次回作のタイトル | 「言葉」をミカタに、人生に「物語」を!

「言葉」をミカタに、人生に「物語」を!

コピーライター&作家の川上徹也が 
心に刺さる「言葉」、心を動かす「物語」の
生れる舞台裏を公開!

あなたの人生を変えるのは、
あなたの「言葉」だ。

昨日の夕方、6月に発売される新著のタイトル&帯のキャッチフレーズの打ち合わせを、クロスメディアパブリッシング の敏腕編集者&辣腕営業マン&○○○○○社長の小早川さんとしました。

色々と案を出し合って、何となく「これ、いいんじゃない!?」って感じになりました。とりあえず数日寝かして、それでもまだ「いいんじゃない!」と思ったら、これで行こうということになりました。もうちょっとしたら発表できるかもです。

 

小早川さんは、「仕事はストーリーで動かそう」に引き続き、編集をやっていただいているのですが、未だに馴れない喋り方の特徴があります。原稿などの感想を述べる時に、何となく否定的なニュアンスの言葉が続くのかな、という喋り出しから、手放しでほめるという流れに移行する所です。

 

こちらとしては、初めて原稿を見せる相手は編集者なので、一応、どうかな?とドキドキしてる訳ですよ。なので、小早川さんが目を伏せて言いにくそうに「うーん、原稿を読ましていただいたんですが・・・」という感じで3秒くらい間があくんですよ。すると、あんまり気に入らなかったのかな、かなり大きな直しが必要なのかな、なんて頭の中で計算しちゃうわけですよ。なのに、「いやあ、よくできているなと思いました」って続いて、ガグッと拍子抜けのような、でもうれしいし、って感じの気持ちになるんです。

 

今回のタイトル&コピーの件でも、さんざん話あって出た案を、小早川さんは、再度うーんって感じでそれを見直して、「でも、このタイトルでこのコピーだと・・・」(間3秒 やっぱり冷静に考えたらいまいちですね、みたいな言葉が続くのかな)「僕なら、絶対に買いますね」(ガクッ)って、感じなんですよ。いやいや、いいんですけどね。

 

テレビのプロデューサーなんかは逆のことが多くて、最初、原稿渡したときは「いや、よかった。泣きましたよ」とか言ってて、何日かしたら、そんなこと言ったのをまったく忘れたように180度違う修正を言ってきたりすることも多いです。交渉術の本とかでも、相手の出した意見には、とりあえずイエスといってから、要望を言えみたいなテクニックがかかれていますが、小早川さんのはそれと真逆。でもその方が、一度、落とされてから上がるので、うれしさも大きい。ストーリー的にも理にかなっているのかもです。それを計算しているか天然なのかは謎ですが。

 

そして、その打ち合わせを終えてから、夜、APP(アジア・プロアクティブ・パートナーズ)という団体が企画していただいた「『仕事はストーリーで動かそう』ワールドカフェ」という集まりに参加しました。これまたかなりおもしろい体験だったのですが、それはまた後ほど。