私が病気になったワケ

私は10年前に大病を患いました。

病気のこと、まとめ記事

その時、病室で読んだ本の中に
「がんばりすぎの人がガンになる。」と
書かれてありました。

その一文に、私は無性に腹が立ったのを覚えています。

きっと、図星だったから腹が立ったんでしょうね。

当時の私はとっても頑張る人でした。

里帰り出産していたのですが、

実家の両親に頼らず迷惑を掛けず、

一人で子育てしようと必死に頑張っていました。

休日ごとに実家に来てくれる旦那にも

弱音を吐かないで

【育児はすべてうまく行っている演技】をしていました。

実際は、

初めての出産育児で夜も眠れないし

母乳も出ないし実家暮らしで気は使うしで

体も気持ちも疲弊していました。

ある夜、1時間おきに起きてはぐずる息子を抱えて

何かが切れた私は、夜中の3時に主人に電話していました。

「私が一人でこんなに頑張ってるのに、

どうしてあなたは何にもしてくれないの！！

私もうくたくた。子育てできない！！」

主人から返ってきた言葉は
「皆で頑張って育ててるやんか。
なんでそんなに一人で抱え込むの？
一人で何もかもやってる気になんなよ！！」

火に油を注がれたように
私はますます主人に怒りをぶちまけました。

それからしばらくして
病気にかかっていることがわかりました。

私は、人に迷惑掛けないこと、

人に甘えないことをとてもとても頑張っていました。

そして、病気という強制終了を体験しました。

私が病気になった理由のひとつは
人に迷惑掛けないこと、人に甘えないことを

頑張っていたからだと思っています。

そして、人に迷惑掛けて、人に甘えることを
経験するために、病気になったのだと思います。

「皆で頑張って育ててるやんか。
なんでそんなに一人で抱え込むの？
一人で何もかもやってる気になんなよ！！」
当時の私が怒った主人のこの言葉。

今は「もっと迷惑掛けて、もっと甘えて
僕をもっと頼ってよ。」そう受け取ることが出来ます。