実例!鹿児島の欠陥住宅あれこれ~④外部防水編~
防水と言っても、外壁の貫通部分や
サッシ廻りの処理が問題になるケースが多い。
バルコニーだと、床の防水層そのものではなく、
例えば、外壁と防水シートとの取り合い部分がポイント。
下地の段階で、きちんとした施工がしてあるのか?
将来の不具合リスクが解消されているのか?をきちんと確認したい。
①スリーブ廻りの防水処理
ポイント~スリーブ廻りはシーリングで大丈夫?~
外壁を貫通する部分は、雨漏りに最も要注意です。
給排水・換気・エアコン・配線等で外壁を貫通するケースが多い。
必ず先行配管スリーブを設置して、雨水の侵入を防ぎたいもの。
専用の役物を使えばまず安全だけど、
防水テープでの処理が一番多い印象です。
なかには、シーリングで止水処理するメーカーもあるので要注意。
これ、経年劣化で配線回りから雨漏りするリスクもある。
(ただし、瑕疵保険の書類にはアウトとは書いてない。。)
(もう少しきちんとやってよの超大手HM)
エアコンスリーブの設置忘れは結構多い。
図面にきちんと記入してないので忘れてる印象です。
あとから穴を開けると、こんな感じになっちゃう。
(断面が全部見える。怖い施工は地元のHM)
(施工のタイミング次第では、処理を忘れることも。超大手HM)
②防水透湿シート処理
ポイント~重ね部分の処理はどうする?~
防水シートの重ね部分は防水テープで固定されてますか?
(よくある防水シートの固定不足。地元HM)
こういう箇所は、引っ越し後に通気層内の上昇気流で異音が発生することも。
通気層のシート音で悩んだことのある現場監督さんなら、必ず固定します。
(さすがの施工はNEOデザインホーム)
ただし全部をテープ留めするかどうかは、意見が分かれますが、
私のおススメは、もちろん全テープ留め。
③通気層の確保と下地桟の施工
ポイント~通気層を甘く見るな~
通気層の確保は、瑕疵保険上は主に雨漏り対策だけど、
もっとも大事なのは、通気層内の空気をきちんと排出させること。
(サッシ下の気流が抜けず、通気不良なのは超大手HM)
夏の湿った熱気がどれくらいのパワーか、あまり実感ないですよね?
防水シートの重ね部分から、木材の軸組み部分に
容易に入り込み、クーラーの冷気で内部結露を起こします。
水漏れに気づいて、早目に手直しできればいいですが、
気づかない場合は?もちろん、たっぷりとカビが発生します。
(壁ボードの裏面にびっしりとカビ。クレームから逃げまくった地元HM)
最後の実例は。。
外壁のサイディングって、下地桟に留め付けますよね?
いくら高価なサイディングでも、構造軸組が丈夫でも、
下地桟の固定が不十分だったら?強度が不足していたら?
ましてや、割れていたら?
この状態は、将来を考えただけでもゾッとしますね。
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