星組「VIOLETOPIA」1/31
続きまして、ショー「VIOLETOPIA」の感想です。
「RRR」の記事にも書きましたが、
「VIOLETOPIA」は指田珠子先生の大劇場デビュー作品です。
元々芝居を書ける先生なので、ショー作家デビューかぁ。。。とも思ったのですが、
今まで3作品とも、その作品の世界観がしっかりとあって、
それがどれも色味は違うのだけれど、とっても素敵だったので、
ショーを作られても美しいだろうと期待しておりました。
今回のショー、テーマがあるとすれば劇場が主役のハナシ。
さっしー(指田)の個性がふんだんに現れたショーでした。
かなり個性的に作り込んでいたけど、
それでも若手だけの場面、退団者だけのシーン、
ロケットや、男役群舞、デュエダンなどをきちんと織り交ぜて、
宝塚のあるあるの構成通りには作ってくれていたので、
個人的にはストレスなく見れました。
ま、さっしーなら、それすらぶち壊して、
えぇ?そんな展開でパレード突入?
みたいなビックリ構成もあっても良かった気もします。
(退団公演じゃないなら)
てか、今回結構オープニングがさっしーがやりたかった世界観が
存分に詰め込まれていて、えらく個性的だったので
尚更最後までその世界観を貫き通しても良かったのかなと。
比較対象をウエクミの「BADDY」とすると、
怒りのラインダンスとか、
デュエットダンスすらストーリー性があったりして、
パレードでタバコ🚬吸ったり。
結構やりたい放題やって、爪痕残しまくって辞めていきましたね、あの方は💦
今回ね、他の方のレポをサラッと読んでみたりしたのですが、
意外とハマっている人と、そうでない人が両極端に分かれていて、
それも見ててわかる気がしました。
世界観が強いだけに、全体的に暗く感じてしまう人もいたようで。
でもオギー(荻田浩一)の「バビロン」とかも初見は
とにかく暗くて(照明すら暗くて)
あんまり好きじゃなかったけど、
最後はその世界観にドップリはまって、
今でも再演してほしいショー、上位だもんなぁ。
ようは、どの作品も好みがあって、
ハマるかハマらないか次第なんですよね。
今回もまさに両極端に好みが分かれそうなショーでした。
オープニング。
いやーーー最高でした。
最初廃墟なんか?みたいな暗い静寂から始まり、
こっちゃん(礼)がスミレの花に触れると
一気に人が出て来て音楽もかかって、場面が始まるところとか、
盆を使っての場面転換とかもワクワクする感じだったし、
ブロック毎に着ている服を分けて揃えていて、
そこに盆をまわしているので、
どんどん色んな人達が現れて、場面が変わっていくのが面白い。
人の配置も綺麗だったし上手い。
(これ見て、ここらへんはくりたん(栗田優香)は盆使いもっと頑張ってほしい。そこが割と平面的だったから)
衣装も今回有村先生なんですけど、
あのひっとん(舞空)のグリーンの衣装がなんとも美しくて。
ありちゃん(暁)、極美とこれまた衣装を着こなす2番手3番手がおって、
今回のショーは特に見た目も個性的で世界観強いから、
ビジュアル派の星組には適任だったと思います。
オープニング終わり。
こっちゃんとひっとんで、穴が空いた傘を持ってデュエットソング。
あのー、よくあるオープニング終わりの主演コンビによるデュエットはわかるんですが、
それにしては衣装が個性的過ぎて、ゴージャス過ぎて、
その割にポップなテイストで、
しかも穴のあいた傘が、持ち手とか結構普通の傘で、衣装ともあってないし💦
ことなこソング嬉しいけど、もっとポップな衣装でやってほしかったぜ。
第2場
ありちゃんメインの場面。
劇場がテーマだからなのか、この場面は稽古場のような印象でした。
舞台の主役達は、ぴーすけ(天華)と天飛が詩ちを取り合う的な?
ありちゃんも詩ちに想いを寄せていて、
詩ちとの場面もありました。
詩ち、しっかり2番手娘役だったし、
やっぱりありちゃんの場面に入ってくるよね。
第3場
サーカス小屋の場面。
極美が団長さん?
こっちゃんがヘビ?
ひっとんはヘビを助けてあげようとしている少女なのか?
ちと設定わからんかったが💦
最後にサーカス小屋が一瞬でなくなり、
影絵みたく、遠くにサーカスの一団が去っていくような光景。
これは夢だったのか。幻だったかのか。
サーカス小屋なんて鼻からなかったかのような。
とても素敵でした。
極美の団長コスも非常に似合っててカッコいいんですけど、
こっちゃんがね、
ビジュアルこそ、ヘビよりタヌちゃんフェイスだけど、
動きがしなやかすぎて、
こっちゃんって関節とかも柔らかいのな。
身体も柔らかいんだけど、特に関節。
BMBの紫吹淳以来のホンマもんのヘビがいたよ。
第4場
ここから中詰なんだけど、
まさかのテーマソングがDEEP PURPLEの「HighwaySTAR」
何故にこの曲のチョイスや笑
初日映像見て、ここは大爆笑だった。
宝塚でHighwaySTARかー。
いや、ある意味斬新よ、さっしー笑
お近くにはぴーすけ、慎ちゃん、天飛が降りてきました。
ビジュアルよいな、星組は!
そのあと「Lisztomania」で客席降りだったのですが、
なんだろうか、曲調的に盛り上がらないというか、
客席降りするにはノリにくいと思うのはワタシだけでしょうか💦
HighwaySTARがノリノリ過ぎるから、尚更そう感じるのなぁ。
今回はサイドブロックの通路間際のお席だったのですが、
まさかのこっちゃん、ひっとん、ありちゃんが
こんなサブセン通路まで来てくれるなんて思いもせず。
てか、どっからやってきたんや💦
しかもお近くにしばらく滞在してくれまして、
近くのお客様にも絡みにいかれていて、やーーーーー!!!!!
ひっとんが可愛過ぎる!!!!
顔ちっさい!!!笑顔100点満点!!!
そしてこっちゃんのカリスマ性よ。
礼真琴無双やったな。
そのあとまたメンバーが変わり、客席降り。
お近くにひろ香さんがいらして、あの優しい笑顔でニッコリしてくださいました✨
通路側じゃなくても優しいんだ、ひろ兄ぃ✨
第5場
お次は楽屋にて若手だけの場面。
極美、さりお(碧海)、天飛、エクボの君(奏碧)、碧音斗和、御剣、つんつん(稀惺)、大希くん
だったかな。
このチョイス面白いな。
極美、さりお、天飛、つんつん、大希くんは新公主演組、
エクボの君はイケメン枠、
ここまではわかるのですが、
碧音斗和くんが芝居ショー共に扱いが良い。
新公主演はとってないし、実力派枠かなぁ・・・とも思うし。
御剣くんは個人的にはイケメン枠なのだけど、
彼、前回も今回も新公ではありちゃんの役なんだよね。
だから1回は取るのかなぁ。。。
大希くんはスタイル良さそうだった。
けど、もっともっと絞れることを期待!
そして若手だけのこういう場面があると、やっぱ楽しいわ。
第6場
オープニングの次にハマった場面。
てか、むしろさっしーのやりたいであろう本質は
こっちの場面のような気もします。
場面後半はただただ悪夢のようで、
ゾンビでも出てきそうだったよね笑
いやーーー、この場面、完全沼。
きっとBlu-rayでも買おうもんなら、リピ確定場面。
(ま、いずれにせよ劇場で体感したい場面。いい意味で震えた。)
ひっとんの黒燕尾がメッチャかっこよすぎて、
さっしー、こんなひっとん見せてくれてありがとうだし、
ありの女装が、クルンテープのときは「全くの男子」だったのに対して、
今回は女装であることより、突き出た脚の筋肉にしか目がいかん。
それくらいムッキムキでさぁ🥰
前よりかは女子なんだけど、やっぱカマティックで可愛かった。。。
第7場
前場が物凄い勢いで盛り上がって、最後クライマックスを迎えての、静寂というか。
こっちゃん少年が1人で踊るのですが、
こっちゃんのダンスはずっと見ていられるわぁ。。。。
ででで、構成や演出、ビジュアル見たら、
光ちゃん(柚香光)にやってみてほしかったとも思う。
こういうの強いと思う。(要はヘビよ←結局これが言いたい
第8場
ここからがフィナーレ。
一気にヅカ仕様に戻ります。
上手スッポンからセリあがってきたのは、ぴーすけ。
退団ご褒美かな。銀橋をひとりで渡り歌います。
歌は「As time goes by」
退団で最後に良い曲歌わせてもらったよね。
第9場
ロケットですね。
ロケットボーイが4人もいて、皆んな指揮者さんらしい。