どうも、こんばんは。例の姉の汚部屋の発掘ネタはこれが最後と言ってたのですが、姉の汚部屋の掃除をしていたら、とんでもないお宝が出てきたので再び姉の汚部屋発掘シリーズをやることになりました。本当にこれが最後になるはずです。多分。
今回のお宝は・・・
カトリーヌあやこ大先生の『theにがおショー！』のセブンティーンコミックス第２巻（１９８７年〈昭和６２年〉初版）とベスト盤的なムック本『theにがおショー！ カトリーヌあやこランド』です。右のコミック版の表紙は少年隊、左のムック版は光ＧＥＮＪＩがフィーチャーされています。ムック版の「こりゃ、もうミーハー少女たちの聖書（バイブル）だ！」というコピーが時代を感じますね。いま、「ミーハー」って言葉がほとんど使われなくなって、アイドル等の熱狂的ファンぶりを示す言葉のひとつとして「ヲタ」が幅広く使われるようになりましたからね。
例・ジャニヲタ。
で、内容を画像で紹介していきたいのですが、うちのプリンタ付属のスキャナーだと、本をバラさない限りどうしても中心が曲がって記録されるという問題があるため、ごく一部のページを写真で撮って紹介するに留めておきます。
少年隊の三人が主役の「ボクらは少年探偵隊！」芸能界に渦巻く陰謀に少年隊の三人が立ち向かうストーリーなのですが、その陰謀というのが・・・
シブがき隊による「アイドルハーレム計画」だったりします。松本伊代の耳で（！）煽いでもらい、キョンキョンのアゴでマッサージ・・・ってギャグだとしても贅沢すぎるぞ（笑）。
魔法少女の荻野目洋子が主役の「オギノメちゃん」。ドジな魔法少女のオギノメちゃんが硬派でビーバップなトオルちゃんに笑顔になってもらうために悪戦苦闘するお話です。
「トライアングルフィーリング」。ある事情から柔道部を辞めてしまったヒガシ（東山紀之）がライバル校の乱棒（らんぼー）や小満戸（こまんどー）と対決するお話。ちなみに乱棒はご存じシルベスター・スタローン、小満戸は元カリフォルニア州知事のあのお方がモチーフです。漫画の中とはいえスタローンとシュワルツェネッガー、エクスペンダブルズ（消耗品軍団）とジャニーズとの直接対決が実現してしまったのには仰天しました。ちなみに柔道部の監督はロス五輪金メダリストの山下泰裕さんがモチーフです。時代ですねぇ。
写真はここまでで、後は文章での紹介となりますが・・・
・チェッカーズファンの少女が時を操るビデオに触れたら、チェッカーズがこの世から消えてしまった「時のビデオを止めないで」。主人公の少女がチェッカーズの中でもフミヤではなく尚之推しというのは設定として珍しいです。
・ダンプ松本が二重人格のアパート大家になり、たけしや松方弘樹や大仏魂（だいぶっこん）の地上げ屋「元気が出るサイテー商事」と戦う「家主（ヤヌシ）の鏡」
この他にカトリーヌ大先生と謎のインド人の話などが収録されています。
ムック本の方には、
・「イカ天」審査員でおなじみの萩原健太とカトリーヌ大先生との対談
・ミニゲームコーナーの「ラブ♡キャッチ・ゲーム 光ＧＥＮＪＩクエスト」
・赤坂晃が主役の王子さまを演じ佐藤アツヒロが晃王子さまにいじくり回される一輪花を演じるコメディ「星の赤坂さま」ほか描き下ろし漫画
・カトリーヌ大先生の生い立ちなどを紹介する「人生いつも笑いっぱなしだぜ」コーナー。カトリーヌ大先生が大学時代に製作した「たのきん研究会」の同人誌（！）も紹介されていて貴重です。
この他に過去の作品や読者投稿などが収録されています。
ところで、こんな素晴らしい内容の「theにがおショー」ですが、現在新品の本を入手したり電子書籍で読むことはできません。理由は言うまでもなく「芸能人の肖像権の問題」ってやつですな。にがおショーで数多くネタになっているジャニーズのタレントの肖像権の管理がやたらと厳しいのは有名ですが、そうでなくてもジャニーズと喧嘩別れした者（モッくんやトシちゃんや諸星・・・でいいのかな？）や芸能界から引退した者、さらにはクスリに手を染めお手々が後ろに回ってしまった赤坂晃みたいなのが登場しているため何をどこから交渉・調整すればいいのか見当もつかないため、たとえカトリーヌ大先生が復刊を希望しても恐ろしくて復刊できない状況にあるわけです。
というわけで、このブログを読んでにがおショーを読みたいっと思ったあなた、古本屋でにがおショーを見つけたら値段など見ないで即購入してください。また、自宅ににがおショーの本がある方はできる限り大事にしてあげてください。本当に楽しいですから。
追記
姉の汚部屋は残すところベッドと学習机を撤去してベッドの下のゴミ、そして未使用のスプレー類を処分するだけになりました。ベッドと学習机は正直言って二階から降ろして運び出すのが個人では厳しいので業者さんにやってもらう予定です。未使用のスプレーは一本一本中身を放出して地道にやっていくしかないですね。