明けましておめでとうございます。
遅ればせですが、2022年の振り返りと2023年の抱負を。
2022年は、結婚してから10年くらい安定していた生活が、徐々に変化の兆しを見せてきた年でした。
良し悪しに関わらず、変化が避けがたいのがわかってきたというか。
まず、自分の体調に変化が見られました。
普段健康な私にしては、とても病気の多い年でした。
帯状疱疹になったり、胃腸炎で旅行が潰れたり、働き始めたと思ったら風邪を引きっぱなしだったり…。
更年期なのか、ホルモンバランスが悪く、精神的に落ちることもしばしば。
それとともに、考え方もすこし変わってきました。
若い頃の、自分の可能性を信じ、自分を磨き、よりよい将来を目指して目標を立てる、という見方をやっと離れ、
良いところも悪いところもひっくるめ、今の等身大の自分を受け入れ、その自分とどうやって残りの人生をいかに精神的に充実させて過ごすかということに重点が動いてきたような。
それによって、
「(若い頃に考えていたような)前進ではないかもしれないけど、精神的に充実するであろう仕事を始めよう」
と幼稚園での見習い仕事をとうとう始められました。
次に、私の両親が二人とも大病をしました。
両親が病気をしたことで、心の故郷=日本での基盤が弱くなってきて、ドイツにどんどん移ってきているのを感じました。
ドイツでも、長女の日本語教育を諦めたあたりから、普段かかわる人はドイツ人がほとんどになり、日本人社会とのかかわりも薄れてきました。
自分の根っこがドイツ社会へと否応なしに動かされているというのかな…。
3つ目は、夫との関係。
普段「意識高すぎる系」だと散々揶揄してますが、元々そういう「気高い」ところが好きになったポイントだったんですよね。
「Nobles Oblige」というか、自己を滅し公のために仕える精神が身についているというか。
なので、倫理観に関しては、どことなく「夫の方が優れてる」と思ってた節があります。
私の方が正しくないから合わせなきゃ、見たいな。
でも10年も経って、それに無理が見えてきたというか、もう一切合わせたくない、という思いがこの一年とても大きくなってきました。
結婚前の自分自身の好みそのものに帰りたいというか…。
ベジタリアンに合わせた料理ももう作るのやだし、もともと贅沢好きなのに、ラグジュアリーとは程遠い生活しているのもやだ。
環境のために、日本帰国以外は飛行機に乗るのを避ける夫に合わせて、休暇はいつも電車か車でいける範囲ですが、それも飽きてきた。
カナダにもまた行きたいし、アイスランドもアフリカのサバンナも中国も行きたい。そのうちもういけなくなっちゃうかもしれないし、早めに!
夫婦関係を壊したいわけではないのですが、もっと自分の好みを貫いて生きたい。
今年は48歳、そろそろ人生の後半戦に入ります。
この変化の行きつく先がどこにあるのかまだ見えないけど、川の流れにさらさらと身を任せて、移り変わる景色を楽しんでいきたいです。
興味がある本をもっと読んだり、瞑想を再開させたり、好きな音楽をもっと深く聞いたり、精神的なものも深めていきたい。
去年までは、そういうことをしていると、どこかで「これは働かなくちゃいけないプレッシャーから逃げているだけでは」という疑いが自分の中から消えなかったのですが、
やっと念願の保育士の職業訓練の入り口に立ったことで、
「仕事をしていてもそっち方面に興味がある」ことがわかってホッとしています。
なので、心置きなくそちらの興味も追求していこうと思います。
新年の休みに挑戦したのはこの本。
村上春樹と、杉本博司が二人しておススメしていたので、「これは読まねば!」と始めたものの、難解すぎて全く進みません笑。
どなたか一緒に読んでもいい!という方がいらしたらブッククラブで取り上げようかな~。
今年もよろしくお願いします