先日は、
■ 鉛筆でざっと描いた物(79)(コピー紙+鉛筆)【ラクガキ】
の記事にて立体のパッケージの事や鉛筆の濃淡やサイズについて書きました。
絵を描く場合、平面に対して描いて行く事になりますが、デザインの場合だと平面ではない物を扱う事になります。例えば、パッケージだと、箱に対して行う場合もありますが、この場合、
のような感じの展開図を考えてそこにデザインを入れることになります。これがと独立している場合もありますが、食品だと裏面が成分表記とかになっていて
の三面がデザインになっている場合もあります。この場合、
のような感じのデザインになりますが、考え方としては
のようになります。青い部分がデザイン部分で赤い部分が成分表記のレイアウトになるので、個尾を個別に考えることになります。箱については、糊で張り付けてあるもの以外に
のように展開して箱にできる構造の物もあります。家電だと、
のような感じで各面で独立した情報が記載されている場合もありますが、この構造は先程の物とは異なり、
のような構造になっています。
袋の場合はシートを丸めて端を閉じて筒にして内容成分を包装して両端を閉じる感じなので、
のような仕様になっています。これが包装されて
のような感じになっているのですが、
のような感じで切ってあります。その為、
のような開封しやすい作りの物は刃物の形状がその形で切断できる構造になっているので、穂周防されている両端がその形になっています。のど飴などの大きな袋の中に小分けで入っている物がこうした形になっていますが、圧着までは同じ工程でカットの工程での刃物の違いで直線とこの形状の違いが発生しています。
現在はアナログでデザインをパッケージの元物デルに対して描くことはないと思いますが、
のような構造の場合、二の部分は円柱なので、
になりますが、下の部分は円錐台になるので、
のような感じで、円弧を描いてもう一つ円弧を除去した形の面が出来上がります。ここが表記を行う面になります。その為、表面と裏と言おう考え方になりますが、これを4方向に分けて考えると、
のように分割した状態でレイアウトをする事になります。この場合、平面的なデザインをどんな感じで形状の載せるのかを考えることになりますが、形状自体の王増は円錐の展開図を拡張した物になりますから、大小の延髄を作って、それを重ねて、ちょつ縁部分を合わせて小さな円錐の頂点と大きな円錐の頂点を合わせて円弧の部分を大きな円錐側に合わせてラインを取り、小さな円錐の展開図の円を切り取って底にして、余剰部分を切り取った大きな円錐に対して追加すると紙コップのような円錐台の形状になります。この扇形にデザインするのは難しいのですが、実際に物理モデルで見る場合にはこれに実際に描かないと解らないので、アナログで行う場合には、そう言った作業が必要になります。
デジタルの場合だと、3DCGでイメージを固めることが出来るので、
のようにシームをつけてUV展開を行うと、
のような形状を作れるのですが、これだと描きにくいので、通常は、
のような形で成形されたUVに対して平面的な画像を適応して対応する事になります。あと、歪んでもらうと困る場合だと、投影で張り付ける方法もあるので湾曲に追従するようなテクスチャと湾曲した面でも形状が歪まない状態で見えるようにするテクスチャの使い方を指定できるので、イメージに合った物をデザインとして追加できるようになっています。
絵を描く場合、用紙と画材のブラシ財図の相対比を考えて使って行く事になりますが、用紙のサイズが小さいと使用する画材のブラシサイズも細くする必要があります。
■ 鉛筆
■ 0.5mmのシャープペンシル
■ 0.3mmのシャープペンシル
を使った場合、小さな紙に描くと、
のような火事になりますが、描く場合も
のようにできることが違ってくるので、このサイズになってくると、鉛筆の場合は面塗りに近い太さになり、0.5MMも少し太いサイズのブラシなので、ハッチングをするには太すぎるサイズになります。0.3mmはディテールを描けるので、2Bを使うとディテールを描けますが、このサイズでもハッチングを使ったの謡を使用できます。
先日は、鉛筆の芯の硬度の差について書きましたが、硬度によって結構な違いが出ます。
のような感じになっていますが、下のハッチングは筆圧を落とした状態で描いています。つまり、力を入れない状態でハッチングを重ねて行くだけでもこれだけの差が出ます。
現在、金属が削れていく事で紙に文字が描けるというようなペンが出ていますが、こうした製品は2hよりも薄かったり、濃さが見込める物でも2H程度になります。
濃度が違うと
のよに塗り重ねた部分に色を置くことが出来るので、濃淡を使った描き方やベースカラ―を塗った状態でディテールを描く事が出来ます。
2Hはラフとかを描く時位使用できるのですが、
のようにベースカラーを塗ってディテール部分を加筆する場合、濃い色が必要になりますからHで、
のように描きます。影の入る場所には濃い色を使うので4Bで、
のようにラインを入れて、
のように加筆します。更に、
のように濃い部分を4Bで描き影の部分は強すぎると問題があるので、Hなどで加筆して影寄りの部分を4Bでうっすらと塗っていきます。そうして加筆していくと
のような感じになります。
形 状の加減算
形状を描く場合、立体形状が組み合わさった状態になっている物もありますが、こうした物を描く場合、形状の加減算をする事になります。
■ 形状の加算
形状を追加する場合、
の状態から、
のように追加したい形状を追加します。そして、
のように天井を追加して、
のように前面を追加して、
のような感じで形状を描きます。
■ 形状の減算
形状の減算をする場合、
の状態から
のように除去する場所を決めえtなくなった場所のラインを追加する事で形状を描きます。
また、形状の変化の場合、
のような形に
のような形状の底に該当する形を配置した場合、延長すると突出し、ディテールを加えると穴になりますが、この状態で見えてい辺を追加すると
のようになります。面が変わると見えている辺も変わるので、
のような状態になります。
■ 形状の複合減算
全需tのように図形の加減算を行うと形状を作る事尾ができますが、複雑な形状は四則演算で構成されているので複合的な処理が行われています。形状の場合描く工程を考えると加減算だけで対応できますし、数量が多い場合だと、乗算を使ったり、連続した配置だとアタリとなる物を描いてそれを分割する事になるので、アタリを描いて除算をする事で形状を追加することもできます。例えば、
の状態にした形状に
のような面を指定して延長すると、
のようになりますが、これを
のようなアタリを付けて、減算をかけると
のような形になります。アタリとなる補助線を追加しながら描く必要はありますが、形状のプランを立てて描いていくと複雑な形状を描く事も出来ます。例えば、
のような形状だと、面の部分は減算だけですが、穴の部分は円形状になっています。穴の場合、
のような円柱に対して円錐台のような形の推移があるか否かで形が変わりますが、穴の場合、見えているのは2つの円なので
で穴の状態が違って見えますが、
のように立体として描くこともできるので、穴の場合だと、塗りで状態を確定させる必要があります。
複雑な形状は立体が組み合わさった構造で考えた方が辺りが撮りやすく、イメージもしやすいのですが、こうした形状の取り扱いは算数や数学の図形の面積や体積などでも使用します。この時の 【 図形を用いた集合演算 】 のような考え方は、絵を描くときにも使用する事ができます。
柱 と変化
柱の場合、
のようなパースの付いていない描き方もできますが、
のようにパースの付いた描き方もできます。この時にパースが付いていない世界での円錐台のような形状なのか。パースを付けた状態での円柱なのかを明確にしておく必要があります。この場合、絵の空間内の状態がパースの影響を受けているのか否かで変わってきますから、こうした絵も空間の描き方で異なる形状になってしまいます。
柱を描く場合、上下の面が違う状態の物もあります。円錐台やn角錐台がそれに該当しますが、四角錐台の場合だと、
のようなアタリを付けて、
のように頂点同士をつなぐと四角錐台が出来上がりますが、上下の頂点数が異なる多角形同士の組み合わせでも考え方はおは字なので
また、捩じれた形状も、床面の層で考えるとイメージしやすく案るので、
のような描き方もできます。
パ ーツの位置関係
絵を描く場合、パーツの前後の位置関係があるので、後ろにある物が辺りになって、前のディテールを描くのに必要な場合だと先に後ろにある物を描くことになります。例えば、
のような形状を描いて、
のように位置を決めて、
のようにアタリを付けて描いていくと
のような感じになります。
今回も鉛筆を使ってコピー紙に描いており、Panasonic Lumuix DMC-TZ85で撮影しています。