西新宿 Bar BenFiddich(ベンフィディック)

西新宿 Bar BenFiddich(ベンフィディック)

BenFiddichの店名は店主の鹿山博康から由来【Ben】→【山】【Fiddich】→【鹿】
畑を持つ農家バーテンダーであり『Farm to glass』を提唱
日本在来種の自生する草根木皮をもカクテルに変える新しい可能性を模索
アブサン、薬草酒、古酒がゴロゴロ転がるBar

BenFiddich店主の鹿山です。


僕ら酒類を扱うバーテンダーにとって
熊本県阿蘇郡南小国町が面白い事になっている。


人口は4000人も満たない小さな町。
阿蘇の肥沃な大地で国産ジン原料の町おこし。

ジンの原料はジュニパーベリー。
その木であるセイヨウネズ(Juniperus communis)の苗木を数千本。阿蘇の大地に植樹した。


町おこしでのジュニパーの植樹祭



町の人々,総出での植樹。2025年の秋。

汗を流しました。




地元の中学生、子供達も参加。





熊本市内のバーテンダー達も



町長の挨拶。



少子高齢化。人口減少は南小国町も同様。


今の世代が未来の子供達に何かを残そう、
この町にとどまる理由、新しい『何か』を残す為に選ばられたのがジュニパーベリー。

ジンの原料であるジュニパーベリーのセイヨウネズは成木となり、安定した収穫を迎えるまでには長い年月を要する。
つまりそれは『今』ではなく、『未来』の南小国町の次の世代への贈り物。

日本で作られている国産ジンは銘柄数で言えばもうゆうに1000は超えてるだろう。
ジンの蒸留所、もしくは焼酎や日本酒の酒蔵、
ウィスキーの蒸留所もジンを作る。それらを合わせればジンを作っている蒸留所は数百。
それらのジュニパーベリーの原料はほぼ外国製品。

(イタリア、スペイン、旧ユーゴスラビア圏)

これがいつしか、ジュニパーベリーが国外製品から
国産ジュニパーベリーとしてまかなわれたらとても面白い事になるし、幅が広がるだろう。


またさらに阿蘇はジュニパーベリーの育成にとってとても良い場所だと思う。


今回、南小国町で植樹した場所の標高は、

およそ700〜800m。

阿蘇の昼夜寒暖差のある肥沃な大地。

ジュニパーベリーの生育環境として理想的だとされるのは、北マケドニア共和国東部の標高800〜1000mの地域。ほぼ合う。


雪が多く降らないのも良いだろう。
(豪雪地帯は枝が折れる)


数年前、実際に北マケドニアを訪れた際、
現地で長年ジュニパーベリーを扱う業者の代表から、「その標高帯こそが最も良い実を育てる」と聞いた。南小国町はその条件に限りなく近い場所。




北マケドニアの自生するジュニパーベリーの木




木は宝だと思う。




今ではなく、100年後も南小国町に住む人々へ子々孫々受け継がれる宝物として紡がれる町おこしイベント。素敵なイベントに呼んで頂き本当にありがとうございました。良いものが見れました。



僕も植えさせてもらいました





BenFiddich店主
鹿山博康