主人、私、蘭
の3人になって、話が始まりました。


主人「昨日の宣言はなんだったの?」

蘭「何していいか分からなかった」

主人「そういう時は聞くんじゃないの?
  分からないからってボケーっと
  ただ座ってても、
  やる気がないだけに見えるだろ」

蘭「うん」

私「もう無理だから。
  次からやるとか言われても
  どうせやらないとしか思えない。
  とにかくもう無理。
  一緒に生活することが苦しい」

主人「(蘭へ向かって)だってよ。
  どうするのよ?どうしたいのよ?」

蘭「一緒に住まないなら分かんない。
  蘭は行くところない。」

主人「行くところがないなら
  もっとがむしゃらに自分にできることを
  頑張ろうと思わないわけ?
  散々何がいけなくて、
  何をしなきゃいけないのか
  話してきたのに何も変わってない」

蘭「うん」

主人「周りに変わってもらおうと思ってるの?
  自分の住みやすい環境を
  何の努力もしないで
  周りに作ってもらおうと思ってるの?
  俺たちは色々考えながら
  試行錯誤してるのに
  何も考えないで、何も行動しないで
  住みづらくしてるの自分じゃん」

私「この家に居て、楽しいの?
  細かいことグダグダ言われて嫌じゃない?
  めんどくさくないの?
  私たちだって、蘭と上手くやってくには
  どうしたらいいのか考えて
  何かある度に話し合って、
  それでも自分の意見を言わない蘭は
  うちらの話に相槌うって、
  最終的には納得してないから裏切る?
  いい加減そんなこと繰り返されたら
  こっちだって限界くるから。」

蘭「うん。」

私「ね、また相槌。
  YESでもなく、ただの相槌。
  何を考えてるのか、何がしたいのか、
  何も分からない。」

蘭「何も考えてない。」

主人「考えられないのか、考えたくないのか
  どっちなの?」

蘭「何を考えていいか分からない」

私「今、何について話してるのか
  分かってるの?」

蘭「よくわかんない」

主人「じゃぁ分かったよ。
  お前が思う幸せって何なの?
  何を望んでるの?」

蘭「…(沈黙)
  …ママと妹と暮らすこと。」

主人「それは無理じゃん。
  どう頑張っても無理なんだから、
  もっと現実的な答えがほしい」

蘭「…ない。」

主人「お前はお世辞にでも
  『ここでみんなと仲良く暮らしたい』
  とかは言えないのな。」

蘭「…(沈黙)」

主人「別にいいんだよ。
  ここに居たくて居るわけじゃないことくらい
  最初から分かってるから。
  でも、ここに居るしかないと思ってるなら
  もっと努力とかしないわけ?
  周りに気使わせて、周りが蘭に合わせて
  いつまでもお姫様気分か?」

蘭「…(沈黙)」

主人「こっちは蘭を受け入れる覚悟で、
  引き取ったんだよ。
  お前みたいに、あっちがダメだから
  仕方なくこっちいるみたいな
  中途半端じゃないの。
  こっちには元々の家族があって、
  小さい二人もいて、その二人にも
  納得してもらって、協力してもらって
  お前を引き取ったの。
  なのに、当の本人が、いつまでも
  仕方なくこっちにいる
  みたいな態度取ってたら
  受け入れる側だって、
  何もできなくなるんだよ」


私「私は、自分の子どもを大切にしたい。
  でも、蘭は自分の旦那の子だから、
  全く同じ愛し方はできないけど、
  家族として大切にしたいと思ってきた。
  だから、色々考えて、
  誰かが犠牲になったり
  誰かが苦しくなるような暮らしに
  ならないようにしてきた。
  その中でも、蘭には
  これまでの家庭環境があるから
  そこも配慮したり、
  ここでの家庭環境に馴染んでもらえるように
  我が子より気遣って、
  普通の家庭を見せたいと思ってた。
  でも、それを見ようともせずに
  仕方なくここにいるだけなら、
  私は自分の子どもだけを大切にしたい。
  少なからず犠牲になってた
  子どもたちに100%の愛を注ぎたい。
  まじでこの2年弱が
  無駄だったとしか思わない。」







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