先日は、
■ 鉛筆でざっと描いた物(283)(コピー紙+鉛筆)【ラクガキ】
にて、光による違いやメイキング動画を撮る際の注意点などについて書きました。
義務教育では割り箸ペンを使って描くカリキュラムもありますが、久しぶりに使ってみることにしました。家を探していたら、古のホワイトとインクが見つかったのですが、インクはパテのような状態になっていたので、これを使って描いてみました。
イメージとしては絵具を取ってそのまま塗りつけるような感じで描くので、インクで描く様な画法とは程遠いものになってしまいましたが、
のような感じになりました。また、先日、古のクーピーペンシルが発掘されたので、バニッシュを使わずに筆圧を抑えてに色を重ねてどんな感じになるのか試してみたのですが、
のような感じで色がでました。
絵を描いてネットで公開する場合には写真や動画を撮影すると思いますが、この時に光の状態や露出によって見え方が違ってきます。例えば、先日描いたものも
のような感じになります。光が青味がかっている場合だと、
となりますが、光源が違うと
のようになります。
撮影をする際には光源の色で色温度が変わってしまうのですが、屋内は物凄く暗いので写真や動画の撮影をすると小型センサーの場合だと増感をしなければならないので、写真がざらついてしまい、本来の品質とは異なる状態になる場合があります。
その為、ライトがない場合だと三脚を使ってカメラを固定して屋内の照明で照らしてスローシャッターでシャッタースピードをかせげば感度を下げることが出来るのでノイズの少ない状態で撮影することができますが、動画の場合だと、実用レベルでフレームレートが低いものでもシネマの24Fですから、スローシャッターを選択しても1/24までになるので、家庭用照明だと暗くなります。
その為、動画を撮る場合だと、ライトで照らさなければ暗すぎて使用できない状態になります。
動 画を撮る場合
絵を描くメイキング動画などを撮る場合、人工の光を使うと電機の周波数が影響を与えることがあるので、それに準じたシャッタースピードを使うか、後処理でフリッカーを消す必要があります。
例えば、59.94pのフレームレートで動画を撮影する場合、1/60だと 【 1/フレームレート 】 よりも速いので問題なく撮影が出来ますから、西日本だとコレに合わせておけば問題がないのですが、東日本では1/50ですから、59.94oの撮影が出来ません。
出来るのですが、この場合、シャッタースピードと光源の点滅の間に誤差が生じるので映像にその点滅が入り込んでちらつくことがあります。そのため、59.94p撮影の場合だと、フリッカーをあとから消すことになりますが、24fで撮影をすると
■ 50Hz : 1/50で撮影
■ 60Hz : 1/60で撮影
の双方に対応できるので59.94pで撮影するときのように東日本だとフリッカーが出ると言う状態を回避できます。
フリッカーは、ハイスピード撮影をするとごく当たり前に発生しますが、自然光のように点滅が存在しないものだと照度の確保すれば問題なく解消できますが、ハイスピード撮影は点滅している物を撮影しているので点滅している状態もスローで記録することになります。そのため、240f辺りからフリッカーが目立ち始めます。
更にフレーム数を増やすと
のようになりますが、フリッカーは後処理で消すことが出来るので、
のように点滅しない映像を作ることも出来ます。ちなみに、シーケンシャルを使う方法だとプロジェクトのフレームレートでショットのフレーム数が変わるのですが、同じフレーム数でもフレームレートが異なると、
のような違いが生じます。そのため、プロジェクトの状態も確定してニアに状態で映像を作るというのは実質的に無理(コンテの段階で破綻するのでありえません。)なので、いきあたりばったりでもカメラがあれば撮れるようなものではりません。
描く時のメイキング動画の場合、一点光源で撮影する場合でも光源の位置で見え方が変わってきます。これについては、
の中で実際に行っていますが、同じものでもライティングによって全く結果が変わってきます。
メイクイングの場合、必要になるのは用紙の部分ですから、そこにフォーカスが来ていれば問題なく撮影できます。そのため、そういった撮影は、 【 マニュアルフォーカス 】 を使用してピントを合わせておいて被写界深度を少し深めにしておきます。というのも、こういう撮影は大きな絵を描く条件以外だとマクロ撮影になりますから、被写界深度が浅くなるので、少し絞り込んだほうがピントがある範囲を広く出来ます。また、MFで固定するうとフォーカスロックがかかるので、ピントが迷うようなことはなくなります。AFで撮影すると、マイクラすら迷うことがある(謎すぎです。)ので、平面を撮影するような条件だとAFを使わないほうがいいです。実際に撮影してみたが、
になりますが、これがMFでフォーカスロックをかけたものになります。ちなみに、AF-Sで撮影したのが、
になりますが、個人宅の屋内照明では暗いので結構アンダーになりますから、こうした撮影をする場合にはワット数の高い撮影用の照明を用意して必要に合わせて照度を調整してから使用することになります。あと、デキューザーを入れたりバウンス光を使うとグラファイトのように光沢がでてしまうものでも影響を軽減できますが、マット水彩やチャコールなどはほとんど影響がないので、そういった画材だと必要な照度を確保して撮影することが出来ます。
この場合、日中の屋内で窓がない場所とか夜の撮影の話になりますが、流石に撮影用の照明とジェネレーターを要しいて撮影するとなると結構なコストになるのでスマートフォンや小型センサーのコンパクトデジカメと三脚とフォルダーの組み合わせだけで撮影する場合だと、照度が足りなくなります。ただし、日中の南の窓の光はかなり強いので、夏場だと10時〜15時辺りの光を使うと高額な照明器具レベルの光を得ることが出来ます。
夏場の南の窓の光で絵を描くと夏場にビニールハウスで作業をしているレベルで結構な暑さになりますから、季節を選ぶと晴れた日であれば自然光だけでも結構な照度なので、増感が必要ない状態になりますが、夜や日陰だとISO 800以上にしないと真夜中のような暗さになります。
撮影をする際には、描く時のカメラの位置などを決める必要がありますが、真上から撮る場合だとライトの位置を考えないと三脚の影が出るので、こうした撮影だと、
■ フリーアングル雲台
■ 自由雲台
を使用することになります。また、定点ではなくカットで始点を変更する場合だと
【 ショットを収める際に余計なものが写り込まないようにする 】
必要がありますから、事前その撮影用の空間を作る必要があります。この作業が大道具や小道具を使ったセットづくりになりますが、シーンが適切に撮影できるように光も含めた環境を作る必要があります。
ちなみに、先程の動画は全て屋内照明として販売されている電球を使ったものになりますが、編集時の後処理などを全く入れない状態のものになります。
映像を作る場合、メイキングだと柄の部分が主題にになるのでそれをどう撮るのか?と考えることになりますが、デジタルの場合だと、キャプチャーをすればいいので、マシンスペックが高い場合、ソフトでの作業をOBSで録画すれば問題なく素材が出来るので、その後にどういった物を重ねればいいのかを考えながら作っていくことになります。OBSは、配信時の画面構成をそのまま記録できるのでカメラのキャプチャー映像をPinPやクロマやロトスコープで抜いた状態で使用することも出来ますが、OBS内で合成した状態でライブ配信をするような形で録画をしてその素材を変数することも出来ます。
画 材と描き方
小学校の図画工作では、
■ 不透明水彩
■ パス(オイルパステル)
■ 明るい場所
■ 暗い場所
■ 先端 : 面相筆
■ 側面 : 平筆
のように
■ ハイライト
■ シェード
■ シャドウ
の部分がありますが、この場所は全てこさが違います。その為、日陰と物体の暗くなている部分では暗さが違うので、その変化を観察して再現すると曲面の再現度を高くすることが出来ます。
色鉛筆の場合も同様に
のような状態から、
のように質感を加えて行くことになりますが、色鉛筆の場合、12色セットでも系統色で暗い色が用意冴えているので、
のように質感を追加することが出来ます。ここから、色を追加することになるので、
のような感じで彩色していくことになりますが、ベースの色の上に色を重ねることになるので、上に乗せる色に強い塀お外がでたり上に色が乗らなくなる状態を回避して塗り重ねていくことになります。
水 彩絵の具の場合
水彩絵の具の場合、マット水彩のように上に色を重ねるこTがD家いるものだと、ウェット オン ドライを使って塗ることになります。今回もコピー紙に描いていますが、スケッチブックで用紙が薄い場合だと、透明水彩のような水をたっぷり流し込んで塗るような方法を用いるとシワが出るのと、ウェットンウェットをすると紙がもたない事があるので技法としてはウェットオンドライから試すほうがいいかと思います。まず、
のように塗って完全に乾かしてから、
のように色を塗ります。と言っても、コピー紙ですから、
のように物凄く水分の影響を受けていますが、コレが乾くまで待ちます。不透明水彩はポスターカラーのように白を上に乗せることが出来Rので、
のように明るい色を上に乗せることが出来るのですが、これも
のよに思いっきり水が抜けています。こうした描き方をする場合、キッチンタオルの上にティッシュをおいてマチエールが付くのを防いで塗っていくことにんりますが、コピー紙やクロッキー用紙レベルで薄い場合だと考え方としては書道の半紙に描くのと同じ考え方になるので、下敷きで水気を吸い取る方法を考える必要があります。この状態で、
のように加筆していくのが不透明水彩の塗り方になります。
透 明水彩絵の表現
不透明水彩で透明水彩のような表現をすると顔料が少ないので色がくすむのですが、
のような塗り方が出来ます。また、色を重ねることが出来るので、
や
のような状態をパレットの上ではなく、用紙の上で色を作りながら塗っていくことも出来ます。
水 彩絵の具とパレット
絵の具の場合、パレットで色を作ってそれを塗ることが出来ますが、金属製のパレットでは
のような感じになっていますが、水を置くと
のように水を弾くものもあります。この水たまりに色を混ぜて
のように色を作っていくことになりますが、
のような感じで塗り方で状態を変えることが出来ます。まず、水分量を変更すると
のように発色が全く違うので、不透明水彩を透明水彩のような水分量で描くと相当色が薄くなってしまいます。
ウェットンドライも希釈率で色の状態が変わるので
のように遮蔽するような形で塗ることや後ろが透けるように塗ることも出来ます。また、
のように濃度の違う色を重ねた上に水色を重ねると
のような感じで色を塗ることも出来ます。異なる画材を使うと、
のようになります。ちなみにコピー紙でウェットオンウェットを行うと
のような感じになります。当然、シワはでてしまいますが、色を置く感じで用紙の面をこすらないように塗ると用紙の破綻を防ぐことが出来ます。
そして、色鉛筆も色を重ねることが出来るので、
から色を重ねると
のような感じになります。
今回もコピー紙に描いており、Panasonic Lumuix DMC-TZ85で撮影しています。