23日、東北・北陸・上越の各新幹線が広い範囲で長時間にわたって運転を見合わせたトラブルで、JR東日本は、架線の張りを調整する部品が破断した結果、架線が垂れ下がり、走行中の列車に接触したことが原因だとみられると明らかにしました。

 

23日午前、東北・北陸・上越の各新幹線で停電が発生し、JRが調べたところ上野と大宮の間の上りで架線が垂れ下がっているのがみつかったほか、近くでとまった「かがやき」の車両でパンタグラフが破損したり窓ガラスにひびが入ったりしているのが確認されました。
この影響で、広い範囲で運転の見合わせが続き、東北新幹線の東京・仙台間、北陸新幹線と上越新幹線の東京・高崎間では終日運転が取りやめられ23日、あわせて283本が運休するなどおよそ12万人余りに影響が出ました。
JR東日本が現場付近の設備を調べたところ、架線の張りを調整するおよそ1.3トンの重りを支える鉄製の部品が破断していたことがわかったということです。
このため、部品が破断して架線が垂れ下がり、走行中の「かがやき」の車体に接触した結果、異常が検知されて停電が発生したとみられるということです。
JR東日本によりますと、この部品は、社内の基準でおおむね30年で取り替えの計画を立てることになっている一方、個別に状態などを判断して取り替え時期を決めています。
今回、破断した部分については去年6月と10月の目視での点検で異常がなく、使用開始から38年が経過していたということです。
JR東日本は、新幹線で同じ部品が使われているおよそ500か所について、今月中に緊急点検を行うとしています。
担当者は「専門機関に分析を依頼するなどして部品が破断した原因を究明し、再発防止に努めたい」としています。新幹線 運転見合わせトラブル 部品破断で架線に列車接触か|NHK 首都圏のニュース

 

ケチりとでたらめな検査もどきで事故を起こしたJR東日本の罪は万死に値する。