先日は、

 

■ 鉛筆でざっと描いた物(284)(コピー紙+鉛筆)【ラクガキ】

 

にて、画材による違いについて書きました。小学校の図画工作では、

 

 ■ 不透明水彩

 ■ パス(オイルパステル)

 
などを使用し、色鉛筆も使う事になりますが、描く際には光と影の場所を観察して追加すると平面的な状態を可否出来るようになります。鉛筆の場合、色の調合が必要ありませんから、
 

 ■ 明るい場所

 ■ 暗い場所

 
の判断をすることで状態を得ることが出来ます。例えば、
 
 
のように球体のアウトラインを取った場合、光と影の向きが存在するはずなので、
 
 
のように塗ると光と影の状態を追加できます。鉛筆の場合、削った時の側面を使うと広い面で塗れるので、平筆のような面塗りが出来ます。鉛筆の場合、
 

 ■ 先端 : 面相筆

 ■ 側面 : 平筆

 
として考えることが出来るので、側面を使うと広い面を塗ることが出来ます。美術関連の学校の鉛筆の削り方で芯を長くして先端に向かって削ってあるのも 【 面塗りをする際に広範囲を一度に塗るため 】 ですが、描くサイズがB3以上が基本なので、通常の筆記用の削り方だと工程数が増えるのと筆圧のコントロールが難しいので、そういった削り方になっています。
 
 絵を見てもらうと
 
 

のように

 

 ■ ハイライト

 ■ シェード

 ■ シャドウ

 

の部分がありますが、この場所は全てこさが違います。その為、日陰と物体の暗くなている部分では暗さが違うので、その変化を観察して再現すると曲面の再現度を高くすることが出来ます。

 

 色鉛筆の場合も同様に

 

 

のような状態から、

 

 

のように質感を加えて行くことになりますが、色鉛筆の場合、12色セットでも系統色で暗い色が用意冴えているので、

 

 

のように質感を追加することが出来ます。ここから、色を追加することになるので、

 

 

のような感じで彩色していくことになりますが、ベースの色の上に色を重ねることになるので、上に乗せる色に強い塀お外がでたり上に色が乗らなくなる状態を回避して塗り重ねていくことになります。

 

 水彩絵の具の場合、マット水彩のように上に色を重ねるこTがD家いるものだと、ウェット オン ドライを使って塗ることになります。今回もコピー紙に描いていますが、スケッチブックで用紙が薄い場合だと、透明水彩のような水をたっぷり流し込んで塗るような方法を用いるとシワが出るのと、ウェットンウェットをすると紙がもたない事があるので技法としてはウェットオンドライから試すほうがいいかと思います。まず、

 

 

 

のように塗って完全に乾かしてから、

 

 

のように色を塗ります。と言っても、コピー紙ですから、

 

 

のように物凄く水分の影響を受けていますが、コレが乾くまで待ちます。不透明水彩はポスターカラーのように白を上に乗せることが出来Rので、

 

 

のように明るい色を上に乗せることが出来るのですが、これも

 

 

のよに思いっきり水が抜けています。こうした描き方をする場合、キッチンタオルの上にティッシュをおいてマチエールが付くのを防いで塗っていくことにんりますが、コピー紙やクロッキー用紙レベルで薄い場合だと考え方としては書道の半紙に描くのと同じ考え方になるので、下敷きで水気を吸い取る方法を考える必要があります。この状態で、

 

 

のように加筆していくのが不透明水彩の塗り方になります。不透明水彩で透明水彩のような表現をすると顔料が少ないので色がくすむのですが、

 

 

のような塗り方が出来ます。また、色を重ねることが出来るので、

 

 

 

 

のような状態をパレットの上ではなく、用紙の上で色を作りながら塗っていくことも出来ます。絵の具の場合、パレットで色を作ってそれを塗ることが出来ますが、金属製のパレットでは

 

 

 

のような感じになっていますが、水を置くと

 

 

のように水を弾くものもあります。この水たまりに色を混ぜて

 

 

 

のように色を作っていくことになりますが、

 

 

のような感じで塗り方で状態を変えることが出来ます。まず、水分量を変更すると

 

 

のように発色が全く違うので、不透明水彩を透明水彩のような水分量で描くと相当色が薄くなってしまいます。

 

 ウェットンドライも希釈率で色の状態が変わるので

 

 

のように遮蔽するような形で塗ることや後ろが透けるように塗ることも出来ます。また、

 

 

のように濃度の違う色を重ねた上に水色を重ねると

 

 

のような感じで色を塗ることも出来ます。異なる画材を使うと、

 

 

のようになります。ちなみにコピー紙でウェットオンウェットを行うと

 

 

のような感じになります。当然、シワはでてしまいますが、色を置く感じで用紙の面をこすらないように塗ると用紙の破綻を防ぐことが出来ます。

 

 そして、色鉛筆も色を重ねることが出来るので、

 

 

から色を重ねると

 

 

のような感じになります。

 

 

 

 

料とテスト             

 

 

 先日は、

 

 

 

 

のような感じで、画材で塗り方を変更したり、水彩絵の具では、

 

 

のような塗り方が出来るので、

 

 

のように用紙の中で色を作れることについて書きましたが、金属のパレットだと

 

 

の世に水を弾くものもありますが、この水たまりに色を入れて

 

 

 

のように調合をして塗っていっくこと煮るわけですが、パレット上の色と用紙の上での色が異なる場合があるので、用紙の上での発色を確認する必要があります。その為、最初に使用する用紙で色見本を作ったり、試し塗り用の紙片を用意しておくと意図した色を塗ることが出来ます。

 

 水彩絵の具の場合、補色を混ぜると濁るので、色相環を見て色の位置関係を理解しながら描くと濁らない色を塗ることが出来ますが、小学校だと、

 

 ■ 赤色

 ■ 青色

 ■ 黄色

 

を基準として、この中の二色を足して考えることになりますが、

 

 ■ 〇〇紫色 : 黄色っぽい色を足すと濁る

 ■ 〇〇緑色 : 赤色っぽい色を足すと濁る

 ■ 〇〇橙色 : 青色っぽい色を足すと濁る

 

と覚えておくとパれっtの中の色が濁らないように出来ます。絵を描くときにパレットが濁って色が作れないと楽しくないはずですから、

 

 

 ■ 三原色(赤色、青色、黄色)の組み合わせで色が出来る

 

 ■ 三原色の中の2つを組み合わせて色を作る

 

 ■ 二色の分量を変えることで色を偏らせることが出来る

 

 ■ 明暗は黒と白を追加して考えてみる

 

からスタートすると、色の破綻を抑えることが出来ます。この状態で

 

 

 

 

 ■ ハイライト: 光っている場所

 ■ シェイド : 物体の形状で生じる光の陰り

 ■ シャドウ : 物体から落ちる影

 

の色を見て黒や白をませて違う印象がある場合、どういった色の系統なのかを考えて調合をすることになります。この時に、物体の色を光と影以外の

 

 ■ 環境光

 ■ 反射光

 

の色の影響を考えていくことになりますが、絵具の場合だと色を作る必要がでてきますから、最初に

 

 ■ 三原色 : 赤色、青色、黄色

 ■ 明 暗 : 白色、黒色

 

で色の方向性を決める練習をしておいて、そこから、三原色の中の混ぜてはならない色が加わるような条件で色を作る流れになります。そうすると、色の破綻をしない方法を理解した上での色の調合になりますから、基本となる糸の傾向と調合は出来ているので、手探りで色を作る状態よりも現実の色の近似の色を作りやすいはずですから、最初に色と調合を知るとその後の色の偏りにも対応しやすくなります。

 

 

 

レヨンを使う            

 

 小学校で使用する不透明水彩絵の具の場合、水分量で表現が違うので、

 

 

のように異なる描き方が出来ます。上の方は白を残した塗り方で、下の方は上に明るい色を重ねていく技法になります。この塗り方は、ポスターカラーやアクリルガッシュでも行えますが、不透明水彩の場合、水分量でこの2つの技法を使い分けることが出来ます。透明水彩で上の技法を使うとかなり発色がいいので、水を多く使用しても綺麗な色が出るので驚くと思います。この違いは、技量や画材の品質もありますが、顔料の量の違いになりますから、色の成分が透明水彩のほうが多いのでそういった発色の違いが生じます。なので、 【 使っている絵具で発色のいい濃度 】 を探して塗るようにすると発色のいい色を作ることが出来ます。
 
 また、水彩絵具の場合、混ぜるほどくすんでいく傾向があるのでどういった製造によって製造されている色なのかを確認して色を選ぶと混ぜてもくすみにくいろを揃えることが出来ます。これが、小学校で使用する絵具の特性になりますが、クレヨンの場合だと絵具とは異なる特性があるので、少し特殊な塗り方が出来ます。
 
 クレヨンを使って色を塗ると、
 
 

 

のようなかんじになりますが、筆圧を落として塗るとこんな感じになります。この上に筆圧を上げて(クレヨンを折ったり、粉砕したり握り潰さないように注意して塗る必要があります。)バニッシュを行うと、

 

 

のように明るい色と暗い色を追加することが出来ます。そして、

 

 

のように色を追加していくことが出来ますが、この時に系統色が多いほど調整幅が広くなります。クレヨンや色鉛筆を選ぶ場合、学童用は12色ですが、水彩絵の具のように色を作って塗るのではなく、用紙の上で組み合わせる方法ですから、色を作るのが少し難しかったりします。この時に混色をするとしても、調合比率をベースカラーの明暗の差のある状態が用意されていればその色を使って色を作ることが出来ます。また、バニッシュでグラデーションを掛ける場合でも単一の色と暗い色の2色の状態と、4色の状態では全く違うので、色の選択やグラデーションを作る際の混色が行いやすくなります。その為、色鉛筆やクレヨンはできるだけ色数の多いセットを選んだほうがいいのですが、色鉛筆はクレヨンからバニッシュの効果を薄くしたような作りなので、薄く塗って色を重ねて行く方法と効果が出やすい色鉛筆だとバニッシュを使って色を塗り重ねていくような塗り方が出来ます。

 

 クレヨンの場合、細い線を描く場合には角を作っておく必要がありますが、色数が多いと色を作る場合とバニッシュで色を伸ばす時に色の影響を受けない状態で伸ばすことが出来るようになります。12色のクレヨンの場合、混ぜる色の比率を決めて絵色鉛筆のように濃度の分布を要しの上で作る必要がありますが、

 

 

のような感じで色を重ねて塗ることが出来ます。

 

 

彩絵の具              

 

 水彩絵の具を使う場合、小学校の図が交差Kづえ使用する絵具は色の数が決まっていますが、この時に使用する色を組み合わせれ中間色を作ることになります。

 この作業ですが、水彩絵の具の場合、ポスターカラーのように後ろの色を遮蔽して描く場合だと少し違ってきますが、透明水彩のように用紙の白色を活かして描く場合だと、白色は用紙の色を使うので、希釈率で濃度を変更することが出来ます。その為、

 【 パレットの面に水を多く用意して絵具を追加する量を少なくすると薄くなる 】

のでそういった色の使い方をすることも出来ます。ただし、ポスターカラーのように白色を加えてその色を作ることも出来るので描き方で変えることになります。

 このような 【 白 】 の使い方が出来るので、透明水彩の場合だと、


  ■ 赤色、青色、黄色、黒


のような4色だったり三原色の

  ■ シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック

のCMYKの4色を用意して描くことになります。なぜ、小学校ではこのCMYKでなく通常の原色をしようするのか?というと、色を覚える意味合いもありますが、意図した色を使いやすいと言う理由もあります。

 実際にやってみるとCMYKでプリンターのように色を作るのはかなり難しいので、近似や類似の色は作れても意図した色に行き着くのは相当難しいと思いますし、絵具を初めて触る人だと原色の生成をする作業から始まりますから、結構大変だったりします。というのも、CMYKから赤色と青色を作るのは少し難しいと思いますし、先程の色の組み合わせだと二色だけで出来る物を少し複雑な調合比率で調整しなければなりません。ちなみに、現在の義務教育の美術のカリキュラムでもCMYKの色の組み合わせでの調合をするようなので、調合をして色を作る作業も発生します。

 アラビアゴムで顔料が練ってあり水で落ちる仕様の絵具だと、扱いやすいですし、パレットの中で絵具が固着しても水で溶いて使用できる(ので、透明水彩のように顔料の比率が高いものだと固形化して血洋することが出来ます。固形化したものだと四角い小さな器に収まったものが並んでいるパン絵の具や円形の器に入った状態で販売されているケーキ絵の具というのがありますが、絵を描く場合だと、チューブ体して描いたほうが作業がしやすいはずですから、通常は学校と同じようにチューブ型の絵の具を使う事になります。)のですが、中学校で使用するアクリルガッシュは 【 アクリル樹脂 】 として固まるので固まった後は水で溶けることはありません。その為、使用した後は筆やパレットをしっかり洗っておく必要がありますが、小学校で使用する水彩絵の具はアラビアゴムで練ってある製品だと思うので、そういった仕様のものだとパレットで固まっても水で溶いて使用することが出来ます。その為、水彩絵の具の場合、アクリル成分が入っていなければアラビアゴムだけなので水で溶けるので後日水で溶いて使用できますが、不透明水彩の場合顔料が少ないので、透明水彩のような発色にならないので少し使い方が違ってきます。

 絵の具を使う場合、

  ■ 色の方向性 : 三原色
  ■ 色の明るさ : 白と黒

で指定できRのですが、和風の色彩で使用されている色だと、

  ■ 紺碧
  ■ 藍色

の違いを再現する時に白と黒を使うと近似の色を再現することが出来ます。この時に明るい色や薄い色は白を加えて、暗い色には黒を加えることになります。絵の具を使う場合には最初から三原色の調合比率だけで濁らせるのは難しいので、

  ■ 三原色の二職の調合で出来る色の方向性
  ■ 白と黒による色の変化

を体験しながら覚えると色を扱いやすくなります。ちなみに、白と黒を足した場合、

 

のような色の変化が生じます。色を重ねると、

 

 

のようになりますが、水彩絵の具の場合、塗ってみないと現在の濃度が解らないので、自宅で用紙を使って得たく場合だと、試し塗り用の物を用意しておいてそこで色の確認をして色を作ってから塗ることになります。


 また、絵の具はパレットの上で色を作って塗るのが基本ですが、画用紙の上で色を重ねることも出来るので、


 

のように色を重ねることも出来ます。こうした表現は小学校で使用している絵の具でも出来ますが、色がくすんだ印象がるようだと水の量が少し多過ぎるのかもしれないので、その場合、少しずつ絵の具を足していって色のついた水の色を刻してから塗ってみると発色が良くなると思います。

 

 不透明水彩は透明水彩と比較するとガン呂の量が少ないので、かすれていくようなグラデーションを行うと色の減衰による色成分の消失が多いので、透明水彩だと一度で描ける様な表現でも不透明水彩だと少し工夫をして描く必要があります。

 

 

 

ンボ8900で描いてみる      

 

 
 鉛筆で絵を描く場合、ハイユニを使うと柔らかい芯でも芯がしっかりしているので筆圧を逢えて硬い芯のように描けるという利点があります。そのため、鉛筆を選ぶ際にはいいものを選んだほうがいいのですが、描く練習や技法を学ぶ場合だと、鉛筆自体の機能を覚えるだけなので、学校で使用している書き方鉛筆でも描くことが出来ます。ただし、こういった鉛筆は中で芯が折れたり、木材が嘘のように削りにくい場合もあるので、製品によって作業時のストレスが変わってくるので、できればいい製品をえらんだほうがいいです。
 
 では、書き方鉛筆ではなく、事務用鉛筆だとどうなんだろうか?と言う話になりますが、実際にそういった製品でもユニスターなどよりはお取りますが、絵替えKないわけで貼りません。今回は、トンボの8900というお手頃価格な鉛筆を使ってざっと試し描きをしてみたのですが、
 
 
のような感じで描くことが出来ました。使用している用紙はA4にないますが、HBで描くとコピー紙でも意外と色が乗る感じですが、強い黒を出す場合だとHBだと弱いのでもう少し柔らかい芯の製品があったほうが描きやすい気がしました。
 
 トンボの鉛筆はカリカリとした描き味なので、三菱のような滑らかに紙の上を滑っていくような印象がなく色を出しやすい感じもしないのですが、三菱の9800のほうが濃い色を出しやすい印象がありました、薄い色は出しやすいので、HBですが薄っすらと描けるのですが、黄の品質は上位のMONOと比較すると少し劣る感じがしました。ただし通常のカッターナイフで削る時に引っかかりもなくけずれたので、木材の品質は信頼性が高い印象を受けました。コレは結構古い鉛筆なんですが、痙攣劣化がまったくないのも素晴らしいのですが、ごく当たり前に鉛筆として機能してくれていました。
 
 

 

 今回もコピー紙に描いており、Panasonic Lumuix DMC-TZ85で撮影しています。