玉川徹、都知事選の候補者を直接取材…なぜ立候補?現職との違いは? それぞれの主張 (tv-asahi.co.jp)

 

蓮舫氏
「2つです。1つは徹底的に若者を支援したい。若い人たちの格差が広がり続けて、結局、働き方を選べない、不安定雇用から抜け出せない、次の自分にステップアップできない。それは収入が少ない。それはやっぱり貧困につながっていく。奨学金の返済という負担もあります。だから、この若い子たちを徹底的に支援をして手取りを増やしてあげたいんです。そのための手段としては公契約、東京都の契約している企業に条例を変えることで、その企業で雇っている若い子たちの待遇を改善してもらいたい。まず契約から始めます」
「あるいは、都が雇っている非正規の職員が3.2万人いるのですが、専門職の人たち、エッセンシャルワーカーとか医療従事者とか、本当に虐待相談員とか。この人たちも1年間で雇用を途切れさせるんじゃなくて、待遇改善をしてあげれば、専門性の高い人ほど評価されなければいけないと思っているんです。この人たちの給料が上がったら、公契約で若い子たちの給料が上がったら、この子たちが人生の選択を選べる環境になると思う」

 

 

「もう1つは行政改革。8.5兆円の一般会計があって、東京都はそれで色々な事業を行っているんですね。小池さんは8年間で8100億円の行革で財源を確保したと喧伝(けんでん)してるんですけれども、実はそのバックデータとなる予算の情報は一切出てません。言いっ放し。つまり、検証できないんですよ。事業が終わった時に余った予算を積み上げた疑惑もあるんですね。だから、これをちゃんと見せてもらいたい。つまり、ブラックボックスを温存しているんです」

 

☞ 小池知事がすでにいる子だけを支援して、親となる候補者たちも、子が成長した後に生活苦を奨学金返済が追い打ちするという地獄図絵も何も見ていない。

 尻切れトンボならぬ頭尻切れトンボだ。

 これじゃあ真ん中だけ生かしても子は減るばかり(出生率史上初の1割れ)。

 

 代って蓮舫氏は親になる前、結婚する前から支援して親をまず育て、さらに子が成長して社会に出た後も、給付型奨学金の範囲拡大などで親になりやすくする。

 頭も尾も生かす、これこそが本当の子増政策だ。

 

 財源は神宮の森開発の見直しや都庁プロジェクションマッピングなど不要なプロジェクトの廃止、さらに小池氏がまったくやってこなかった公約事業費の積み立て分などで十分賄える。

 

蓮舫氏
「トップダウンとボトムアップです。トップダウンというリーダーを否定はしませんけれども、1400万人いる都民、そして8.5兆円、特別会計も入れると16.6兆円もの予算がありますから、それを何にどのように使っているか、途中経過を見せることがとても大事だと思うんですね。私は、知事直轄の円卓会議を使って、つくって、専門家や現場の人や当事者、都の職員も入れて、そして政策をつくり上げていく。その経過を皆さんに見せていきたいと思います」

 

誰かさんのように、思いつくままに愚にもつかないことをやらかさない、裸の王様であってはならないとするのが蓮舫氏のボトムアップ。

 ただ、それが職員どまりであったらそれは仕掛けるほうだけの言を容れるという「片手落ち」になってしまう。

 その正負の効果を否応なく受ける都民にこそ輪番制で参加を求め意見を聴取すべきだ。

 

 小池氏と故安倍氏、前者はいわゆるパフォーマンス芸で都税を浪費するもあまりの巨額税収のためそのダメージが目立たなかったが、同じような自己顕示欲旺盛だった安倍氏は、間違った財政・金融政策にのめり込んで円安スタグフレーションを永続化の泥沼化させ、自らの死後もなお国民に災禍を齎し続けているのだ。

 

 都税もそろそろ底が見えかけてきている現代、もうこれ以上、浪費の徒を知事の座につけ続ける余裕はない、都民は惰性に流されるのではなく、心して都政に責任を持つべきだ。

 

 

玉川徹、都知事選の候補者を直接取材…なぜ立候補?現職との違いは? それぞれの主張 (tv-asahi.co.jp)