おはようございます。日曜の朝いかがお過ごしでしょうか。今朝、当ブログのアクセス解析をチェックしてみましたら、姉の汚部屋発掘シリーズに数多くのアクセスがありました。(ここ)(ここ)昔の本の面白ネタってそんなに需要があんのかぁと感心した次第です。というわけで燃料投下ボーンで行ってみましょう!

 

今回のネタ雑誌は、

明星1993年(平成五年)四月号です。表紙は観月ありさとデーモン閣下です。で、面白ネタはどこかといいますと、

 

その衝撃的な内容故に一大センセーションを巻き起こしたTBSのドラマ「高校教師」を取り上げているコーナーなんですが、見出しからして、

「オカルト学園ドラマ『高校教師』恐怖の怪人大図鑑」

ですよ。で、劇中の「怪人」たちを紹介していくのですが、執筆者のペンの暴走っぷりが素晴らしいので個別に紹介していきます。

 

劇中で一番強烈だった(!?)京本政樹演じる藤村先生です。この役があまりにハマったせいで一時期変態といえば?「京本政樹!」みたいな感じになってましたし。確か週刊少年ジャンプの「モンモンモン」におさるの学校に赴任してくる新任教師というキャラで「マサーキ京本」なるキャラが登場していたような・・・。「この汚れ役を演じるに当たり''ボクには時代劇があるからいいもん,,とのたまったことは、あまり知られていないが、事実である。」って本当か?

 

桜井幸子演じる二宮 繭。メインヒロインなんですけど「不気味度A」っていうのが凄い。「若いのかフケているのか、さっぱりわからない、年齢不詳女。」とのこと。桜井さん高校教師の時点で実年齢何歳だったんだろう。〈特徴〉の欄の文章なんか「魔性の女」というレベルをはるかに超越した怪物ぶりをこれでもかと強調しています。

 

巨人度∞の怪人5号こと中村栄美子。「推定身長2m30cm。ハイリハイリフレ、ハイリホーの巨人かと思った人は数知れず。怪人ぞろいのこのなかにあっても、その容姿で他を圧倒。」今、デカさの象徴としてよく引用されるのが「進撃の巨人」の巨人たちだったりするわけですが、昔は丸大ハンバーグのポールバニヤン、ゴジラだったんやねぇ。あと、高校教師の中村栄美子の演じた役ってのは「体育会系の筋骨の発達した女が普通の体の女にレズを迫る」ってことをテレビドラマでやった初めてのケースじゃないでしょうか?

 

デューク真田です。ひ弱そうな役を演じているからか、散々な言われ様です。「優柔不断、小心者、運動神経ゼロ(ホントはJACなのに)、セックスは幼稚…と、困った生物講師。」なんだそうで、そのデュークが「''女武田鉄矢,,の異名をとる桜井幸子」だの「中村''グリーンジャイアント,,絵美子」だのといった女の形をした怪物相手に裸一貫で(笑)闘いを挑むわけですよ、奥さん。

 

しかし、出演者以上の怪人がもう一人いました。その怪人とは…

 

主題歌「ぼくたちの失敗」を歌っていた森田童子です。「暗黒度∞・黄泉の使い」です。「誰もその姿を見たことはないが、その名を聞いただけで皆が戦慄する」って点では正に最強の一角ですな。

 

どうですか、執筆者の悪ノリ全開な文章のおかげで「何が何だかわかんないけどすっげぇ奴いっぱい出てくんなぁ。オラ、ワクワクしてくっぞ。という気分になったのではないでしょうか。本当にワクワクしたあなたはCSのTBSチャンネルに今すぐ入会してしまいなさい。奥さんにどう説明するかって?そりゃ「冬彦さんにまた会えるぞ。」ってことで。

 

この号の明星には他にもこんな企画が。

 

 

先頃亡くなった漫画家のさくらももことジャッキーチェンとのビッグ対談です。とにかく異色すぎる組み合わせ。

 

ジャッキーにベタ惚れなさくら先生。

 

以上、発掘!姉の汚部屋シリーズいかがでしたでしょうか。昔の本に込められた時代の空気、そして編集者たちが注入したエネルギーみたいなのが醸し出すオーラなどを感じられたと思います。幸いなことに姉の汚部屋のゴミさらいは佳境に入っています。もうこれ以上お宝的なものが出てくることは無いと思います。

 

次回からは「クラシックカーレビューin高畠2018」のレポートに戻ります。