カメラで写真や動画を撮るときに光の状態で状況が変わってくるわけですが、照明を使うことで周辺の照度を上げることができます。この利点は至極単純で、露出において感度をあまり高くしなくても済むことにあります。

 

 とは言っても、光が飛んでいればどこから光を出しても同じ結果になる訳ではありませんから、正確には

 

 【 光と影をコントロールして、意図した陰影を作り出すこと 】

 

が目的になります。光については、現実世界も3DCGも同じですが、光の飛び方で状況が全く違いますし、3DCGの場合だと、処理がラスタライズなのか、レイトレーサーなのかGIレンダーなのかで全く異なる見え方になります。当然、GIレンダーでもフォトンマッピングの有無でも光の反響の仕方が変わってくるので、3DCGの場合、ライトの当て方以前に、光の計算方法が違うだけで全く異なる結果になる(計算というよりも概念が違うので同じになる訳がありませんが...。)ので、レンダーにあった光の取り回しを考える必要があります。

 

 現実世界だと、光を使う場合だと、

 

  ■ ライト

  ■ ストロボ

 

の選択がありますが、写真の場合にはっストロボを短時間発光させるような方法で光を作ることがありますが、この最大の理由は、その撮影方法だと被写体の動きを止めて像を切り取ることができるので、長時間露光を行ってスローシンクロを行った場合に、被写体が動態だったとしても、胴体自体はとどめることができます。

 

 それとは対照に、ビデオライトで同じ照度と陰影を作った場合だと、同じように被写体が動くと常に光が当たっている状態ですから、花火や滝の撮影のようにその被写体は帯を引いてしまいます。つまり、被写体ブレをそのまま記録することになってしまうわけです。

 

 そう考えると、ストロボを発行しても大丈夫な撮影条件だと被写体を止めたい場合にはストロボを発行させることになります。

 

 ストロボというと、以前、

 

 

な感じで雪が降っていたので露光時間を長くしてストロボで撮ったのですが、4秒くらい開いているのに雪が止まっていますよね。スローシンクロの場合、3分くらい開いても発行が可能なので、

 

【 後幕+スローシャッター 】

                     【 24mm/F2.8/ISO 160/180Sec 】

 

な感じで、スローシンクロを行ったのですが、そうすると夜中なんですが、昼間のような明るさになります。というよりも、満月の時に天の川を撮りに行くとストロボを焚かなくても

 

 

な感じになりますが、夜の撮影でも、感度をコントロールすると真夜中でも明るく撮ることは可能です。

 

■ デジカメの内臓ストロボ              

 

 基本的にストロボを使うと被写体を止めれるのですが、暗所でストロボをそのまま炊いてしまうと、

 

 

 

な感じの影が出ます。また、内蔵ストロボはガイドナンバーが9位しかないので、正直話、遠くの被写体に光を当てると微妙に明るくなった程度の状態しか変わりません。その為、成型撮影のような露出で撮るしかありません。

 

 とりえず、ストリボの光よりも日中の太陽光のほうが照度があり、夏場に関しては比較するのがどうかしているレベルで明るさが違います。その為、ハレーションやゴーストが出ない条件で自然光を使うと、1/2.3型センサーのデジカメでも【 意外といいのでは? 】と思うような発色をしてくれます。以前、

 

■ TZ85の画質

 

で等倍はきついというのを書きましたが、この辺りは明るくても大差がないのでそう言う物と判断するとして、

 

■ Lumix DMC-TZ85

 

で自然光のみの過去記事も紹介しましたが、太陽光とレフだけで撮影すると、

 

 

 

位になります。ちなみに、これは、現像をしておらず、JPEG撮って出しで、太陽光とレフのみで撮っています。とりあえず、機能はいいのでもっと画質を頑張りましょうと成績表に書きたくなるカメラですが、日中の光を使うと、こんな感じで撮れます。

 

 つまり、暗いだけで無理が来るカメラだったら明るい写真を撮るしかないので、光のコントロールを行って明るく撮るという方法になります。

 

 マクロの物撮りの場合だと、小型センサー製品だと低感度のスローシャッターという選択肢もあるので、三脚トマクロスライダーを使って、影と光の状態を最初に作成して、そこから、増回して最適な露出を算出して、増感の段数を下げた分だけシャッタースピードの段数を上げて明るくする方法がありますが、

 

  【 人の場合だと、湿板写真のようにどこの成型写真の撮影

    だろうか?と思うような露光時間だと被写体ブレをしてしま

    う 】

 

ので、ダメですし、たまたま夜散歩していてゴリラやヒバゴンを見つけて、決定的瞬間だと思ってシャッターを切るとしても、その露光時間だとむしろ消えてしまいます。そして、その存在が、自分を湿板写真のような長時間露光で撮りにかかっててると理解し、空気を読んで、頼んでもいないのにマッチョポーズを取り、【 闇夜でもわかるよなドヤ顔 】で、シャッターが切れるまで待ってくれることもありません。むしろ、そんな状態だと

 

 【 お前、絶対に着ぐるみだろ!! 】

 【 ハロウィンか?先取りしすぎたハロウィンなのか? 】

 

と思うに違いないですが、生物を撮る場合だと人のように頼んで動かないようにしてもらうことは不可能ですから、それはあり得ません。そうなると、その条件だと増感しかありえませんから、結果的にカメラを選ぶことになります。また、動物にストロボを焚くのが難しい場合もありますから、結果的に、条件的にストロボを焚いても平気な場合のみに限定されます。

 

 そう考えると、夜景ポートレートとかで被写体を明るくしたい(影の向きや光の流れを考えて自然光以外で陰影をつけたい場合)とか星景撮影で前景も少し光を入れたいという条件だと、ストロボを使う場合もありますが、星が主体の場合、有害光になる場合もあるので、不要な場合にはそれは使いません。ただし、被写体と風景という組み合わせだと使うと効果的に光を入れることができます。

 

 ただし、この場合の光は、正面からの光ではなく斜光や逆光などの組み合わせですから、光の使い方もカメラから直接光を飛ばすような物とは異なります。

 

 とりあえず、夜にライトを使う場合でもオフストロボで撮影したほうがよさそうなので、コマンダーとストロボで擦れ揖斐撮影をしたほうがよさそうですが、スローシンクロと長時間露光では露出の設定で昼間みたいにできますし、雪の写真のように露光時間を長くしてもストロボ発光の時だけ被写体が光るので、動きを止める子効果を持たせることもできます。その為、使い方で色々な光を作れます。

 

■ 光の使い方                     

 

 ストロボを使う場合、デジカメの内蔵ストロボだと強い影が出るのと真正面にしか光が飛ばないのでとストロボデフューザーもつかないので光のコントロールが難しいものになります。その為、逆光での日中シンクロで、ストロボの光量をコントロールして発光するとかの使い方になりそうですが、基本的に、外付けストロボのような光の選択肢はありません。

 

 ホットシューに接続するストロボの場合、ストロボデフューザーが使えるので、それだけでも全く違うわけですが、その場合、柔らかい影の出る写真が撮れるので、正面から光を当てても状態が違ってきます。つまり、日中シンクロで逆光で光を足すような条件でも柔らかい光を使うことができます。

 

 ストロボには、首振り機構がある物もありますが、買う度調整と回転機構を持ったものを使った場合、光の発行する向きを変えることができますから、こうしたカメラだとバウンス光を使うことができます。その為、光が減衰した光になるので弱くなりますが、その代わりに柔らかい光を出すことができます。その為、クリップオンタイプのストロボデフューザーとバウンスの使い分けができます。

 

 また、ガンドナンバーが大きく光量が大きなストロボだと、こうした機構になっているわけですが、ガイドナンバーが大きいほど最大時の光量が大きくなっているので、ソフトボックスなどを用いた場合に面光源の光をある程度たぼぽできる利点があります。

 

 その為、オンストロボで使うとしても内蔵ストロボよりも光の選択肢が多く、オフストロボを使ってデフューズ光やバウンス光を使ったとしても、考慮を置く担保できるので、ガイドなbナーの大きなストロボを用意しておくといろいろと便利です。

 

■ 多灯                         

 

 ストロボを入れる場合、福栖の光を使うと、影のコントロールが行える訳ですが、ストロボを同時に発行させるためにはシンクロさせる必要があります。現在だと、ラジオスレイブとストロボを使ったり、コマンダーとなるストロボgから信号を送ってスレイブのストロボを発行させる方法もあります。

 

 技適マークのついたコマンダーとレシーバーを使わないとダメなんですが、ストロボ自体も無線接続でコマンダーとレシーバーの機能を実装しているものがありますが、これも技適マークがついたものを使う必要があります。

 

 ラジオスレイブの場合電波障害以外だと大丈夫なので、光学式や赤外線方式のような日中だと使えないとか、遮蔽物があるとダメとか、距離の制約が存在するなどの不確定要素が存在しませんから、フィールドの広い同期の方法と言えます。

 

当然、ホットシューの延長ケーブルもあるのでこれとは別に優先奉仕委も存在しますが、複数のストロボをそれで行うとしても距離の制約を受けてしまいます。

 

 その為、現状だとラジオスレイブを用いた多灯の構成が利便性が高いので便利です。

 

 

■ ストロボの仕様                   

 

低価格なものだと数値が全く分からないのですが、通常のストロボの場合、光の拡散の度合いと発光時間をコントロールができます。

 

 まず、ストロボには製品で違うのですが、上位の製品だとストロボには商社核があるので、焦点距離が存在します。それにより広角な照射角なのか範囲の狭い光なのかの調整ができます。そのうえでパワーレシオをコントロールすると照射距離が伸びます。1/1がフル発光でそこから1/2ステップで変わる仕様になっていますが、これにより、光の拡散範囲と照射距離をコントロールできます。パナソニックの上位のストロボだと、感度や絞りなども存在しており、その状態でどの当たり前光が届くのかが距離のバーが存在しているので、それを見ながら最適な距離を確認してストロボの光のコントロールができます。一点光源のオンストロボ状態でTTL発光だとこうした設定でコントロールすることができます。

 

 低価格なストロボはありますが、スヌートを使わないと光が拡散してしまうのでそうした点で問題があるのですが、それと同時に、どのあたりまで光が届くのかというのはカタログスペックで判断し、その後、撮影をしながら実際の距離をデータとして頭に入れていくしかありません。また、スヌートを付けた場合でもガイドナンバーの数字がそれ程高くないので光源としても弱いですから、天井が低い場所でのバウンスは大丈夫(なので、近い場所の壁面にバウンスさせるような使い方だとある程度の照度が得られます。しかし、被写体の距離が遠いと照度は低くなります。)ですが、ソフトボックスを使うとなると、こうした製品は照度が低いので、カメラ側で露出のコントロールをすることになります。と言っても、ストロボをフル発光させても照度の最大値が低いのでソフトボックスは少し暗めになりますから、感度で露光を担保する必要が出てきます。その為、露出がそのストロボで足りる条件だと問題がないのですが、不足した場合にいは結構な影響が出てしまうのでそうした点は注意が必要です。あと、4千円弱のストロボでもガイドナンバーは35位ありますから、デジカメの内蔵ストロボ光量の4倍弱あります。

 

 光の特性として、

 

 【 光の強さは光源からの距離の 2 乗に反比例する 】 

 

 

という特性があります。つまり、1mで撮影しているときに被写体との距離を2mにすると、半分ではなく1/4になり、3mになると1/9まで減衰します。つまり、ガイドナンバー9で1mの距離でフル発光で最適な露出があった場合、距離を2mにしたら光が全く足りなくなります。この場合、露出でコントロールすることになりますが、フル発光時の光量が多いストロボの場合だと、距離が遠くなっても光が届くわけです。

 

 ガイドナンバーの大きなストロボだと、パワーの調整幅が広いので、光のコントロールが行いやすくなっています。つまり、最大から最小までの調整幅が存在していますが、この時に、明るさを重視する場合やストロボデフューザーである程度の照度を担保して使う場合だと、ガイドナンバーが大きくないと、ソフトボックスを使うだけで数段分の光亮の低下が発生する(光を遮断して透過光を飛ばしているので、当然と言えば当然ですが。。。)ので、最大値を大きくして置いてそこからの調整幅を持たせようと思うとガイドナンバーの大きな製品のほうが向いています。

 

 光量をどうするのか?でストロボをどうするかを考えることになるのですが、減衰させると数段分光量が低下し、光源の距離を遠ざけるとそれだけで暗くなるので、カメラ側での露出の調整が必要になります。また、撮影の条件を考えると、ハイスピードシンクロ対応であることも条件になるので、そういった機能面を考えると、当たり前の機能を実装したストロボを選んでおいたほうがいいということになります。

 

 ストロボのTTLについては、プログラムAEでストロボ発光を行ったとしても内臓ストロボでAEが合っている条件がありますが、まさにそれです。AEは8mmフィルムの動画撮影用のカメラがある時代には実装されている機能ですから露出に関してカメラ任せという相当危険な状態もありました。とりあえず、AEについてはどのあたりを明るさの基準にするかを決める場合に特定のポイントを指定する場合に使いますが、これは自然光の話になります。ストロボの場合だと発光時の明るさを自然光で測っても照度が全く違うのでが分かる訳がありませんから、プリ発光で確認してAEを決めます。その上で発光させるのでプログラムAE(やiA)でストロボを使ったとしても、どアンダーやどオーバーな写真にはなりません。ただし、【 光の状態がカメラ側で決まってしまう 】ので調整幅がないので、マニュアル露出でストロボの考量のコントロールもできるようにしたほうがそれとは異なる光の状態を作れるわけです。

 

 その為、ストロボを発光させて、短時間で枚数を撮っていくような条件だと、TTLは必須ですが、基本的にTTLオートモードというのがこれで、そうでない場合だと、ガイドナンバーと距離で絞りの辺りなどをコントロールして撮影する必要があるので、結果的に、マニュアル露出と同じようにストロボ側でも被写体との距離を考えてストロボの設定を行うことになります。その為、用途によってはTTLと省略されていますが、TTLオートの機能があるほうが便利なのは確かです。あと、TTLによる影響というのはフィルムを使う場合に使率で違うので敬遠されている状態があったようですが、デジタルイメージング製品というのは、メーカー純正の場合と、【 メーカーが自社開発のハードとセットでストロボの開発をしている 】訳ですから、センサー出の影響もテストしているはずです。そうなると、【 フィルムのような影響は出ることはない 】ので、気軽に使えるようになっています。

 

 とは言っても、自分で調整しないと無理な場合だと、TTL依存ではどうにもなりませんからマニュアルで調整できるようにしておいたほうがいいのは確かです。これは、動画撮影時にAFでで追った場合に無理がある場合だと、フォーカスロックをかけたりMFで追いかける必要があるのと全く同じ内容です。つまり、【 機材性能依存でダメな場合だと撮影自体がとん挫するような状況の回避 】がそれです。また、TTLでうまくいかない場合でもマニュアルで調整出来れば意図した状態は作れますから、機械でやっても意図的なものができない場合にお手上げになるような末期な状態にならないための選択肢とも言えます。(というか、機械任せでストロボを発行させるだけだと誰でもできてしまうので、そういう末期な状態は回避したほうがいいのは確かです。)

 

 基本的に、日常撮りだとマニュアル機能で調整幅があるほうがいいのは確かですが、TTL発光が当たり前に使える事を基準に考えたほうがよさそうですが、そうでない場合だと、マニュアル露出でストロボのガイドナンバーとパワーレシオを考えて光量のコントロールしましょうという話になります。

 

 あと、ストロボを使う場合、シンクロスピードというのが存在します。これを超えると、撮れないことはないのですが、幕切れと言って、上か下に黒い影が出ます。これは、シャッター幕の影なんですが、ハイスピードシャッターを切るとこうした現象が発生することがあります。その為、その速度がどのあたり化も気を付けておく必要があります。

 

■ ストロボとフィルター                

 

 ストロボワークを行う場合、動画撮影と同様にフィルターを使う場合があります。例えば、色温度のコントロールをする場合などもそうですが、照明の色をコントロールすることで面白い効果を得ることができます。これとは別にふぃりうターが必要になる条件として、

 

 【 日中シンクロ 】

 

があります。エントリー製品についてくるそのまま解放側撮っても被写界深度がある程度深めな描写になるレンズだとあまり関係ない話なんですが、短焦点レンズで日中シンクロをする場合に、ストロボを焚くと少し絞らないとオーバーになるような条件の場合に、被写界深度の状態はそのままにして数段分暗くするためにNDフィルターを用います。これを用いると、明るい短焦点レンズを夏場の日中で利用してもオーバーになりませんし、露光時間が足りないとか、ストロボシンクロをすると厳しくなるような条件でも絞らずにストロボによる効果を得ることができます。

 

 夏場の日中だと日陰でストロボを使って撮るという方法もありますが、日中シンクロ時の照度の調整用としてNDフィルターを用意することになります。

 

 ストロボは動画撮影時のライトと同じで色温度をコントロールできるものがありますし、カラーフィルターで意図的に色温度を変えることができます。アマゾンで3000円弱で売っている製品は、光スレイブ製品なので、スレイブモードがあるもののラジオスレイブ機能も何から何まで存在しない割り切り方が凄まじいモノになりますが、当然のようにコノストロボにも色温度の調整機能は存在しませんから、色温度を変える場合には、カラーフィルターを用いることになります。そうした場合、色温度が光の状態で変わるので、被写体に合わせると、その色温度分背景の色が変わるので面白い効果を得ることができます。とりあえず、コノストロボだと被写体の明るさはストロボの距離で調整することになりますし、光の範囲を絞るときにはスヌートが必要になりますから、当たり前のストロボを選んだほうがよさそうな気がしますが、カラーフィルターを付けて撮影すると、当然のように色は変わりますから、カメラ側で露出をコントロールするとそれに適合した光にできます。その為、被写体に色温度の低い光を当てたい場合だと、フィルターを用いるとそういうストロボでも色温度のコントロールは可能ですし、意図した色の光で撮影することができます。

 

 RAW現像でも全体的なカラーフィルターを適応することは可能ですが、被写体と背景の色彩を変えるというのはストロボやライトで調整することになる(フォトレタッチだと可能ですが、この場合、現像と違って階調が消失するので少し内容が違いますし、JPEG撮って出しではその状態にはなりません。)わけですが、そうした場合、光源のフィルターも必要になります。

 

■ とりあえず。。。                    

 

 ストロボについては【 光るだけの機材ではない 】ので、家庭用の照明機器とは異なり、当たり前の製品だと、照射角の調整や色温度の調整も可能で、細かな設定が可能になっています。また、ストロボ自体にマスターとスレイブの設定ができるようになっていますから、自由度は高いです。そして、ガイドナンバーも違いますからそうした点で内容的に異なります。

 

 あと、メーカー純正の上位のストロボについては、防塵防滴ですからストロボを覆って水の影響がない状態で使うとしても、そうした機能がない製品よりも安心して使えるという利点があります。これは、防塵・防滴の構造のカメラにレインジャケットを装着して撮影するほうが安全であり、水辺だと過剰に見えますが、防塵防滴の構造のカメラでもウォータープルーフケースを使ったほうが安全なのと同じです。

 

 基本的に、内蔵ストロボの場合、光の方向と光の調整幅が存在しない(ガイドナンバー9位しかないので、従来のストロボデフューザーを使ったオンストロボ状態での撮影のようなことができないため、選択肢が少なく、バウンスも使えないので柔らかい光をある程度の照度で出すような選択肢が存在しません)ので、外部ストロボが使用できる環境と比較すると、光源としては使い勝手は悪いです。

 

 あと、光の向きを変える機構がついている(というかアマゾンのDF500ですら、首は270度回転し、天井を向く機構なので、光量の小さなストロボを選ぶ以外だと、こうした製品のほうが使い勝手はいいかもしれません。こうした機構だと、背面に白い板を立ててバウンスさせることもできますし、壁面や天井のバウンスも可能ですからオンストロボでも柔らかい光を出す選択肢が複数ありますし、正面以外から光を当てることができますから、カメラにストロボを装着して使うような用途だと便利です。)製品のほうが単体での使い勝手がいいので、サイズは結構大きくなりますが、光のコントロールは行いやすいです。

 

 旅先のカメラで考えると、自分で旅行をしてそこで何かを撮るという条件だと、ストロボ発行ができない場合もありますから、できる場所に限定されるのですが、旅行ツアーのような撮影時間が皆無な何かで、kストをかけて無駄に忙しいだけの何かだと厳しいので、個人的にはそうした旅行だと軽装なほうがいいと思いますが、撮りに行くという目的で宿泊施設を確保して、ゆったりと撮影旅行をするような条件だと機材はそれ相応の物のほうがいいかと思います。旅行用というのがツアーだとハッセルブラッドやMAMIY ZDとかを持ち歩くと間違いなく疲れ方がただ事ではないですからダメですが、ストロボを使って撮ることが可能な場所で、ストロボを用いた写真を撮るという条件だと、ストロボの性能や仕様があまりにも低いと撮影時にマニュアル調整を行う部分が恐ろしく増えますから、煩雑な作業が増えてしまいます。また、低価格なストロボだと完全に感覚と経験則で合わせることになるので厳しいですし、こうした製品は光スレイブなので前述の【 ハイスピードシンクロ 】には対応していません。その為、利用できるシャッタースピードの上限が決まってしまいます。その為、スレイブ発光を想定した場合には、ハイスピードシンクロも含めてラジオスレイブを用いることになります。

 

 基本的にストロボですが、赤外線でも対尾硫黄しているのですが、これは、【 ワイヤレスTTLリモートのマスター機能 】に対応したコマンダーだと大丈夫ですから、そういうストロボ及びラジオスレイブだと当たり前に発光します。また、そうした機能は一眼レフだとボディーの機能に実装されている物もありますから、カメラを買ったら即座に対応ストロボでそれを使用することが可能です。この利点は光学式と異なるハイスピードシンクロができる事なんですが、TTLの機能を使ったものを使える利点もあります。ただし、光スレーブが光が届かないとダメなのと、昼間では全く使い物にならないのと同様に、

 

 【 ストロボ前面の受光部が赤外線を感知するので、受光部に

   マスター側からの赤外線が届かないとストロボが同調しな

   い 】

 

という問題があります。つまり、遮蔽物があるだけで信号が届きませんし、日中は誤動作することもあります。これに関しては、自動ドアが誤動作していることがあるのを見れば、そういう不思議な現象が発生する可能性が十分ありますし、赤外線が飛んでいる場合には誤動作します。そう考えると、ハイスピードシンクロも含めた条件で考えると、ラジオスレイブの一択になるわけです。

 

 その為、ストロボを選ぶ場合には、当たり前の機能の物を選んだほうがいいのですが、その最大の理由は、TTL信号やハイスピードシンクロなどの機能を使える事やラジオスレイブによる距離や遮蔽物の影響を受けずに信号を送れるという利点にあります。ストロボの機能自体もそうなんですが、多灯での発行を想定した場合、それ相応の製品でなければ、光の取り回しが難しくある場合もありますから、撮影のフィールドや選択肢を広げようと思うと、おのずと、特定以下の仕様の製品が選択肢から消えることになります。

 

 あと、用途によっては、マシンガンストロボを用いて、ストロボも連続発光させる必要がある場合がありますが、こうした場合には、どの発行の状態でどれだけ連続発光が可能で、チャージ時間がどの程度なのか?というストロボの性能も重視する必要があります。