※まとめ書きしています
『アンチヒーロー』
やっぱり殆どの人が予想していたと思う、
全ては明墨が書いたシナリオだった。
すべては伊達原を生放送的に小細工ができない、
裁判と言う舞台に引きずり出し罪を暴くのが目的。
そしてその脚本には緑川も関わっていた。
何かやってくれるとは思っていたけど
まさか明墨と桃瀬と緑川が
『司法修習生時代の同期』
と言うワードで繋がっていたとは。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/b3/19/j/o1610108015454845734.jpg?caw=800)
桃瀬が志水さんの事で明墨に相談した時、緑川も居た。
この時に緑川が志水さんを自白させたのが
明墨である事も話した。
この時は緑川も出世した伊達原をやっかむ人が流した噂話だと
桃瀬をなだめ、信じたのは桃瀬が亡くなる直前だった。
緑川も明墨と同じようにファイルを渡されていた。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/71/56/j/o1610108015454846832.jpg?caw=800)
そして二人は桃瀬の意志を継いで動きだしたけど
例の明墨が突然地方に飛ばされたり、
伊達原の権力が行き届くテリトリーにいては
潰されるだけと明墨は検事を辞め弁護士になり
緑川は伊達原の下で明墨をサポートする事にした。
明墨が伊達原に協力者が内部にいる事を明かした時、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/df/8a/j/o1609108015454846892.jpg?caw=800)
伊達原に真っ先に疑われた、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/2a/3f/j/o1612108015454846971.jpg?caw=800)
菊池君。
人が必死に何かをするという姿は
実に美しく素晴らしいものだけど
鳩が豆鉄砲を食ったような顔で小刻みに首を横に振り
自分が冤罪である事を必死に訴える彼の姿は
何故、これほどまでに面白いのだろうか 笑
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/17/cd/j/o1612108015454847040.jpg?caw=800)
「不正の疑惑がある人間に対し
真実を追い求めるのは
検察としての当然の信念ですよね?
それが身内であればならなおさらです。
だって…検察の恥ですから。
ちなみにこの件は検事総長も了承済みです。」
と、伊達原の言葉をそのまま叩き返した、
緑川の初の目に見える攻撃が痛快過ぎた。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/9f/62/j/o1613108015454847113.jpg?caw=800)
裏切ったと思われた白木は
伊達原に証拠品を渡し明墨を逮捕させるようにしむけ
新たに発見された証拠品を隠滅させるように導く役。
「何か企んでいるんじゃない?」
とか伊達原に疑われたらこの計画自体が破綻する、
最も重要な役どころ。
裏切ったのは芝居だったけど
寂しさがにじみ出る言動は本当だったと思うから
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/f3/72/j/o1603108015454847222.jpg?caw=800)
「君にしかできない事だ」
と明墨に大役をお願いされた回想シーンは
自分の事の様に嬉しかった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/af/f4/j/o1621108015454847299.jpg?caw=800)
緑川と共に事務所にやってきて
赤峰と飛鳥ちゃんに裁判所で会った時に
冷たい態度を取ってしまった理由について
菊池がいる手前しかたなかったと話、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/1b/0e/j/o1604108015454847451.jpg?caw=800)
「アイツどこ行ってもついてくるんだもん」と。
このドラマで誰からも
ぞんざいに扱われる菊池くんが不憫すぎる。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/f6/0d/j/o1605108015454847532.jpg?caw=800)
「私に何かメリットはあるのかしら!?」って、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/63/e2/j/o1606108015454847743.jpg?caw=800)
俗物全開で取引持ち出されると信じちゃうだろうね、伊達原は。
ところで白木が明墨のもとで
働く切っ掛けとなった出会いのエピソードは!?
あの疎外感とか寂しさがにじみ出ていたのは!?
あれって単なる視聴者をかく乱するための
ドラマ的な演出だったのか?
伊達原は白木から明墨側が次回提出を予定している、
志水さんが冤罪である事を証明する新証拠が
ヒラツカが善意で残したとされる、
改ざん前の鑑定書だと知らされ隠滅するために資料室へ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/8c/0f/j/o1608108015454847843.jpg?caw=800)
そして『ヒラツカ』と書かれたファイルから
一枚の資料を持ち去る伊達原の姿は
緑川が仕掛けたカメラにしっかりとらえられた。
しかも隠滅した鑑定書は明墨が用意していた偽物で
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/fa/63/j/o1621108015454847942.jpg?caw=800)
本物は一足先に明墨サイドが入手していた。
動画と言う言い逃れができない確固たる証拠が必要だった。
ちなみにこのヒラツカ氏が善意で残したとされる証拠、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/70/01/j/o1615108015454848004.jpg?caw=800)
実は作・青山憲治(本業はパラリーガルです)でした。
拘留中の明墨の所に赤峰と飛鳥ちゃんがやってきて
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/ce/30/j/o1619108015454848090.jpg?caw=800)
「善意で残した鑑定書って嘘ですよね?」って。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/97/b6/j/o1616108015454848164.jpg?caw=800)
それに明墨は「人の善意なんてたかが知れている」と。
アンチヒーロー過ぎて笑った。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/ce/f9/j/o1616108015454848283.jpg?caw=800)
裁かれる側の人になった伊達原。
秋田出身で彼が暮らしていた秋田は一年の半分が
雪が降り暗く、幼心に光への憧れを抱くようになり、
必死に勉強をして東京に出たけど
司法の世界はまた競争が激しく
田舎の大学出身の伊達原は差別的な扱いを受け
その日々は過酷で屈辱的なものだったらしい。
そんな中を誰よりも手柄を上げ勝ち抜いてきたのだとか。
倉田の話では証拠の動画を見せた時の反応から
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/18/49/j/o1615108015454848406.jpg?caw=800)
伊達原は志水さんを本当に犯人だと思っていたように見えた、と。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/21/60/j/o1608108015454848503.jpg?caw=800)
冒頭の拘留中の明墨のところにやってきて
自分の生い立ちや権力、理不尽、
悪を誰よりも憎んでいる事を話し明墨に
「その割にはご自分の罪には随分と甘いんですね」
とツッコミを入れられていたけど
伊達原的には本当にそうだったのかも。
でもそれらは自分が今の地位=光の世界から
以前の闇の中にいた自分に戻る恐怖からのような気がする。
自分の弱さに気づかなかったのか、
気づいていてそれを正義と言う仮面で覆って
権力に憔悴し振りかざしているのが
歪んだ正義だという事もわからなくなって
みたいな感じなのかも。
倉谷にこの動画が世に出たら
私たち二人が責任を取ったところで~
って、証拠の隠ぺいを持ち掛けたところは今思えば
周りから見下され這い上がるために必死だった、
あの頃に戻るのが怖くて怖くてしようがない、
そんな精神状態だったんだろうな、と。
明墨が言っていたように
現実に向き合うか、目を背けてしまうかで
ここで間違いを正すことができればだったけど
軌道修正する最後のチャンスを逃してしまった。
そして伊達原はもっと菊池君を大切にするべきだった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/ae/f9/j/o1610108015454848605.jpg?caw=800)
娘を思うあまり伊達原の持ち掛けに応じてしまった倉田。
何を言ってもいいわけで国家権力の盾を利用して
自分たちの都合のいいように
物事を動かしていただけだったとして志水さんと
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/10/9e/j/o1619108015454848708.jpg?caw=800)
その家族、信頼を裏切ってしまった国民に深謝した。
倉田以前に藤木直人が好きなんで
最後に誠意のある謝罪をしてくれてよかった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/2e/4e/j/o1612108015454848816.jpg?caw=800)
そして瀬古判事も自分の過ちを認め、
尊い人の命がかかっています、
慎重に鑑定結果の再調査がされることを
切に願いますと頭を下げた。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/8f/96/j/o1616108015454848910.jpg?caw=800)
最後まで往生際が悪かった伊達原。
戯言、バカバカしい、きれいごととか言葉を並べ
世の中が弱肉強食である事を主張したり
志水さんが横領に手を染めた犯罪者だから
社会的信用と家族を失って当然で
それを全て私のせいにするのかって訴えてみたり
ここは伊達原の人生を見ているようだった。
何も響かなかったけど
伊達原が生きるために必死だったのは伝わった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/09/kayakoscurse/eb/81/j/o1611108015454857543.jpg?caw=800)
ちなみに伊達原は最終的に罪を認め、
少しずつ冤罪事件に話しはじめたらしい。
今回の裁判で白木に続き
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/bd/51/j/o1614108015454848999.jpg?caw=800)
最後の聖戦のオープニングアクト的な役割を担った緋山。
逮捕前に明墨との打ち合わせでこんなやり取りがあった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/63/c2/j/o1609108015454849086.jpg?caw=800)
「犯罪者の俺を志水さんのために
協力させてくれてありがとうございます。」
それに明墨は
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/00/08/j/o1603108015454849169.jpg?caw=800)
「私はあなたを利用したまでです。
それに勘違いしない方がいい。
人を助けたからと言って貴方の罪が軽くなる事はありません。」
その言葉に緋山は
「犯罪者は希望を持つべきではないんですかね?」
と訊ね、明墨は
「被害者遺族の事を考えれば当然でしょうね。
貴方が傷つけた人に何を思うか、どう行動するのか、
目を背けず向き合い続ける事があなたに残された使命です。
必ず生きてください。」
と。
まぁ現実は変わんないんだろうけど、
今回の事は人生をやり直す原動力にはなったと思う。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/23/a3/j/o1618108015454849380.jpg?caw=800)
倉田は正当な裁判をしてもらうため、
と飛鳥ちゃんの弁護を断った。
私じゃ頼りないって事?と訊く飛鳥ちゃんに
娘に守られる父親なんてカッコ悪いだろ、
とか冗談を言ってみたりして。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/19/e6/j/o1600108015454849440.jpg?caw=800)
その言葉に飛鳥ちゃんは泣きながら微笑み
でもまた来るから、と。
倉田が別の弁護士に依頼するって言うのは
言葉通り自分がしてしまった事を
重大な過ちととらえていて
それにちゃんと向き合うって姿勢の表れなんだろうけど
娘の事を思ってと言う意味もあるのかも?
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/70/53/j/o1614108015454849514.jpg?caw=800)
拘留中の明墨の所に赤峰がやってきて
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/85/c2/j/o1615108015454849591.jpg?caw=800)
志水さんが無事釈放された事を伝えた。
そして今回の事で明墨に感化された赤峰は
不条理と戦うためにアンチヒーローは必要なのかもと話し
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/36/b4/j/o1607108015454849634.jpg?caw=800)
「今度はボクがアナタを無罪にしてさし上げます」、と。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/eb/85/j/o1607108015454849697.jpg?caw=800)
明墨はその言葉に明墨スマイルで応えた。
ドラマのタイトルに切り替わり
その後、法廷に立ち、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/20/43/j/o1605108015454849759.jpg?caw=800)
「あなたは本当に人、殺したんですか?」
と、明墨の名刺代わりのセリフで終わった。
続編があるとは思っているんだけど
法的に罪を償った後、桃瀬の墓に立ち寄った痕跡を残し
明墨は姿を消すパターンかと思ってた。
で、糸井さん一家を殺したのって結局、誰!?
殺されるためだけに存在した人たち。
本当にそうならある意味一番可哀そう。
白木との出会いのエピソードや
この糸井さんを殺した真犯人なんかも
続編で明かされそうな。
で、緋山は続編では明墨のところで働いていそう。
そうであってほしい。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/a8/60/j/o1614108015454849853.jpg?caw=800)
4月22日のCDTVライブ!ライヴ!でミレイが
アンチヒーローの世界とコラボとか言って
裁判所で主題歌を歌っていたんだけど、
ふざけてるとか思われるかと思って書かなかったけど
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/3a/a7/j/o1610108015454850011.jpg?caw=800)
桃瀬が眠る墓地で歌ってほしかったなって思った。
以前の記事でも触れたけど2話の最後、
2話を見た後の記事でもこのシーンが気になった事を書いたけど
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/98/14/j/o1430108015454849896.jpg?caw=800)
明墨が桃瀬の墓の前で涙を流すシーンが印象的で、
そして桃瀬の日記や明墨宛の手紙を見たら
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240623/08/kayakoscurse/1f/35/j/o1435108015454850128.jpg?caw=800)
なおさらその方がこの曲は映えると思った。
許可取りとかの問題があって裁判所になったのかもしれないけど。
See You Next Nightmare!!