山本太郎「20年以上デフレが続くこんな国、世界でありますかと本会議で安倍総理に聞いたら『ございません』と答えた。デフレとは消費と投資が失われる事。この国は衰退し続けてる。需要を取り戻さなきゃこの国に生きている人はもたない」
彼は現実を直視し、庶民生活の底上げをする政策を提案してる。

https://twitter.com/umetaro_uy/status/1154356595385442306

 

山本太郎がひとつだけ致命的大誤認していることがある。

 

それがこのデフレだ。

 

デフレとは物価が安いこと、これによっておこる一連の現象をいう。

 

今、物価が安いだろうか?

そんなことは決してない、元々円安誘導によって物価が上がっているところに追い打ちをかけて、増税によるあからさまな便乗印象を避けるために政権が業者に増税前値上げを推奨している。

 

物価についてはデフレなどではまったくないのだ。

 

それでもデフレということばを使いたかったら「物価大インフレ賃金デフレによる賃金大幅目減り」というふうに控えめに使わないとミスリードさせることになる。

 

このデフレという言葉をミスリードのために確信犯的に使っているとしたら山本太郎もまた安倍自民の別動隊ということになる。

 

今はスタグフレーションという正しい認識のもとで、誰も言わないがまず「円安誘導からマイルドな(日本が目標を決める)円高誘導である第二プラザ合意」を日本が提案して不毛な通貨安競争終焉の強いメッセージを発信することが最優先で求められる。

 

それによる物価の上限抑制が果たされない限り、ポピュリズム的に消費減税しても焼け石に水だ。