東京地方裁判所の男性用トイレで裁判官を殴ったとして、警視庁は9日、自称千葉県柏市の無職、鎌田千絵容疑者(39)を暴行の疑いで現行犯逮捕した。丸の内署への取材で分かった。容疑を認め、「民事裁判の訴訟で不満があった」などと供述しており、署は事実関係を調べている。

 

中略

 

 地裁によると、被害に遭った裁判官は民事部に所属し、主に労働事件を担当しているという。

https://www.asahi.com/articles/ASLB95FQRLB9UTIL02L.html

 

別の記事によると女は訴訟当事者(おそらくは原告労働者)であり、「裁判官が事業主(被告)と結託して調書を改ざんした」旨の供述をしているという。

 

働き方改悪法の強行採決以来、経団連-自民連合による労働基本権剥奪の動きが強まり裁判所も事業主側に加担した判決を頻発するようになっているが、来年の通常国会ではついに解雇規制を撤廃するという。

 

つまり事業主の都合、好き嫌いでいつでも自由に首にできるということになる。

五輪反動不況の2020年以降というのはその適用の絶好機ということになり、ひどい場合数千万人レベルの失業者が噴出することになる。

 

その穴は、むしろ純粋培養でひ弱な日本人よりもセクハラ、パワハラ、ヘイトによるいやがらせ耐性のある移民に置き換えれば済むことだと経団連も自民も高をくくっている、その見込みが正しいかどうかは別として日本人を切り捨てることだけには前のめりである。

 

それでいいのかという歯止めは、随時行われる各地の地方選、統一地方選、参議院選挙、総選挙と、むしろ有権者のほうが常在戦場の覚悟ですべての選挙に投票して生存権剥奪に至る暴挙を食い止める以外に活路はないということだ。