【12日目(5月24日-その1)】
起きてみると、外はどんより曇り空。
昨日よりは、だいぶ体のだるさや眠気などがましになってる!
郊外には午後から行くことにして、午前中はグランパレで行われている展示を見に行くことにしました。
「ARTISTES & ROBOTS(アーティスト&ロボット)」展!!
機械やロボットが、芸術家にとって代わることができるのか…という問題を含んだ、「機械による芸術」となっています。
ロボットが、プログラムによって制作したもの…これは芸術?
同じものがいくつもできるのなら…オリジナリティはどうなるの?と色々考えさせられる。
これは、カメラの目を通してみたものをデッサンしているロボット。
これらのデッサン、最後のショップで売ってて、一つ200ユーロだった!
でたらめに動いているようだけど、これもロボットによる現代アートと呼ぶのか。
他にもロボットやAIがたくさん。
映像を使った芸術では、合わせ鏡の暗い小部屋のなか、数字が動いていく!
2階につながる階段。
ここは、ほんと美しいなぁ。
上を見上げると…赤い細いパイプがつながったものが、少しずつ形を変えつつ下がってきたり、上がったり、ゆっくりしたスピードで動いている。
ピアノ線みたいなのでつられてるので、宙を舞ってるようで綺麗だったな。
動画の方が、動きがわかりやすいかも。
これらは、紙で作られた柱。
天井が鏡になってるので、ずっと高く見える。
柱に近づいてみると…こんな感じ。
細かくサイズの違う紙をレザーカッターで切り出し、積み重ねたもの。
この部屋は…上下左右に描かれた模様で、距離感覚がおかしくなっていく感じ。
不思議な空間だー!!
最後の部屋には、村上隆の作品がありました。
人の顔の中に人が…。
動いていて、般若心経を唱えてた。
こちら(↓)は、カメラを通して映ったものが、印象派の絵のように映し出されてる。
私もカメラの前に立って、自分の顔を映し出してみました。
手を振ったりしてるの、分かるかな…?
将来、実際に動いて作り上げるのはマシンで、人間はプログラミングするのみ…というのが、アートという作業になるのかも…。
カリグラフィーをしているというと、「手書きじゃなくて、パソコンで書いたら楽だし失敗もないのに、なんで手書き?」と聞かれることがたまにあるので、色々考えさせられる展示で、なかなか楽しかったです。
ちなみに、これはお手洗いの表示。
こんなところまで、ロボット!
お腹が空いたので、BHV近くのワッフル屋さんに行くことに。
ここ、グルテンフリーのワッフルなんだけど、通常のワッフルよりも軽くて、好きなんです。
季節のコンフィチュールがチェリーだったので、それにしました。
甘酸っぱくて美味しい!
さて、リヨン駅からRERに乗って郊外に行こう!
(5/24-その2:「パリ郊外、画家カイユボットの家へ」へ続きます)