにおいて
つづける/やめる 
の二択を叩きつけられることはよくありますが

どちらを選んでもそれは「変化」だと思います


なるようになる!と言ってしまうと
もしかしたら楽観的に聞こえてしまうかもですが

選ぶべきときは、ほっておいてもきっと来るし
宿命という生き物みたいなやつが退路を絶つまで

まっすぐまっすぐ生きてたら
自ずと答えは見えてくるのではないかなと

最近はそんな気持ちで生きてます




ライヴが終わってメンバーと解散してから
スタッフのみきちゃんと2人でご飯を食べました

仲良かったバンドの解散や休止、
メンバーの脱退…というような話題になりました


この年齢になると
仲良かった沢山の人が音楽から離れていきます

間近でそれを見るたび、悲しい気持ちの反面
「1日でも1秒でも長く、楽しくて大好きな音楽を続けられる方法を考えよう」
と、自分と音楽のことを考えます



でも

そもそも音楽ってのは
終わるとかって概念に縛られてるもんじゃないな

ずっと心の中、身体の中で
鳴り続けてるもんだな

だから別に音楽を生業にすることを辞めたとて
その人の中で音楽はずっと鳴り続けるもんだなと




「つづける」ことを選択したわたしは

ただただ感じたこと表現したいことを
愚直に体現する楽器であれたらいいなぁ






ワンマンを終えてからの1ヶ月半
食べるもの、聴こえる音、触れ合う人
すべてが突然キラキラし始めました

ワンマンで、みんなからもらったガソリンが
身体の中にいっぱい蓄積してる感じです

見落としてたものたくさんあったな
いっぱい拾いに行かなきゃな




わたしにとっても
変化の年なのかなと思います

新しい感覚に
怖がらずに飛び込んでみるのもひとつかなぁ





といった感じで
思いのほか長くなってしまった…

また、時間があるときに
しょーもないことも書きます

こないだ高知旅行行った話を書こうとしてたのに
何故かこんなブログになってしまった謎


高知話はまた次回に…


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それでは、また!