1月2日の夜に羽田空港滑走路で発生した

 

JAL機と海上保安庁の航空機が衝突した事故で

 

JAL機から乗客367人が救出され

 

乗務員12人を含めた379人の「全員脱出」が

 

世界から注目を集めています。

 

 

羽田空港の定点カメラに写っていた衝突の瞬間や

 

煙が充満している機内での様子

 

そして乗客の方々が脱出している様子など

 

さまざまな映像を見るにつけ

 

「CA達は本当によくがんばったなー」と

 

身内びいきですが感心するばかりです。

 

しかもコックピット(操縦室)と連絡が取れず

 

自分達だけで判断するしかないという

 

とてもとても困難な状況だったとのこと。

 

本当に奇跡です。

 

 

なぜJAL CA達はそんな凄いことができたのか!?

 

 

JAL CAと言うと

 

ステキな制服を身にまとい

 

颯爽と空港を闊歩。

 

そして機内ではにこやかに

 

且つテキパキと仕事をこなすカッコいい女性。

 

そんなイメージを持ってくださってる方も多いと思いますが

 

そこにたどり着くまでの訓練がスゴイんです。

 

と同時に

 

JAL CAになる人たちの内に秘めたる

 

「仕事への誇り」

 

「JAL CAであることの誇り」が

 

本当にスゴイんです。

 

 

まず訓練について。

 

JAL CAになった後は憧れの制服に身を包み

 

立ち方から接客の仕方までしっかり習うのだろう

 

と思ってる方も多いのですが

 

とんでもない!

美しい立ち方やサービスの仕方は ⇒ 「出来て当たり前」!

 

訓練受けるのはそんなことじゃ~全くなく

 

ひたすら空港のこと・航空用語・飛行機が飛ぶしくみなど


初めて知ること・覚えること山のごとしで

 

毎週月曜日の朝に行われる大量の筆記試験では


「3科目以上落ちたら即アウト!」と言う厳しさ。

 

 

それに加え「非常事態の脱出訓練」。

 

避難訓練のときは制服じゃなく「つなぎ」です。

 

 

これももう3ヶ月の訓練中に何回受けることか。

 

そして出来ていないことがあると

 

どれだけ厳しく指導を受けることか。

 

 

それもこれも全ては

 

「お客様の安全のため」

 

なのです。

 

 

そしてJAL CA達が奇跡の全員脱出を成し遂げた

 

2つ目の理由は

 

「内に秘めたる仕事への誇り・JAL CAであることへの誇り」

 

でしょう。

 

 

JAL CA達がキャリーケースを引きながら

 

空港内を歩いて機内へ向かっている時

 

CA達の脳は無意識のうちに

 

ものすごい準備を始めています。

 

だってお客様が搭乗を始めるまでの10分~15分の間に

 

全ての物が「正しい場所に・正しい数で積まれているか」

 

をチェックしないといけないのです。

 

離陸してしまったあとに

 

「あ、あれがなかった!コンビニ行って買ってきます」

 

ってわけにはいかないですから。

 

 

そしてお客様が搭乗を始めたあとは

 

サービスをしつつも離陸の体制に向けて

 

「何かあったらこうする」

 

「こんな時にはこう」

 

と頭の中でシュミレーションを行っています。

 

だって何か非常事態が起きた時

 

お客様を助けられるのは自分達しかいないので。

 

 

「絶対に何が起きても冷静に対応し続ける!」

 

という覚悟をもって常に仕事に臨んでいる。

 

その「仕事への誇り・JAL CAであることへの誇り」が

 

奇跡の全員脱出を生み出したのだと感じます。