宮田佳代子オフィシャルブログ「ママレード・カフェ」Powered by Ameba -151ページ目

ふるさとを考える・・ママ

NHKの朝の連ドラ、

見てますか?


今回は「ゲゲゲの女房」


★8歳1カ月の日記  4月22日


水木しげるさんの奥様がお書きになった本がドラマ化された「ゲゲゲの女房」。


今日は朝っぱらから泣かされた。


おとなしくていつも目立たない主人公の布美枝。

お見合いで出会ったしげるとは、なんと出会ってから5日で結婚が決まった。


今日は布美枝がしげるとともに汽車で東京に発つシーンだった。


どんな新婚生活が始まるのか、不安でいっぱいなまま、しげると東京行きの汽車に乗り込む。


見慣れた山や川の合間をすり抜け

汽車がゆく。


もう二度と戻れないかもしれないと思う布美枝の脳裏に、ふるさとの情景が浮かぶ。


見送りに来なかった父の顔、

なくなったおばあさんの顔、

いつも自分を案じていた母の顔、


小さかったときの家族の食卓

笑ったこと

泣いたこと

しかられたこと


さまざまなシーンがうかぶが、

まるで

無情にもそれらを置き去りにするがのように

汽車がゆく。


ふるさととの別れ



いや~。

泣けちゃったよ。

もう恥ずかしいほど泣けちゃったよ。


昔だったら「布美枝」に自分を映していたけど

今は違うんだよね。


つまり、boy(息子の仮称)と「布美枝」を重ねてしまう。


当たり前のように過ごしてきたふるさとでの日々、

ふるさとから去る時、人は何を思い出すのだろう。


boyはどうかな。

どんなシーンを、

どんな顔を思い出すのかな。


日々、忙しくてあわただしさに追われているけど

その一つ一つのシーンがすべて

boyの中に「ふるさと」として蓄積されているのだ。


それを思ったら

日々の生活の中で

無駄なシーンなんて一つもない。


私はどんなふるさとをboyに残してやれるのだろう。


もっと大切に生きよう。

もっと感謝して生きよう。

すべてのシーンが、boyにとっての

ふるさとの蓄積であることを自覚しよう。


当たり前を大切にしよう。


アクシデントも大切にしよう。


二度と戻らない一瞬の積み重ね。


子供はやがて巣立って行ってしまうのだ。


そんなことを、たった数分のテレビのシーンで

深く感じたものだから


涙はとまらないし

今日は一日頭が痛かった。


   END


なおみさん、コメントありがとう!

頑張って更新していきますので

また是非遊びにきてね。





素直なままでいてね・・boy

★boy8歳1カ月の日の日記 4月21日


どうやら学校に

好きな子がいるらしい。


この時代の子供の恋心は

どんなものだったか。

自分の時を思い出そうと思っても

なかなか思い出せない。


おそろいのキーホルダーをプレゼントしたいと

自分の分とその子の分を選んだ。


「学校のかばんにつけるんだ。

つけてくれるかな。」


ほほえましく思いながらも

つい余計なことを言ってしまう。

「お揃いでつけていたら

boy(息子の仮称)がその子のこと

好きだってみんなにわかっちゃうよ~」


他の子に冷やかされて傷つきゃしないかと心配して言ったのだが、本人からは意外なお答え。


「どうして?

どうして他の子にわかっちゃいけないの?

いいじゃない。」


…確かに。

そうだよね。

人にどう思われても

好きなのは事実なんだから

構わないよね。


いつまでこんなにピュアでいてくれるかな。

その素直な気持ちにハッとさせられたわ~。


ママは、君から教わることもあるんだ。

たくさんね。



  end




モカモカさん、つばさママさん、

コメントをありがとうございます。


俗に言う「マタニティーマーク」ってやつですね。

私の妊婦時代には

そういう気のきいたものはなかったな~。


長い妊婦時代のうち

本当に人が気づいてくれるほど

お腹が大きくなる期間は短いからこそ

こういうマークがあれば、

周りのひとたちは

気付いてあげられるよね。


つばさママさんはあと3カ月ちょっとですか。

これからどんどんお腹も目立ってくる頃ね。


私のその時期はまだテレ朝の番組に出演していて

だぶだぶのスーツを着ていたりすると

誰にも気づいてもらえない感じでした。

日曜日の10時からの番組ですが

土曜の夜8時から打ち合わせがあり、

スタッフの多くがたばこを吸っていて

かなりきつかったのを覚えています。


それでも共演の島田紳助さんが

政治の話を外れて

いろんな面白い話をたくさんしてくれ

お腹がよじれるほど笑い

よい気分転換になっていたのも確かです。


お腹がひりひりしてきたのは

本当に最後の一カ月かな。

肌にみみずばれのような線が入り

…俗に言う妊娠線ってやつね。

クリームを一生懸命塗りました。


8月3日に元気な赤ちゃんが生まれますように

心からお祈りしています。



良いこともあるもんだ。。の過去日記

妊婦になって、

初めて感じたことといえば

お腹が大きいだけで、

当たり前のことが

こんなに辛いんだなってこと。


母親教室などではよく、

夫の体に「うそのお腹」を巻きつけて

妊婦体験をするところもある。

そう、お腹がデカイと、

結構不便だったりするのだ。


いやだな、不便だなと感じているとき

不意に助けてくれる人がいると

その優しさがホントに心に染みるもの。


妊婦の皆さんも

そんな体験ありませんか?


というわけで、

今日はスーパーでの体験の過去日記


★妊娠9カ月  2月25日の過去日記


つわりに時に比べたら

きっと数倍楽なんだろうなと思うけど

やっぱり体がしんどくてやになる。


具合悪いながらもスーパーへ。

フウフウいいながらカートを押し

野菜や飲み物をカートに入れる。


混んでいる時間に行くと

人とカートの間に挟まれて

とりたい商品がとれない時だってあるんだ。


急に誰かに押されて

おなかがつぶれたらどうしようとか

いろんなことを考えている自分がいる。


ようやく買うものをすべてカートに入れ終え、

レジへと進む。

ちょっと買いすぎたかな。

かごは山盛りだ。


お釣りをもらい、お財布に戻していると

今の今までレジを打っていたお姉さんが

さっと、身をひるがえして私の横にやってきた。

何かと思ったら、

私のかごをひょいと持ち上げ、

袋詰めする台に運んでくれたのだ。

「気を付けてくださいね」

お姉さんはとても優しい笑顔で私に言った。


なんて素敵。


私は、とてもうれしい自分の気持ちを

きちんと伝えたくて、

ありったけの笑顔をしてお礼を言った。

「どうもありがとう」


スーパーの袋3つ分の買い物を

車に詰め込み、

今度はカートを元の場所に戻しに行った。


私の前には一人の大学生の男の子が

やはりカートを戻しに来ていた。

彼は自分のカートを所定の場所に戻した瞬間、

くるりと私のほうに振り向き、

私のカートを自分のほうに引き寄せた。

「やっておいてあげますよ。」


「ありがとうございます!」

またもやできる限りの気持ちを込めて

礼を言った。


うれしくて、

うれしくて。


してくれたこともうれしかったけど

なによりも、

わざわざ言葉を添えてくれたことが

もっとうれしかった。


私は「言葉」が好きだ。

口があるんだから言葉を発っしようよ。


言葉を添えてくれたことで、

してくれたことは10倍にも20倍にも

人間らしくなる。


つながれた喜び。


私はどうやってこの感謝を形にしよう。


そうだ、

いつか誰かに同じように優しくして

きっと返そう。

その時に一番ぴったりの

とっておきの言葉を添えて。


   END