森下氏が委員に再任/NHK経営委 共産・立民が反対

 

武田良太総務大臣は9日、記者団から「森下氏は委員としての資格や資質に欠けている」

 

2018年かんぽ生命不正販売を取り上げたNHK番組に日本郵政からの抗議を受け、これに同調し、委員でありながら当時のNHK上田良一会長への「厳重注意」を主導した番組内容への介入疑義がもたれていること。

 

また「厳重注意」の際の議事録についてもNHK情報公開・個人情報保護審議委員会から全面開示答申が出されたのに、これに応じていないことから、公共放送の経営委員会委員としてふさわしくないとして、再任しないよう求める署名活動が全国各地で行われている。

 

政府が提示した17機関56人の人事案について、衆院本会議は9日、参院本会議は10日、それぞれ可決、同意しました。日本共産党や立憲民主党は、NHK経営委員長の森下俊三氏の委員再任と、野口旭専修大学教授の日銀政策委員会審議委員の任命について、そろって反対しました。

 森下氏が経営委員長代行だった当時、かんぽ生命の不正販売を報道した番組をめぐって、日本郵政副社長からの不当な介入を受けた経営委員会が、上田良一NHK会長(当時)を「厳重注意」しました。放送法に違反する行為で、NHKの自主自立を脅かすものです。

 野口氏は、日銀による「異次元金融緩和」政策を支持。日銀の通貨供給拡大による景気浮揚をめざす「リフレ派」です。

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2021-02-11/2021021104_03_1.html