BenFiddich店主の鹿山です。
今まで出逢えたすべてのお客様へ、
少し驚かれる報告をさせていただきます。
このたび、2026年1月より、
私の古巣である 西麻布「Amber」 を引き継ぐことをお伝えします。
BenFiddichの開業は2013年。
それ以前の2007年〜2013年の5年6か月。
当時は24歳〜29歳の20代の若い期間、
僕は西麻布という街、そしてAmberというBARでバーテンダーとした育ってきました。
Amberの入り口
今回のご縁は、「Amber」を手掛けた木工家の佐藤柱也氏(BenFiddichの家具類も柱也氏の作品)、
そして現オーナーの青木氏からの声掛けで、
長い期間を経て引き継ぐ話がまとまりました。
ただ、本当に悩んだ。
引き継ぐか、どうか
BenFiddichは僕が立ってるBarとして、さらに同ビルに系列のBarがもう一つ『B&F』
『同じ新宿』だから良いとして、そこそこ離れてる港区の西麻布はちょっと遠い。BenFiddichは何年も前に法人に切り替えているが、僕自身のやってる事は街場のBarの店主の域を超えていない。
三店舗見れるのか?管理できるのか?という懸念。
そして西麻布を離れて13年の月日が流れている。
精神的にも遠い場所となってしまっていた。
来年で19周年を迎えるAmber。
2007年4月に開業し、鹿山もオープニングスタッフではないけど、同年2007年の12月に加わっている。正確な数字は定かではないが、40〜50人のバーテンダーがここを人生の通過点として経験し巣立っていったんじゃないかなと思う。
Amberの店長も今の子で9代目。
(鹿山は3代目の店長)
けっこう入れ替わっている。
どちらかといえば入れ替わりが多いBAR。
Amberはオーナーバーテンダーがカウンターに立つBARではないから、その時代、時代の店長によってその店長に裁量権があり、つまりカラーがある。そしてそれによってお客様も大きく入れ替わる。
現オーナーの青木氏から言われたのは、
『自分もそこそこ歳をとってきて、今後のAmberを見据えた時に、店長が入れ替わる度に立て直すのが今後しんどくなってくると思う。それをこれからも同じ事を繰り返していくのを考えると、そろそろかなと。』
それで鹿山に引き継ぎの話を頂いた。
できればAmberに過去働いてたことのある人間にと。
それを言ってくれたのは嬉しかったし、
自分が過去に働いてたBARがなくなってしまい、
例えば変な怪しいガールズバーやダーツバーみたいなのに変貌してしまったら居た堪れない。
もし、そんなふうになってしまう可能性が万が一にもあるのなら、自分がやろうと引き受けました。
来年で19年を迎える西麻布Amber。
今までここで40〜50人のバーテンダーが働いていたと思う。店長も9回も入れ替わってる。
その各店長の時代、時代にAmberを愛してくれてた人がたくさんいたと思う。19年も経過すれば来なくなった人は多い。理由は様々で、単純に年をとったり、仕事場、住む場所、環境の変化、等々。
でも何かの拍子でAmberを思い出してくれた時に戻ってこれるように環境を整え
『あっ、やっぱAmberって良いBARだよね‼︎』
って思ってもらえるように引き継いでゆきたいと思います。
20代の店長の時の鹿山。
当時自分の下で働いてくれてたメンバー
大渕、山川、永峯、重成。
皆、それぞれ40歳近くとなり、各々が大きく活躍している。
【今後のAmberについて】
西麻布Amberの箱は2007年以前は木工家の佐藤柱也氏のショールームだったのを家具類(椅子、テーブル、カウンター等々)そのままにBARに改装し現在に至る。BenFiddichの柱やカウンター、椅子なども佐藤柱也の工房で作られたもの。
Amberの昼間の店内
実はAmberの建物自体が木工家の佐藤柱也の所有の建物。今は娘のめぐみ氏が建物を引き継いでいる。娘のめぐみ氏と話した結果,父の作品をそのまま残していこうという話しになり、今後も変わらずのAmberの内装で継続させて頂きます。
屋号もそのまま引き継がせてもらえる事となり、
それも変わらず『Amber』です。
2026年1月から
BenFiddich株式会社の中のAmberとして
運営をさせて頂きます。
僕自身はBenFiddichがあるのでAmberのカウンターに立つのは稀かもしれません。弊社の若い子達が次の世代としてAmberで活躍する予定です。
(現店長の『入氏』もそのまま店長としてAmberに残ります)
【Amber】という『琥珀』の意味の名の通り、変わらぬ温もりと時を重ねてゆける場所として、
ここAmberに【愛着】を持ってくれる人がいる限り、僕の使命として大切に守ってゆきたいと思っております。
2025年10月30日
BenFiddich店主 鹿山博康


