<習近平国賓訪日への忖度が招いた日本の「水際失敗」>

 

◆体を成していない日本の「国家としての統治」

<国民の命は二の次か? 武漢パンデミックを後追いする日本>

 

「安倍は目の前にある差し迫った問題に取り組むよりも、4月に計画されている習近平の訪日を前にして、ともかく中国を不愉快にさせてはならないと必死なのである」 2月20日のワシントン・ポスト

 

蔡英文政権は1月15日に新型肺炎を「法定感染症」に定め、2月5日には、香港・マカオを除く中国大陸住民の台湾への入境を全面禁止している。同時に台湾から中国大陸への渡航も禁止した。 

2月3日に中国東方航空が247人の湖北省在住の台湾人を帰還させたのだが、その中に一人の感染者(陽性)がいたことが台湾に着いた後に判明した。台湾側は搭乗前に陰性でなければ帰還させないと要求していたが、陽性が一人紛れ込んでいたために、その後の台湾帰還を全て拒絶している。

 

そこまで非情に徹しなければ感染拡大は防止できない、ここまでやったからこそ台湾は世界で唯一のコロナ対策成功国である。

 

習近平を国賓として招くことを最優先課題としている安倍首相とはなんという違いだろう。 

 

マカオ、25日連続で新型コロナの新規感染確認ゼロ…累計患者数10人中8人が治癒し退院=来週末にも湖北省に残るマカオ人帰還用の救援機派遣へ」

 

マカオは同じ大陸にありながら中国との断交で感染者ゼロの快挙をなしとげた。

 

それに引き換えアホのアレ政権と腐れ官僚どもの乞食根性は、実際には市中に潜在感染者が数千万人あふれているにも関わらず、原則として検査をしない!ことで現実の1/1000に低く見せかけているだけのことだ、日本政府のやることは全部ウソであるから国民は決して騙されてはならないのだ。

◆日本は中国に利用されているだけ

 

中国人入国の全面規制をしない日本は、習近平にとっては「これ以上においしい国はない」ということになる。日本に患者が増えようが知ったことではないのだ。中国を拒絶しない「先進国(G7)」の一国があれば、その存在を中国に都合が良いように宣伝して最大限に利用できる。 

 2月25日から中国山東省威海市などは日本と韓国からの渡航者を規制し14日間隔離していることを中国共産党機関紙「人民日報」の姉妹版「環球時報」電子版「環球網」が報じているが、もちろん中国政府はそれを非難したりせず、むしろ奨励している。日本は世界から警戒される国になってしまったが、習近平は、「それは歓迎」なのである。 

 

日本は二階幹事長などが音頭を取ることにより中国にマスクや防護服などを大量に寄付し、中国人ネットユーザーから「そんなことばかりしてたら日本で足りなくなってしまうんじゃないか」と心配されているほどだ。そして実際、日本人はマスクが買えなくて困っている。

 これが日本だ。安倍政権の実態なのである。

https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20200301-00165536/