時期 | 手が知っている異界の彩~絵師・緋呂 展示館~

手が知っている異界の彩~絵師・緋呂 展示館~

神・仏・天使。そして、「あなた」の光を、緋呂が描きます。陰陽併せ持つ「人間」の中に、すべては在る。
描くべきもの、進むべき道。すべては、手が知っています。


長く辛い厳しい時期を経て、機が熟した。
その喜びを存分に表現する姿は、とても、感動的。

その輝きは、どんな光よりも眩しく感じる。


それを感じる幸せを刻みながら…


思う。



人には、それぞれ、「時期」というものがある。

他人から見て無為であったり、遅すぎると感じたりすることがあっても。

その人にとって、そのペースは必要かも知れない。


ペースを速めさせたい、そんな進み方では時間は足りない…と、感じたとしても。

それは、自分の感じ方であって、その人の感じ方ではない。

また、その人も、遅々として進まない…無意味かも知れない…と感じているとしても、その時期そこで踏み堪えることが必要なら、一時、時間を早めたとしても、かえってそれが夜明けを遅らせることに繋がるかも知れない。


逆もしかり。




黙ってみているのがよい…と。
そんなことは思っていない。

一石を投じてみる価値はある。



横から割り込んで、アクセルを踏んでみる。

あるいは、ゆっくりめにペースメーカーを置いてみる。



一度で何も起こらなくても、何度か試みることは必要かも知れない。



しかし、無理矢理合わさせても、どこかに「ひずみ」は出る。
その時わからなくても、どこかで。


その「ひずみ」を自然に吸収できるまで、様子を見る。

それが大事かな。




待つことも愛のうち。

やはり、今、私は、そう思う。




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