瀬戸内寂聴さんの墓碑銘 | 「言葉」をミカタに、人生に「物語」を!

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コピーライター&作家の川上徹也が 
心に刺さる「言葉」、心を動かす「物語」の
生れる舞台裏を公開!

あなたの人生を変えるのは、
あなたの「言葉」だ。

作家の瀬戸内寂聴さんが

99歳で亡くなられました。

 

自身のお墓に刻む言葉

墓碑銘(エピタフ)を

 

愛した、書いた、祈った

 

という言葉に

生前から決めていたという

ニュースを読みました。

 

たった3つの単語を

並べただけですが

確かに寂聴さんの一生を

象徴したような

フレーズになってますね。

 

 

このように

「単語を3つ並べる」

とリズムがよくなり

印象に残るフレーズ

になるのです。

(日本だけでなく世界共通です)
 

たとえば‥

 

「うまい、やすい、はやい」 吉野家

「清く、正しく、美しく」        宝塚歌劇団のモットー

「友情、努力、勝利」        少年ジャンプ

Buy it. Sell it. Love it.   イーベイ

(買って 売って 愛して)

VENI, VIDI, VICI           カエサルの言葉 

(来た、見た、勝った)

 

のように。

 

寂聴さんのフレーズは、

フランスの小説家スタンダールの

墓碑銘である

 

SCRISSE AMO VISSE

(書いた 愛した 生きた)

 

の意識したものだと思います。

尚、スタンダールは遺言では

 

VISSE SCRISSE AMO
(生きた、書いた、愛した)

 

と刻んでくれと言ったとか。

 

 

もし自分の人生を

3つの単語で表現するとしたら

あなたなら、

どんなフレーズになりますか?