※こちらの記事の続きです
また打楽器待ちの時間です。
時間は大丈夫かな…
お願い、1秒でも早くセッティング終えて!!
と心の中で祈るばかりでした。
実際はそれほど長くなかったのに、すごく長く感じた待ち時間でした。
セッティングが終わりました。
いよいよ、自由曲へのタクトが上がる…
始めは低音楽器族が静かに奏でるアンサンブルです。
1番緊張するシーンで、これまでに音程合わせ、フレーズ合わせと確か4人くらいしか該当しなかったのに、なかなか合わなくて何回も何回も練習したところだったんです。
吹いてないメンバーにも緊張が走ってたのが、空気でなんとなく感じました…。
なんとか音程も許容範囲内で通過、その後クラリネット、ソプラノサックス、そして私が吹いたホルンのソロ、と続き、曲が進んで行きます。
まぁ、私のソロは1小節くらいでたいしたことなかったんですけど、短い分表現が難しくて何度もダメ出しされて…
結構しんどかったですが、今となっては良い思い出です。
…また曲が進み、後半へ突入。
いよいよ、お昼休み中にテンポ洗脳した魔の高速3連符ゾーンに入っていきます!!
ホルンは先取りして全員で奏でる前からずっと刻みなので集中力、体力勝負になってきます。
そしてハイライトの管楽器だけでなく打楽器も全部同じな動きをする2小節へ!!
速いからあっという間なんですけど、この2小節に向かって管楽器も盛り上げ、この2小節吹いた後ら各々の役目に散っていくという非常~にキーになる部分なんです。
ここを外したら普門館はない、もしくは金賞もない!っと気合い入れて、まさに『心を一つに!!』と祈るように吹いた場面でもありました。
…なんとかここも許容範囲内でクリア!!
あとはエンディングへまっしぐらです!
吹く事に集中しなきゃいけないのに、今までの練習とか、仲間うちでの色々な事を思い出して走馬灯の様に駆け巡るんですよね。
そうしてるうちに熱いものが込み上げてきて、ある1つの音を全員でまた吹いた時に一瞬にして涙が溢れてしまって…
引退とかそういう時以外、演奏中に泣いた事がなかったので、この時が初めての経験でした。
そのまま、最後の音へ突入。
ホルントップは結構キツイ音だったので、最後にして伸ばし音を当てられずに凹みましたが、なんとか自由曲も終了!!
先生の合図で一斉に立ち上がった時、ほとんどのメンバーがゼーゼーして肩が上下していました。
※つづきは、こちら♪♪