男メシというとどんなイメージがありますか?男メシと言えば、甘辛い味つけの丼物(牛丼、豚丼、カツ丼など)、甘辛いソースで食べる揚げ物(照り焼き)定食、濃い味のラーメン餃子、ケチャップたっぷりナポリタンなど、高脂肪、高シュガー、高塩分でご飯や麺類などを大量に食べる食事を思い浮かべませんか?
運動部の高校生や毎日数時間トレーニングをするプロアスリートではないごくふつーのサラリーマンがこんな食事を毎日食べれば当然体脂肪が増えます。
それだけではありません。
男性ホルモン(テストステロン)が皮下脂肪の中に隠れてしまい、血中の男性ホルモン量が低下することが最近の研究で明らかになりました。
テストステロンは脂溶性なので体脂肪が多ければ多いほど溶け込んで機能しなくなるというのです。
テストステロンの原料は脂肪なので、通常脂肪組織から脂肪を取り出す役目があるのですが、血中のホルモン量が低下するとその機能も下がるため体脂肪は増え続けます。つまり男メシでガッツリ食べる習慣のあるサラリーマンは体脂肪が増えて男性機能が低下するのです。
さらに悪いことには、脂肪細胞にはテストステロンを女性ホルモンに変える酵素があるので、脂肪に溶け込んだテストステロンは女性ホルモンに変換され、血中へ送り出されます。
つまり、男性ホルモンが減って女性ホルモンが増えるので、男らしさが減るだけでなく「心身の女性化」が起こります。
その状態になると、おっぱいができてくる(女性化乳房)だけではなく、性欲低下、不妊、勃起不全など、子供が欲しい人には大打撃な症状が起こります。
こういう人、コストコに行くとよく見かけます。
不妊の理由は得てして男性側にあります。
「俺は(私の夫は)肥満でないから大丈夫!」って思ったあなた、それは違います。もちろん肥満は男性機能を低下させますが、日本人は筋肉量が少なくて目に見えない内臓脂肪が増える傾向にあります。さらに、睡眠不足、慢性ストレスなどが重なると精子の数は激減ます。
牛丼やラーメンを飲むように食べる姿は一見「男前」かもしれません。でも本当に男らしい体と精神を維持したいなら、特に子供が欲しいと思うのなら、食事の見直しは必須ということです。