コンビ新書! | 「言葉」をミカタに、人生に「物語」を!

「言葉」をミカタに、人生に「物語」を!

コピーライター&作家の川上徹也が 
心に刺さる「言葉」、心を動かす「物語」の
生れる舞台裏を公開!

あなたの人生を変えるのは、
あなたの「言葉」だ。

某出版勉強会でご一緒している

マイナビ新書の編集者Kさんから、

来週出版する本を教えてもらいました。


これがスゴくおもしろいアイデア!

その名もコンビ新書!


コンビ新書とは・・(以下本の説明からの引用)


コンビ二人が同じテーマについて

2つの視点から2冊同時に刊行するという企画。

食い違う記憶、交錯する事実関係、

立体的に浮かび上がるエピソード。

事実はただふたつ。

2人でひとつ、2冊で一冊。


・・というコンセプトで発行された新書。


第一弾はお笑いコンビ、

キャイーンのお二人が著者。


『天野く~ん!』ウド鈴木著 

『な~に、ウドちゃん?』天野ひろゆき著


ウドさんの本が左巻で、天野さんの本が右巻。

書店ではたぶんこんな風に並びます。
カワテツの「出版プロモーションの裏側、全部見せます」


新書は単価が安いので、

何とか2冊買ってもらえようなアイデアはないか、

ということで始まった企画らしいですが、

これは本当に素晴らしいアイデアだと思います!


お笑いコンビでなくても、

夫婦、親子、ライバル等、いろいろできますよね。


映画でよくある「羅生門スタイル」

(ひとつの事件を色々な視点で描く手法)

の新書版ですね。


実際の本の方、まだ左巻の『天野く~ん!』

の途中までしか読めてませんがおもしろい!


ウド鈴木さんの天野さんへの愛情が全開で。

(ここまで人を褒めちぎる本ってそうない)

これに対して、天野さんがどういうことを書いているのか、

とても興味深いです。


※読みおえました。どちらもメチャメチャいい本です。

 左巻を読んだあと天野さん著の右巻を読みましたが、

 不覚にも途中でウルウルきそうになりました。

 まさかキャ~イン!さんの本で泣くとは。

 別にファンとかそういうのでは全然ないのですが。


編集の段階では、一切お互いの原稿を見せ合わずに

編集者もそれぞれ違う人にしたというこだわりよう。

こういうアイデアはどんどんあっていいですよね。

(他の出版社が安易にマネするのは辞めてほしいなあ)


天野く~ん! (マイナビ新書)/ウド 鈴木

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な~に、ウドちゃん? (マイナビ新書)/天野 ひろゆき
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