朝から最終入試の試験官
今の入試スタイルになってから9月から3月まで実に半年間さまざまなスタイルでの
入試がある
最終に近づくほどに実力のある生徒が増える気がする
T歌劇団やG大など高倍率の激戦区に挑戦し惜しくも逃した精鋭たちが
やってくるからであろうか
終了後2時からの稽古に駆けつける
しかし首と背中があまりにこっていて
このまま歌ったら声帯を壊しそうなので
20分だけマッサージでほぐしてもらう
稽古場ではすでに卒塔婆小町の稽古が始まっていた
3人の老婆と3人の詩人
各組がそれぞれの個性になってきた気がする
わたしはそのどこにも属さない道化?妖精?なんだろう?
きのうも稽古場でわたしはいったいなんだろう?とずっと考えながらいた
葵上ではほとんどが六条の生霊
しかしときたま源氏の心のうちにもなる。。?
まだまだようやく歌をはめ込んで歌詞を覚えて という段階にいる自分にいらつく
心のうちで、深いところで感じて動かなければ
ただわけのわからない、
なんで急に歌いだすわけ?ってだけの
歌自慢の人みたいな登場人物になってしまう
嗚呼!、、、それはこまる
生霊は生霊でも
どんな心境の生霊なのか ただのうらめしやなのか それとも。。
MISHIMAのことばは過剰に表現しようとしなくても正確に言えば伝わると流山児さんの弁
なので役者さんのせりふを耳を澄ませて聴いてみる
夕方より卒塔婆小町を粗立ちする
うーむ。。。。 みんな歌、大丈夫か??
なんかセリフも身体の動きもリズムに乗ってないっていうか
テンポが悪い?!
出演しながらも
音楽監督のような心境の自分がいる(笑)
。。。。。。
これもこれでありなのか。。。
。。。。。。もしれない
小休憩後、葵上の抜き稽古
最初にたったワンフレーズだけ言うセリフにつかえる自分にいらつく
21:45より強引に葵上の粗通し
うーむ
あと5日で自分の居場所が見えてくるか、いや見えてこないと困る
しかし今日明日は保育園コンサートのリハと本番
2日はあけられない心境なので
明日は本番後駆けつけよう
月曜日からの稽古がじつに楽しみになってきている自分がいる
これが流山児流の演出?!
こんな服着て出ます
あーそういえば今日のお稽古の中で流山児さんが
「浅草オペラ」を想像して! って言ってた
あーやっとこの日がきたか!
と思った
浅草オペラやりたいやりたいってずっと思ってたから
芝居だって歌だって庶民の娯楽なのだ
歌舞伎だって本来は。
ヨーロッパでは宮廷音楽だったのかもしれないけど
わたしがやりたいのは
いや私がやるべきなのは
やっぱり大衆演劇 大衆歌謡なんだ ばんざい
18日夜20日昼は残席わずか
ほかはまだ余裕があるようです
メールいただければ受付にチケットご用意いたします
MISHIMA・PROJECT2+シニアワークショップ公演
『葵上・卒塔婆小町』作:三島由紀夫 演出:流山児祥
出演:木内尚、山下直哉、鈴木麻理、荒木理恵/石田暁子、川島有未、小島恵子、後藤英樹、惟葉しゅう、阪口美由紀、清水明子、惣三郎
3月18(木)~21(日)4日間:5ステージ限り。
18(木)・19(金)19時開演、20(土)15時・19時開演、21(日)15時開演
※当日券・整理券発行は開演の1時間前。開場は開演の20分前。
会場:Space早稲田(東西線早稲田駅1番出口より右折徒歩1分) ℡03-3208-3920