「それでも僕らは」~チャオ家の軌跡~ 幸せってなんだろ | kaykay-syusyuのブログ

kaykay-syusyuのブログ

好きな中国ドラマの感想と妄想を綴っております

 

 

  「最も人に勧めたいドラマ」らしい

 

情報は入っていたのですが、

いつの間にか上陸していた作品です。

「最も人に勧めたいドラマ」だとか。。

TSUTAYAのレンタルで視聴中。

こんな地味な作品、よくレンタルリリースしたな~と、

変な感心をしてしまいました😅

新作だけど、棚の下のほうに、ちんまりありました。

(探したぜ!)

 

 

視ていて、「勧めたい」というのも納得。

1970年代後半から2000年ぐらいまでの

発展めざましい南京が舞台。

この時代を生きてきた人々(おそらく40代以上)には

懐かしくて涙がチョチョ切れそうなんだと思う。

電話、ポケベル、テレビなど小物もリアル。

主人公たちの生活もどんどん変わっていって、

自分の半生を振り返るようでした。

(↑そんな年代ですわww)

 

 

  豪華すぎる俳優陣!

 

「明蘭」のスタッフが制作。

なので、おなじみの名優がたくさん出演しています。

脇役まで、隙がないのよ♪

 

さて、ドラマは、

喬(チャオ)家に五人目の子供(男の子)が

生まれるところから始まります。

1977年に生まれたから、

名前は「七七」だという父親。。

そんな賭け事ばかりで自分勝手な父親に、劉鈞。

「明蘭」の優柔不断な父親役の人ですね。

上手すぎて、何も言えない。。

 

 

 

しかし、難産の末、母親は亡くなってしまいます。

ギリギリの生活をしていた一家。

父親は子供の面倒を長男に丸投げし、

生活費もろくに与えません。

ミルクを買えないという長男に、

父親は、「重湯に砂糖を加えて飲ませろ」というのです。

重湯の残りのお玉ひとすくいの粥を

弟妹三人でなめ合う姿が、

泣けちゃうんだけど、なんかほっこりもくるのが不思議。

 

 

当然赤ん坊は栄養不良。。

見かねた母親の妹(「明蘭」の奥様役)が

彼を引き取っていきます。

 

喬家は、父親と四人の子供の家庭となります。

その兄妹たちを演じる役者が。。

 

長男 喬一成・・白宇

本当に上手い役者さん。

コンプレックスからくる頑迷なところとか

弟妹への思いとか、心にビシビシくるのです。

 

次男 喬二強・・張晩意

古装の皇子とは真逆の工員姿もステキ💖

鍛えた体がシャツからうかがえて、なかなか。。

誠実で朴訥な感じもなかなか♪

 

長女 喬三麗・・毛晓彤

武侠物も楽々こなすけど、

等身大の女性を演じるのが上手い女優さん。

 

次女 喬四美・・宋祖児

元気いっぱい、ワガママいっぱい。

でも、なぜか憎めない。

その行動力がウザいのに、可愛くてたまらない。

 

三男 喬七七・・周翊然 

どこか投げやりな感じの少年と打って変わって

気の弱い役を好演しています。

 

このラインナップを見ただけで、

「これ、絶対見るっ」と決意した私です😆

 

 

  幸せってなんだろ

 

貧しいながらも、一成は大学院まで卒業し、

テレビ局に就職します。

それまでにもいろいろとあるんだけどね。

 

「子供を何人も育てた気分だ」などと

本人はぼやくけど、

確かに、弟妹の面倒を見てきたのは彼。

トラブルを起こす彼らに悩む日々は続くのです。

次男・二強は、勉強が嫌いで三回も高校を留年。

父親に退学させられた後、工場に就職します。

その時の指導員である年上の既婚の女性に

淡い想いを抱くのです。

長女・三麗は、幼い頃いたずらをされかけたことから

異性への警戒心が強く拒否反応があります。

堅実でしっかりとしたお姉ちゃんなのです。

次女・四美は、思うことがすぐ顔にも口にもでるタイプ。

「夢見る夢子ちゃん」で、恋愛小説を読みふけり、

芸能人に憧れ、家出同然でコンサートを観にいく無鉄砲さ。

「かっこいい人と結婚する」、そう決意する彼女なんだけど。。

三男・七七は、生まれた時から病弱で、

従兄弟に溺愛されて育ちます。

気弱なところを同級生の女の子につけ込まれて

妊娠した彼女と思わぬ結婚をすることに。。

彼の子供とは限らないという匂わせが憎い演出。

 

といった具合で、

平穏と思いきや、五人兄妹となれば、

次から次と問題続出!

仕事のことから恋愛、結婚後の家族問題まで。

それもまた納得なんですよね。

「あるある」なんですもの。

ちょっと有りすぎだけど😅

罵りあいもするし、ケンカもする彼ら。

でも、結局、お兄ちゃんの一成が頼りなのです。

 

それぞれが成長して、

それなりに自立していくのだけど、

家族を持てば、それが生活の中心になり、

五人の絆は細くなっていくばかり。。

彼らの幸せな笑顔の少ないこと。。

 

貧しくても、

身を寄せ合って生きてきた彼らの姿の方が

なぜか私の心をほんわかさせてしまうのです。

 

 

現在24話まで視聴。

五人は結婚もしますが、離婚したりもします。

父親は相変わらず自分勝手。

これから彼らの人生はどうなるんだろう。。

 

2月のリリースが待ち遠しいわ。。