団塊世代開業医の漢方な日常-kannsya

還暦過ぎて、死と言うものを身近に考えるれるようになってから、
両親のことを思い出します。
今更孝行しておけばよかったなんて思いませんが、
もっと生きているときにもっと濃く付き合っていればよかった、と後悔しています。
高校卒業してすぐ下宿、大学を卒業してからは、石川県に就職、
一緒にいたのは十八の歳までで、年に一度盆休みに数日顔を合わせるだけが、
四半世紀続きました。
その後、広島に帰ってからも、仕事柄、忙しさにかまけて、あまり顔を合わせることがありませんでした。
こどもの中では私が一番両親と縁が薄かったです。

こどもの頃『誰が産んでくれ言うたんね。』なんて母親に毒突いていましたが、
今となっては、本当に、よくぞこの世に私を産んでくれた、と両親には感謝です
育ててくれた親のありがたみも、この年になってよく分かります。
外見は両親どちらも美男美女とは程遠く、私も、父足す母割る2、以上でも以下でもなく、
こちらの方は文句を言いたいところもありますが、先祖代々ですからどうしようもありません。
自分の中に、両親の良いところも悪いところも見つけられます。
良いにしろ悪いにしろ、現在の私の中に両親を見出しては、感謝ですらぶ②