「途中から物語自体が一匹の竜のように動き始めて、誰にも止められないと感じました」
今朝の朝日新聞に載っていた、
朝ドラ「カーネーション」の脚本家渡辺あやさんの
インタビュー「物語がもたらす力」(10段ぶち抜き!)の中の名言。こんな気持ち、一度でいいから味わいたい!
それにしてもこの半年は毎日が
「カーネーション」なしには語れないくらいの
超名作であり、ある種の事件でしたね。
ラスト一カ月、ヒロインが尾野真千子さんから
夏木マリさんに変わってからの展開は賛否あるてしょうが、
逆に今という時代に語るべき「物語」を見いだすのが
難しいことを語ってくれていたような。
僕は、それまでの余韻で十分に楽しめました。
そもそも最初の1カ月の、
あの神がかったクオリティを
半年保つなんて不可能ですから。
記者の人が最後にまとめていた
「カーネーションは、震災後の日本に生きる私たちへの、誰かからの贈り物だったと思う」
という言葉はすごく納得してしまいました。
確かに渡辺あやさんの脚本の力だけでない、
「何か」を感じずにはいられません。
それにしても後続の「梅ちゃん先生」は、
いろいろな意味で可哀相。