三ツ城古墳の修復工事、東広島市西条中央

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広島県東広島市西条中央に1982年(昭和57年)6月3日に国の史跡に指定された三ツ城古墳(みつじょうこふん)があります。

私の家のすぐ近所です。広島県最大の前方後円墳で、 全長92m、幅67m、高さ13mの大きさです。1990年から復元工事が行われ、埋め戻された箱型石棺はアクリル板越しに上から眺めることができるようになり、葺石も復元され、古墳の斜面全体を覆って、出土した埴輪の複製品を約1,800基配置されていました。

しかし、四半世紀を経て自然風化もありますが、葺石を剥がす者や埴輪を損傷する者もいて、古墳の損傷が激しくなって、しばらく前から修復工事か行われていましたが、いよいよおおがたクレーンも登場して、先日は祭日ながら朝から大勢の人が修復工事の作業をしておられました。

昨年、夜間若者が騒いで、埴輪の複製品3基が引き抜かれ、土台が壊された事件が報道されましたが、これまでにも何回も同じような事件があり、古墳の損傷が激しくなりました。
昔ほどではないですが、今年も横浜では成人式を妨害した新成人がいたそうです。私も若い頃は、立派な馬鹿者でしたし、未だに大したもんではありませんが、大事な文化財を無意味に損傷することは止めたいですね。大事な文化財ですから、後世にいつまでも残しておきたいものです。