月組「Golden Dead Schille」2/3ライブ配信
彩海せらバウ、ライブ配信でした。
本当は遠征中に公演を見れたらいいなーと思っていたのですが、
流石にバウホール、チケット手に入りませんでした💦
というわけで、配信見た感想です。
今回の作品は熊倉飛鳥先生。
前回、星組の極美慎バウ初主演作品
ベアタ・ベアトリクス」で、
熊倉先生もバウデビューだった気がします。
前回も画家のオハナシ?
まだ慎ちゃんバウの作品は見れていないので、
完全に熊倉作品初見でした。
結果としては、うーーーーん。
前半は良かったんだけど、中盤からずっと眠かった💦
主役のエゴンの最期の場面から始まり、
ストーリーテラーが過去を回想していくという流れ。
1幕はエゴンの少年時代から始まり、
親や親戚の反対を押し切って絵描きになったは良いが、お金に苦労し、
更には展覧会でも、自分の絵を求めて絵を描き続けた結果、
批評家からも認められず、
田舎に引っ込んで細々と画家を続けつつ、
また苦難に巻き込まれていくところで終わります。
1幕は後半からテンポが悪くなり、
あみちゃん(彩海)がひたすらただ自分の絵を追い求めている歌を歌っているので
ちょっと眠くなったかな💦
台詞もわかりやすいし、
ダンサーも何人も使って、主役のあみちゃんが引き立つようにして
ストーリーテラーの使い方も良かったとは思います。
これが2幕は戦争が始まり、徴兵されて、
愛する恋人がいたにも関わらず、
契約のような愛のない結婚を選ぶのですが、
膨らませられる要素が沢山あるのに、
超失速!!
恋人ヴァリとの別れ、その後もよくわからんかったし。
舞音ちゃん(花妃)との場面ももっと膨らませたほうが絶対面白いのに、
超おまけ程度にしか出てこん。
2幕既にに結婚していて、もう喧嘩してて、奥さんヒステリックになって💦
最初にエゴンと妻が流行病にかかった件をやるので、
あれは最後にまたストーリーテラーのうーちゃん(英)から
説明だけでもあったら良かったような。
(結局スペイン風邪で2人とも亡くなられたようですので)
え?これで終わり?エゴンの絵が認められたのはわかるんだけど、
彼が最期にどういった終わりを迎えたのかというのが、
最初の説明だけだと、やっぱりわかりにくいよな。
キャストにしても、
叔父さん役のヤスくん(佳城)、
なんならお父さん役の大楠てらは
回想でもっと使えなかったんか。
ただ、フィナーレ付きは嬉しかったです。
やっぱり、こういう暗い作品はそれだけで終わってしまうと、結構ツラいもんあるし、
最後のあみりり(彩海・白河)のデュエダンでヴァリとのハピエンとなったようなね。
男役群舞はなんと黒燕尾!!!
るねちゃんを中心に、サイドにうーちゃん。
後ろにるおりあ(瑠皇)と七城。
いいです、とても。
そして、あみちゃん、るおりお、七城の3人だけで踊らせたのが
これからの月組を感じさせて、なんか感慨深かったな。
そうよなるおりあだって、もう新公卒業の年よねぇ。
十分戦力よねぇ。
で、娘役群舞。
センターは置かず、最前列にはみかこ(羽音)と舞音ちゃん。
あみちゃんと舞音ちゃんもきちんと絡ませて踊らせています。
最後はりりちゃんが真っ白のドレスで登場して、
あみちゃんとデュエットダンスを踊ります。
りりちゃん、堂々のバウヒロインだったね。
本当に良かったです。
で、駆け足で個人の感想。
まずBOYS!
あみちゃん(彩海せら)
暗い役なので、あみちゃんのキャラでもないんだけど、
これはお勉強だよね。
屈折していて、妹の結婚式に出たときなんて
超嫌なバカ兄貴って感じ💦
あみちゃんがこんな嫌なヤツオーラ出せるだなんて、
やっぱお芝居上手いんだなぁ。
でもヴァリといるときだけは幸せいっぱいでしたね。
それから、わかっちゃいたけど、歌が上手い。
高いキーどんだけ伸ばせるのよ。
芝居も上手いし、なんでも出来る人んだと改めて思うのでした。
るねちゃん(夢奈瑠音)
お師匠さんの役だったけど、流石の存在感でした。
るねちゃん、小顔なのは利点でもあり、
小顔過ぎて、小ささを感じるときもあるので、
今回顎髭まで付けていたけど、すごく似合っていたし、衣装も良かったですよね。
うーちゃん(英かおと)
記者の役?
でもエゴンを支えるパトロンでもあって、
このお話ではストーリーテラーを担当。
で、第一印象は、見栄えがすごい。
1人だけ小顔長身スタイル良過ぎ!
おまけにスーツ着こなし過ぎ!
うーちゃん、台詞が聞き取りやすいし、お芝居上手なので、
今回こういう役が来て嬉しかったです。
「ELPIDIO」のときは勿体無い感じしたもん。
これからは下級生の支えとしてますます活躍しますね。
彩音星凪
死のダンサー?エゴンの影ですよね。
彩音の眼力が効いてたし、ただ踊るだけではなく
台詞も喋るし、エゴンと常に向き合う存在なので
とてもおいしい役だったと思います。
存在感も素晴らしかったね。
今回のキャスト勢だと、彩音以外考えられん。
彩音、どうしても目立つダンサー枠が多くて、それも彼の武器であるとは思うのだけど、
今回みたく、芝居が入ったダンサーのお役は
とても良かったと思います。
七城雅
エゴンの友人役。
歌のナンバーもありましたね。
声が特徴的だよね、結構高いし。
もっと声が出来上がってくるといいよな。
るおりあ(瑠皇りあ)
こちらもエゴンの友人役。
歌のナンバー有り。
るおりあはお芝居も良いし、芝居声も、歌も良くて、
いつの間にこんなに頼りになる役者さんになったのだとビックリでした。
これからの時代にもっと活躍しますよね。
本当に新公主演が取れて良かったです✨
真弘蓮
うーちゃんと同じく新聞記者の役。
ストーリーテラーのうーちゃんと共に、ポイントで出てきて話を進める役割。
オラフ(真弘)も芝居上手だから上手く使ってくれてて嬉しい。
月乃だい亜
前半の酒場で結構台詞があり、おいしい役でした。
こんなに台詞を喋る月乃くんを見たのは初めて!
お芝居はそんなに上手くなかったので💦
もっと場数踏んで頑張れ💪
ダンサーには、涼宮くん、和真くん、しゅりんぷ(天つ風)。
和真くんはエルピのとき、もっと目立っていたので
今回はちと勿体なかったかな。
一応いじめっ子とか、酒場の客とか
アンサンブルでも色々活躍はしていました。
そしてGIRLS!
りりちゃん(白河りり)
今回初のバウヒロでしたね。
正直、配役が発表されるまでは、舞音ちゃんがヒロインだと思い込んでいましたが、
いざ配役が発表されると、恋人役がりりちゃん。
で、初日の幕があがれば、堂々と単独ヒロインだったことに驚きです。
私はりりちゃんみたく、実力派の娘役さん(しかも研3とかでIAFAの新公ヒロまでやってるし)は
もっともっと使われてほしいと思っていましたが、
月組は歌える人が多いし、番手付きの先輩も後輩もいるもんだから、
ちょっと埋もれている感じはありました。
そこでようやく来たチャンスです。
で、とっても可愛らしかったですが、
ヒロインとしての華やかさがあるかといえば、
ビジュアル的にはやっぱり地味なのかなぁ💦
ヴァリはエゴンを応援し、彼の絵を、彼自身を純粋に愛している役。
エゴンにとってはこの作品の中ではファムファタール的存在です。
彼女じゃなきゃダメで、彼女じゃなきゃ生きていけないくらい。
彼女の持っているイメージは結構強い女性像だったので、
今回、ひたすらエゴンを支える健気な女性像もよく表現できていたと思います。
で、歌も改めてものすごい上手いですよね。
いつもはパンチを効かせて歌う印象が強かったですけど、
哀しげに歌うことも出来るのね。
お化粧はもっと改善求みます。
新公ヒロやった頃からアイメイク変わっとらんのよ。
絶対もっと描けると思うんよなぁ。
みかこ(羽音みか)
酒場でのナンバーがあって
結構丸々一曲歌ってておいしかったな。
そのあとはエゴンの絵のモデルになる場面もあり、
エゴンを誘惑する場面もあり。
酒場のスターで男の人からモテモテの花形。
そう、みかこは妙な色気があるんよな。
舞音ちゃん(花妃舞音)
エゴンの奥さん役ではあるんだけど、
愛のない結婚で、エゴンにツラいめにあわされます。
舞音ちゃんさー、可愛いんだけど、
やっぱりあのぶりっ子演技が色々邪魔しているというか、
今回みたいな芝居の場合に、
舞音ちゃんが舞音ちゃんとして存在しちゃうんだよね。
ブエノスアイレス(正塚作品)のときは、ぶりっ子演技以外もイケるやんって思ったんだけど、
これ、結構課題だと思います。
歌うときはぶりっ子以外の声出してるんだから、
芝居があのままだと、娘役トップになったときに、やれる作品限られてきちゃうよね。
彩姫みみ
両親からの虐待にあって、エゴンに助けを求めてくる少女の役。
歌う場面があって良かったよね。
とても上手でしたが、お顔が幼いから子役で活躍しそうですね。
というわけで、駆け足での感想でした。
どうやら、この配信日に
月城さん、鳳月さん、春海さんご観劇だったんだとか!!!
うわぁーーーーいいなぁ♡
バウは日曜日に千秋楽を迎えまして、
これで月組は一旦みんなお休みですね。
次回は月城さんのサヨナラ公演の大劇場公演となりますが、
集合日はいつなんでしょうね。
はぁ・・・・花組も退団公演お稽古中だし、
なんだか寂しくなります。。。。