TCCの審査員 | 「言葉」をミカタに、人生に「物語」を!

「言葉」をミカタに、人生に「物語」を!

コピーライター&作家の川上徹也が 
心に刺さる「言葉」、心を動かす「物語」の
生れる舞台裏を公開!

あなたの人生を変えるのは、
あなたの「言葉」だ。

今日はTCC (東京コピーライターズクラブ)のコピー年間2009の審査員をしてきました。以前は、審査員というと投票で選ばれた30人くらいのビッグネームの方々ばかりだったのですが、昨年から、仲畑貴志会長の意向で、できるだけ多くの会員が参加することになり、今年初めて抽選で選ばれたのです。

なので、審査は初めてだったのですが、いや~スゴイ! 噂には聞いていたけど、とても疲れます。1日(10時~17時)で1300点くらいの広告作品を見るんですよ。大きいのは8連の駅貼りポスターから、小さいのはちっちゃい求人広告まで。次から次へとどんどん送られてきて、いいと思ったものには付箋をつける。ペースは1分あたり4点。とてもボディコピーをじっくり読む時間はありません。午後になると目が疲れてくる。

でも、すごい勉強になりました。実際、作り手の意図は別として、生活者が広告を見る姿勢ってよくてそんな感じだろうし、そんなペースでもひっかかるものはひっかかる訳で。

1グループ12人で見るんですが、1ポイントも入らない作品が一番多いんですよね。ビッグクライアントで結構大きなキャンペーンであってもそんな感じで、みんな結構、他人の作ったコピーには厳しい(笑) 応募してくるということは、それなりに自信作の筈なのに切ないですよね。