ずっと読みたかった本
新品だよ。
借りたい本が市の図書館にない場合は、リクエストカードを提出することで運が良ければ買ってもらえます。府や、他の市の図書館からお取り寄せになる場合もあるけどね。
これまで、1万円ぐらいは新品本買ってもらってるわ
ふるさと納税でほぼ住民税入れないのに😂
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前半は「聴く」技術について、後半は「聴く」ための声について書かれています。
over the sunで堀井さんの声を聴いていたり、ある程度堀井さんの人柄を知っていたりすることと、本書の丁寧な文章に一貫性があるため、実際に堀井さんが読み聞かせてくれているようで、とても読みやすかったです。
ジェーン・スーさんや元テレ東の佐久間さんの本が読みやすかったのもその理由。私はラジオっ子なので「聞く」を通じて情報をインプットすることが得意なのかも。
前半を読み終わって分かったのは、「聴きポジ(聴き手のポジション)」には、事前のインプットが前提となっているということ。
聴く側に回ることで、最小限の労力でオトクな情報が得られると思われていますが、実は聴き役のほうが高度なスキルが求められる。
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インプットといっても、相手の専門用語や業界用語だけでなく、頷きのタイミングや自分と価値観が異なる人への対応など「聴く」心構えも持ち合わせて置く必要があります。
前者は、私自身勉強が好きだし、自分でも事前準備をしたことで良かった経験をしているので、やってきたことは間違ってなかったんだと安心しました。
問題は後者だよ。
私の場合、何で事前準備をしてきたかって「相手に舐められたくなかった」からなんですよね。まさに「敵を知り、己を知 れば百戦危うからず」
自分に自信がないからこそ、「私の自尊心に踏み入れるなよ」と相手を論破しようと常に戦闘モード。はい、これは以前から自覚があります。
▼特に手話な。
一方、堀井さんは自分と全く違う意見を持った人に出会ったときは、「争わない、受け入れない、でも、受け止める」というスタンスを取るとのこと。
それぞれ別の考え方を持っているという事実を受け止め、「どっちが正しい」と判断しないこと。
つまり、自分の心のポストに投函してもらうのはOK、ただし、そのメッセージを部屋の中に入れるかどうかは別ってことであると、私は解釈しました。
ただ「いい子」になるだけでは、自分の個性がなくなっちゃう。なので、異なる考え方については、「新しい情報をいただきました」と内なる引き出しにしまっておく。心の引き出しはいくらあっても足りませんからね。
「この人が言っていることはよく分からん」とシャッターを下ろすのではなく、「どうしてそう思うのか聴かせてください」というフラットなスタンスが大切。
そして、聴き終わった後に「どうすれば歩み寄れるか」や「自分の意見を聴いてもらえるか」を考える。
*
仕事だと利害関係があるので、急にこのスタンスを取るのは難しいけど、情報交換会なら実践できるかも。
▼情報交換会についてはこちらの記事から
本書でも書かれているけど、「聴きポジ」は多様性の時代には不可欠。確かに、ろう者という色眼鏡を通じて、話を聴いていたなぁ…
まとめると…
聴くときは、自分の軸を守りつつ、自分と違う価値観に触れる学びのチャンスというマインドセットを持っておく。
そのうえで、相手の思考をゆっくり、丁寧にすくい上げ、時には、相手の話を映像としてイメージできるくらい「問い」を重ねる。そうすることで会話そのものを楽しめるようになる。
私自身、おもしろい話はできませんし、手話の技術もまだまだですが、ろうの方々に「なんだかいい人だったなぁ」「楽しかったなぁ」と思ってもらえるよう、いい空気を作る人になりたいです
▼ETVOSの新パーフェクトキット
イエベの私はラベンダーベージュを選択◎