ヒトガタ絵と抽象画 | 手が知っている異界の彩~絵師・緋呂 展示館~

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神・仏・天使。そして、「あなた」の光を、緋呂が描きます。陰陽併せ持つ「人間」の中に、すべては在る。
描くべきもの、進むべき道。すべては、手が知っています。

「人物画」という言い方が一般的なのだけど、私はどうも、自分の絵が「人物画」とは言えない気がしているのです。

それで、ヒトガタ、と言ってます。


他のモチーフがどれもこれも苦手またはイマイチなので、ヒトガタ絵がメインになるしかないのですけども。

ここんとこ、そのヒトガタすらも、あまり描きません。


昨年夏から秋にかけて、一時、「ヒトガタ封じ」の時期がありました。
ヒトガタを描かない、禁止令…です。

が、それが明けてかなり経った今、ヒトガタを描くことが激減中。



禁止令中は、描きたいけど描けない…状態でした。

今は、ヒトガタ描く気になれない…なりにくい状態です。

おかげさまで、抽象画とか龍ばっかり続いています。
これはこれで、楽しいからよいのですけどね。




絵柄って、変えたいと思ってもそうそうカンタンに変えられるもんじゃないし。
時々、がらっといきなりチェンジできる人もいるんだけど…私はそうじゃない。

いろんな種類の画風が使える、ということと、絵柄を変える、ということって、違うんです。


私は、変えたいと思ってるわけじゃないのだけども、このままではアカンな…とは思ってる。

神様カード用のラフを作ってて、しみじみ思うよ。



何に習ったらいいのかな~…と、どこを目指すべきなのかすら、今、選択肢がいろいろあって決めきれない。

そういう時は「ワクワクする方を」とか「ときめく方を」とか、よく言うけどもさ。

私には、そういう判定法はどうも、合わない。


だって…見ててテンションが上がる絵と、自分が描きたい絵っていうのが、一致しないから。
ましてや、描ける(ようになるであろう)絵とは、もっと一致しない。


ハードルとか壁とか、そういう風には感じないけど、転換の時期ではある…たぶんね。



ひとまず今、温故知新を狙っています。




楽してばかりじゃ、つかめないものってのが、この世にはいっぱい、あるんですよ。

それを知らずに人生終わるってのも、ツマンナイもんだと思うわけです。