団塊世代開業医の漢方な日常-イノコズチ

先日帰ってきた太郎、2週間近い放浪で、ダニのほかに、
身体にいろいろくっつけて帰ってきました。
それを見た妻が『ホイト草が一杯ついとるわ。』
ホイトとは広島弁でお乞食さんのことを言いますが、
元は禅宗の<ほいとう>という言葉に由来しています。
<ほいとう>とは、僧堂以外で食事のもてなしを受けることを言いますが、
転じて、乞食のことを言うようになったようです。

太郎がくっつけてきたホイト草は、イノコズチでした。
イノコズチ、オナモミなど、山を歩くと身体にくっつく草をホイト草と言ってました。

団塊世代開業医の漢方な日常-オナモミ


私が小学生だった昭和30年代は玩具も少なく、
ボール遊びの柔らかいゴムボールも貴重でした。
授業中に、前もって集めて置いたオナモミを机の前の同級生の毛糸のセーターにくっつけて遊んでました。
オナモミはくっつく力が強いので、
遠くから軽く投げてもキッチリくっつきます。
くっつけられた方も気が付きませんウインク❤
人知れずイタズラをするのが楽しいんでしょうね。
結構そんな他愛ない遊びがはやってました。
子供には楽しく、面白いんでしょうが、
もうこの年になると、何が楽しかったのか苦笑????
年取ると、少々の事では楽しくも面白くも無くなってきます。
感情の鈍麻、感受性の低下、年取るといけませんね。
鈍くなって、最期は焼かれても平気になってしまうんですからううっ...、、、、、