昨日夫と深刻な？口論になりました。
夕方かえってきた時からどうも浮かない顔をしているので、「どうしたの？」と聞いたら、
「イイんだ…。どうせおんなじこと話の繰り返しになるだけなんだから…。」と不幸な顔をしながら本を読んでいる。
そんな
「今僕は気分が悪いから、何があったか聞いて！！
」
と顔にでかでかと書きながらそんなこと言われてもねえ…。と、
「そんな顔して「なんでもない」とか言われても気になるから言ってよ」
と聞いたところ、
「君は僕を全然理解してくれないし、どんどん二人の生活が別れて行って、、、価値観も全然違うし…
」
となんだか深刻な雰囲気になってきた
・・・長い話を短くすると、夫は自分が環境保護のために行っている活動を、私にもっと理解して、応援して欲しいと思っているらしいです。
まず、夫は仕事で、大学教授の義務としての講義や研究以外にも、市の色々なプロジェクトに関わっています。
別にやらなくてもいいんですが。
その上Scientist for Futureという、Fridays for Futureの科学者版、みたいなボランティア活動にも結構なエネルギーを注いでいます。
そして、親戚間でやっている細々としたビジネスを引き継がなくてはならなくなり、週末は時間をそれに割いている。
大学教授としての義務以外の部分は、全部無償でやっています。
ずっと仕事が忙しいといいながら、なんでボランティア活動までそんなに足を突っ込むのかわからないけど、
本人がやりたいなら好きにすればいい
、、、というのが私のスタンスです。
別に応援をするわけではないけど、邪魔もしない、みたいな。
でも、さすがにその活動のせいで週末が潰れ、私の時間まで奪われるようだと文句を言います。
でも、夫としては、ボランティア活動をしたり、親戚間のビジネスに手を貸したり、さらには環境保護のために飛行機に乗らなかったり、ベジタリアンだったりするのは、「自分がやりたいこと」だからやっているわけではなく、
それをするのが正しいことだから、すべきことだから
やっているらしいのですよね…。
「僕だって、ボランティア活動をするのを嫌な時もあるし、牛乳の代わりにオートミルクでコーヒーを飲むのはまずいし、鶏肉だって食べたい。
でも、それは人類の未来を守るためにやるべきことだからやっているんだ。
（正しいことをするために）自分と闘うのも大変なのに、
その上君から「自分の好きでやっている事でしょ」という目で見られ、
時には君と闘わなくてはいけないとなると、本当に大変でエネルギーがなくなる…。
そして、こういう行動をしないと、僕は人生の意味が見いだせないし、自分が自分でなくなる感じがするんだ」
んだそうですよ。
なんかもう私は、彼の思考回路がわからな過ぎて
まず、自分が本当はやりたくないのに、「正しいことだから」やるという思考回路が理解できない。
例えば、私は今幼稚園で無償で働いていて、発達障害のある子に親身に寄り添っていて、それをその子の親からとても感謝されています。
が、それは「正しいことだから」やっているいうわけではなく、それが私の深い満足につながるからやっているわけです。
結果的にそれは感謝されるようなことかもしれないけど、まあ、ぶっちゃけ私が好きでやっている。
彼のボランティア活動も、環境保護活動も、魂の深い満足につながるからやっていることだと思うんですが…。
そして、個人が飛行機に乗らないとかベジタリアンだとかも、そんなに環境保護に影響があるとも思えない。
国が大規模に規制しない限り、「何か環境のためにやっている」という自己満足の域をすぎない。
その本音を隠してまで、心から夫の応援は出来ない…。
彼は私から、
「人類の将来を考えててすごいね！ボランティアで活動していて本当に気高いね！
ベジタリアンなのも偉い！」
という応援と肯定が欲しいんでしょうが。。。
どうも私は彼が熱意を燃やしていることを、冷めた目で見てしまうんですよね。
彼が環境意識が高いことで、私の食生活や旅行先が限定されてしまっていることに大いに関係があると思いますが…。
実はやりたくなくて、自分を鼓舞して、妻にも応援してもらわなきゃ出来ないぐらいなら、やらなければいいじゃない…。
そんなことで泣き言いわれても…。
という感想しか持てません。
でもこのことは何度も話題になるので、彼の中でとても引っかかっているのだと思います。
どうやったら歩みよれるのかわからな過ぎて頭が痛いです。