アンチヒーロー | Bapholog

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※まとめ書きしています







『アンチヒーロー』





やっぱり殆どの人が予想していたと思う、



全ては明墨が書いたシナリオだった。



すべては伊達原を生放送的に小細工ができない、



裁判と言う舞台に引きずり出し罪を暴くのが目的。



そしてその脚本には緑川も関わっていた。



何かやってくれるとは思っていたけど



まさか明墨と桃瀬と緑川が



『司法修習生時代の同期』



と言うワードで繋がっていたとは。







桃瀬が志水さんの事で明墨に相談した時、緑川も居た。



この時に緑川が志水さんを自白させたのが



明墨である事も話した。



この時は緑川も出世した伊達原をやっかむ人が流した噂話だと



桃瀬をなだめ、信じたのは桃瀬が亡くなる直前だった。



緑川も明墨と同じようにファイルを渡されていた。







そして二人は桃瀬の意志を継いで動きだしたけど



例の明墨が突然地方に飛ばされたり、



伊達原の権力が行き届くテリトリーにいては



潰されるだけと明墨は検事を辞め弁護士になり



緑川は伊達原の下で明墨をサポートする事にした。



明墨が伊達原に協力者が内部にいる事を明かした時、







伊達原に真っ先に疑われた、







菊池君。



人が必死に何かをするという姿は



実に美しく素晴らしいものだけど



鳩が豆鉄砲を食ったような顔で小刻みに首を横に振り



自分が冤罪である事を必死に訴える彼の姿は



何故、これほどまでに面白いのだろうか 笑







「不正の疑惑がある人間に対し

真実を追い求めるのは

検察としての当然の信念ですよね?

それが身内であればならなおさらです。

だって…検察の恥ですから。

ちなみにこの件は検事総長も了承済みです。」



と、伊達原の言葉をそのまま叩き返した、



緑川の初の目に見える攻撃が痛快過ぎた。









裏切ったと思われた白木は



伊達原に証拠品を渡し明墨を逮捕させるようにしむけ



新たに発見された証拠品を隠滅させるように導く役。



「何か企んでいるんじゃない?」



とか伊達原に疑われたらこの計画自体が破綻する、



最も重要な役どころ。



裏切ったのは芝居だったけど



寂しさがにじみ出る言動は本当だったと思うから







「君にしかできない事だ」



と明墨に大役をお願いされた回想シーンは



自分の事の様に嬉しかった。







緑川と共に事務所にやってきて



赤峰と飛鳥ちゃんに裁判所で会った時に



冷たい態度を取ってしまった理由について



菊池がいる手前しかたなかったと話、







「アイツどこ行ってもついてくるんだもん」と。



このドラマで誰からも



ぞんざいに扱われる菊池くんが不憫すぎる。







「私に何かメリットはあるのかしら!?」って、







俗物全開で取引持ち出されると信じちゃうだろうね、伊達原は。



ところで白木が明墨のもとで



働く切っ掛けとなった出会いのエピソードは!?



あの疎外感とか寂しさがにじみ出ていたのは!?



あれって単なる視聴者をかく乱するための



ドラマ的な演出だったのか?





伊達原は白木から明墨側が次回提出を予定している、



志水さんが冤罪である事を証明する新証拠が



ヒラツカが善意で残したとされる、



改ざん前の鑑定書だと知らされ隠滅するために資料室へ。







そして『ヒラツカ』と書かれたファイルから



一枚の資料を持ち去る伊達原の姿は



緑川が仕掛けたカメラにしっかりとらえられた。



しかも隠滅した鑑定書は明墨が用意していた偽物で








本物は一足先に明墨サイドが入手していた。



動画と言う言い逃れができない確固たる証拠が必要だった。



ちなみにこのヒラツカ氏が善意で残したとされる証拠、







実は作・青山憲治(本業はパラリーガルです)でした。



拘留中の明墨の所に赤峰と飛鳥ちゃんがやってきて







「善意で残した鑑定書って嘘ですよね?」って。







それに明墨は「人の善意なんてたかが知れている」と。



アンチヒーロー過ぎて笑った。









裁かれる側の人になった伊達原。



秋田出身で彼が暮らしていた秋田は一年の半分が



雪が降り暗く、幼心に光への憧れを抱くようになり、



必死に勉強をして東京に出たけど



司法の世界はまた競争が激しく



田舎の大学出身の伊達原は差別的な扱いを受け



その日々は過酷で屈辱的なものだったらしい。



そんな中を誰よりも手柄を上げ勝ち抜いてきたのだとか。



倉田の話では証拠の動画を見せた時の反応から







伊達原は志水さんを本当に犯人だと思っていたように見えた、と。







冒頭の拘留中の明墨のところにやってきて



自分の生い立ちや権力、理不尽、



悪を誰よりも憎んでいる事を話し明墨に



「その割にはご自分の罪には随分と甘いんですね」



とツッコミを入れられていたけど



伊達原的には本当にそうだったのかも。



でもそれらは自分が今の地位=光の世界から



以前の闇の中にいた自分に戻る恐怖からのような気がする。



自分の弱さに気づかなかったのか、



気づいていてそれを正義と言う仮面で覆って



権力に憔悴し振りかざしているのが



歪んだ正義だという事もわからなくなって



みたいな感じなのかも。



倉谷にこの動画が世に出たら



私たち二人が責任を取ったところで~



って、証拠の隠ぺいを持ち掛けたところは今思えば



周りから見下され這い上がるために必死だった、



あの頃に戻るのが怖くて怖くてしようがない、



そんな精神状態だったんだろうな、と。



明墨が言っていたように



現実に向き合うか、目を背けてしまうかで



ここで間違いを正すことができればだったけど



軌道修正する最後のチャンスを逃してしまった。



そして伊達原はもっと菊池君を大切にするべきだった。









娘を思うあまり伊達原の持ち掛けに応じてしまった倉田。



何を言ってもいいわけで国家権力の盾を利用して



自分たちの都合のいいように



物事を動かしていただけだったとして志水さんと







その家族、信頼を裏切ってしまった国民に深謝した。



倉田以前に藤木直人が好きなんで



最後に誠意のある謝罪をしてくれてよかった。









そして瀬古判事も自分の過ちを認め、



尊い人の命がかかっています、



慎重に鑑定結果の再調査がされることを



切に願いますと頭を下げた。









最後まで往生際が悪かった伊達原。



戯言、バカバカしい、きれいごととか言葉を並べ



世の中が弱肉強食である事を主張したり



志水さんが横領に手を染めた犯罪者だから



社会的信用と家族を失って当然で



それを全て私のせいにするのかって訴えてみたり



ここは伊達原の人生を見ているようだった。



何も響かなかったけど



伊達原が生きるために必死だったのは伝わった。







ちなみに伊達原は最終的に罪を認め、



少しずつ冤罪事件に話しはじめたらしい。





今回の裁判で白木に続き







最後の聖戦のオープニングアクト的な役割を担った緋山。



逮捕前に明墨との打ち合わせでこんなやり取りがあった。







「犯罪者の俺を志水さんのために

協力させてくれてありがとうございます。」



それに明墨は







「私はあなたを利用したまでです。

それに勘違いしない方がいい。

人を助けたからと言って貴方の罪が軽くなる事はありません。」



その言葉に緋山は



「犯罪者は希望を持つべきではないんですかね?」



と訊ね、明墨は



「被害者遺族の事を考えれば当然でしょうね。

貴方が傷つけた人に何を思うか、どう行動するのか、

目を背けず向き合い続ける事があなたに残された使命です。

必ず生きてください。」



と。



まぁ現実は変わんないんだろうけど、



今回の事は人生をやり直す原動力にはなったと思う。









倉田は正当な裁判をしてもらうため、



と飛鳥ちゃんの弁護を断った。



私じゃ頼りないって事?と訊く飛鳥ちゃんに



娘に守られる父親なんてカッコ悪いだろ、



とか冗談を言ってみたりして。







その言葉に飛鳥ちゃんは泣きながら微笑み



でもまた来るから、と。



倉田が別の弁護士に依頼するって言うのは



言葉通り自分がしてしまった事を



重大な過ちととらえていて



それにちゃんと向き合うって姿勢の表れなんだろうけど



娘の事を思ってと言う意味もあるのかも?









拘留中の明墨の所に赤峰がやってきて





志水さんが無事釈放された事を伝えた。



そして今回の事で明墨に感化された赤峰は



不条理と戦うためにアンチヒーローは必要なのかもと話し







「今度はボクがアナタを無罪にしてさし上げます」、と。







明墨はその言葉に明墨スマイルで応えた。



ドラマのタイトルに切り替わり



その後、法廷に立ち、







「あなたは本当に人、殺したんですか?」



と、明墨の名刺代わりのセリフで終わった。



続編があるとは思っているんだけど



法的に罪を償った後、桃瀬の墓に立ち寄った痕跡を残し



明墨は姿を消すパターンかと思ってた。





で、糸井さん一家を殺したのって結局、誰!?



殺されるためだけに存在した人たち。



本当にそうならある意味一番可哀そう。



白木との出会いのエピソードや



この糸井さんを殺した真犯人なんかも



続編で明かされそうな。



で、緋山は続編では明墨のところで働いていそう。



そうであってほしい。









4月22日のCDTVライブ!ライヴ!でミレイが



アンチヒーローの世界とコラボとか言って



裁判所で主題歌を歌っていたんだけど、



ふざけてるとか思われるかと思って書かなかったけど







桃瀬が眠る墓地で歌ってほしかったなって思った。



以前の記事でも触れたけど2話の最後、



2話を見た後の記事でもこのシーンが気になった事を書いたけど







明墨が桃瀬の墓の前で涙を流すシーンが印象的で、



そして桃瀬の日記や明墨宛の手紙を見たら







なおさらその方がこの曲は映えると思った。



許可取りとかの問題があって裁判所になったのかもしれないけど。





See You Next Nightmare!!