三河湾リゾートリンクス2021.3.21-22 その1 | 透析なのにこんなの食っていいんかい?!

透析なのにこんなの食っていいんかい?!

人工透析を受ける不良中年の無謀な旅行記とグルメ日記

三河湾リゾートリンクス その1

2021.3.21-22

今年の正月に初めて利用したところ、

近くて安くてそこそこおいしかったので

愛知県西尾市にある三河湾リゾートリンクスに、のんびりしにでかけた。

 

初日の21日(日)はたいそうな雨風だった。

豊橋で早めの昼食をと思ったが、それでも10時に家を出れば十分なので朝はゆっくりできた。

静岡駅から豊橋駅までは新幹線で40分である。

豊橋駅前の「スパゲッ亭チャオ」という店で昼食にした。

オーギヤというパチンコ店が経営する、あんかけスパゲッティーの店だ。

名古屋にも「チャオ」というあんかけスパゲティーの店があるが、全く別の会社だそうだ。

▼スパゲッ亭チャオ 本店

日曜日の11:00,雨なのにこの行列である。

二階にある店の入り口まですでに6組ほどが並んでいた。

▼昭和な店内。老若男女が集う老舗のようである。

手前の大人たちも若いころから通っているのだろう。

もしかしたら彼ら彼女らが結婚する前から…。

▼豊橋市のソウルフードだそうだ。

家人のソウルフードは沼津のボルカノである。

私のソウルフードは何だろう?

実家の同級生らは「喫茶K」の鉄板ナポリタンを上げるやつが多いが、

実は私は学生時代にこれを食べたことがない。

私が初めてこれを食べたのは社会人になって帰省した折のことであるから

ソウルフードなどとは到底呼べるものではない。

 

名古屋発のあんかけスパゲッティーだが、なぜか沼津にはあんかけスパゲティーの店が多い。

▼土日限定のランチメニューもある。

ランチはサラダ、ドリンク付きで200円増しの設定だからお得感はあるが

私らはこの後どうしても行きたい喫茶店があるので単品で攻めることにした。

 

▼家人はナポリ(税込850円)。オムレツが載っている。

 

天津飯か??

オムレツが載っているとなぜナポリなのかは不明である。

ちなみにフライドポテトが乗っかるとミラノであるが、

「ローマ」や「ベニス」というメニューはない。

私はコロッケが載った「カニコロスパ」995円(税込)を選んだ。

ナポリやミラノと違い、こちらは素直に「カニコロスパ」という。

▼カニコロスパ 鉄板

同じメニューが鉄板でも皿でも提供されるが、鉄板を選ぶと50円増しで卵が敷かれる。

使い込まれた鉄板から湯気が立ち上り、ソースがグツグツ言ってる状態で提供される。

これはおいしい。

私はかなり気に入り、もう一杯行けそうな気分になった。

もともと3食スパゲティーでもよいと思っている小生は

パスタはアルデンテに限ると思い、パスタは細めのスパゲティーか薄めのタリアテッレを好み、

ソースはシンプルなアーリオオーリオかポモドーロが一番だ、

と思っていたが、この店の食べ物をそれとは異質のメニューであった。

まずはおいしいかにクリームコロッケが三つも載っており、

コストパフォーマンスはバツグンである。

麺は太く、鉄板に触れている部分は焦げて焼うどんの様を呈しているが

これもまた妙においしい。

ソースは酸味のあるトマトベースだが

コショーが強めにきいていて、簡単に言うと「すっぱ辛い」ソースである。

このソースにさらにタバスコをかけると、

まろやかなのにもかかわらず、キレのあるソースになる。

 

さて「どうしても行きたい喫茶店」は駅前のときわ通商店街に

ひっそりとたたずむ「鈴木珈琲店」である。
 

▼ときわ通アーケード商店街

日曜日の昼時というのに閑散とした商店街である。

鈴木珈琲店は昨年の6月に蒲郡クラシックホテルを利用した時に見つけた喫茶店だ。

⇒「ぷらっと豊橋・蒲郡」

▼狭い階段を上がると入り口がある

店内は高価そうなカップが並び、

バリスタ然とした男女の店員が優雅に働いている。

そして今も喫煙可である。

12時に訪問した時には客はいなかったが、私たちの滞在中、4組の客が訪れた。

▼アイスコーヒーとマンデリン

豊橋に来たら、

スパゲッ亭チャオと鈴木珈琲店には寄るべきである。

 

豊橋から蒲郡に移動して、名鉄蒲郡線に乗り換えると

40分ほどで三河湾リゾートリンクスの最寄り駅「吉良吉田駅」に着く。

バスの迎えまでしばらく時間ができたので

駅前の「峰」という喫茶店に行こうとしたらあいにく休みだそうだ。

と思ったら、家人が、その向こう側にも喫茶店らしき建物があると言う。

目ざとい人である。

▼喫茶「道草」

外観は翌日撮ったものである。

店内に客はいない。

おばあさんが一人で編み物をしており、

どうやらこの方が経営者らしい。

うれしいことに店内のテレビではプロ野球オープン戦の中日戦をやっていた。

▼あんみつとクリームソーダ

もちろん喫煙可。

14:30の送迎バスには私たちを含めて9人が乗った。

日曜の宿泊だというのに盛況である。

 

こうして道草を食いながら、

3時少し前に、二度目の三河湾リゾートリンクスにチェックインした。

▼やはり場末のカラオケ屋にしか見えない看板が

逆に気持ちを和ませるのである。

▼せっかくの景色は荒れ模様だが…

▼38㎡ある部屋は畳が敷かれ、

私たちは早々にちゃぶ台をずらして寝転がるのだった。

つづく