悪女の品格 いちご大福 | 「言葉」をミカタに、人生に「物語」を!

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コピーライター&作家の川上徹也が 
心に刺さる「言葉」、心を動かす「物語」の
生れる舞台裏を公開!

あなたの人生を変えるのは、
あなたの「言葉」だ。

今朝たまたまテレビをつけたら
フジテレビの「ボクらの時代」という番組で、

小説家の辻堂ゆめさん、新川帆立さん、結城真一郎さん

が鼎談していました。

 

3人はほぼ同世代で
東京大学法学部卒業

という共通点があるらしいです。 

 

一番早いデビューが辻堂さんで、

当時東大の学生で、

いずれは作家になりたいと思っていた

結城さんや新川さんにとって、

そのニュースは「辻堂ショック」

と呼べるものだったとのこと。

 

色々とおもしろかったですが

自分の作品についてのタイトルのエピソードが

川上的には興味深かったです。

 

辻堂さんの夫は、

小説に関してまったく興味がなく

内容などを話すこともまずないらしいのですが‥

ある作品でタイトルに悩み、

「『悪女』って言葉入れようと思ってるけど浮かばない」

と夫に相談したら

「じゃ、オレが考える」30個ぐらい書き出してくれたそう。

 

その中に『悪女の尊厳』というものがあり、

内容的にかなりしっくりきたので、

さらに考えて『悪女の品格』というタイトルにしたそうです。


「悪女」と「品格」という合わない言葉を組み合わせた
まさに『すごいタイトル㊙法則』で述べた
「いちご大福の法則」ですね。
 

結城さんの『#真相をお話しします』というタイトルは、

SNSでバスることを狙ってつけたもので、

もともとは『#拡散希望』にしようと思ったけど、

それだと他の「#拡散希望」に紛れてしまうと思ったので、

そのタイトルにしたのだとか。

これは 『すごいタイトル㊙法則』で述べた
「パワーワードの法則」です。

 

新川さんは2年半前は無職で小説家でもなくパートナーもいず
辻堂さんがツイッターで子供が生れたと書いているのをみて
「どうしてこんなに大きな差があるんだ」と嫉妬していたそう。

 

それがたった2年半で小説はベストセラーになり、
2期連続で月9の連ドラの原作になり
結婚してアメリカで暮らしている

と大きく環境が変わったらしいです。

いろいろおもしろいですね。
不勉強でどの方の本も読んでいないのですが、
まずは 『悪女の品格』から読んでみようと思います。