【取り残される日本】少子高齢化対応を迫られる中、子育てや若手の正規職や高齢者介護にむかわず、東京五輪の巨大競技場、豪華カジノ、高額リニア新幹線にむかい、人は過労死するまで働かす。完全な時代錯誤に対し提灯マスコミと御用学者は批判も何もない。 2年後に迫る東京五輪 建設中の競技場5ヵ所を公開!既に懸念も…

自民機関紙であるフジサンケイGによる枝葉末節どうでもいい五輪施設レポート。

 

いかにも今後すべての国民のための実用的インフラであるかのように喧伝するミスリードのためのプロパガンダは最も重要な事実を隠すための粉飾そのものだ。

 

五輪というのはたった2週間の短い祭りに過ぎない、付けたしであるパラリンピックを入れてもその倍たらずの日程。

 

恐ろしいのはその直後にやってくる大規模な反動不況だ。

 

五輪日程に合わせて、まず日銀が国債を自己引受けして大半を買い入れるタコ足食いで金利を押し下げることによって円安誘導し、それによる自国通貨の対円での強含み(つまりその外人たちにとって滞日は安上がり)をもたらして観光客を多量に呼びこむ。

 

それまで国内客でバランスしていたホテル・旅館はパンクしてビジネスマンや受験生の宿を奪う一方で、新たにその宿の予約競争率による宿泊費の倍以上の高騰などという新たなバブルを局所的に発生させて、五輪特需に沸くゼネコンとともにお友達だけを潤すあへ自公による歪政が汚職と富の滞留をもたらし、重税がまた無批判なマスコミ、公共と騙されて無関心な有権者の無関心によって増長した閣僚たち(特に首相・外相ら)が自ら無意味な観光外遊をSNSにさらして憚らないという恥ずかしい劣化ぶりを国内だけでなく世界中に公表している。

 

今は騙されて浮かれているだけだが、五輪が終わったとたんに訪れる施設の閑散化による荒廃と、特需消滅による失業の増大。

 

さらにペイしなくなった事業のもたらす負債が多くの事業の経営を圧迫することによる倒産・廃業ラッシュ。

 

ただでさえ賃金目減りの中で金のない国民が、反動不況で苦しんだすえに職のない東京から新天地へ向かおうにももう国内にその受け皿がどこにもない。

 

長野五輪の反動不況で大量の失業者が1998年から2000年にかけて東京に流入したが、2020年以降東京自体がもうボロボロになっているわけだからその大量の失業者を受け入れる先はどこにもなく、国外へ出ようにもガラパゴス日本の大量の失業者を移民として受け入れる余裕はもはや米国や欧州にもなく、中国は水際で拒絶する。

 

実際54年前の東京五輪では大量の企業倒産が発生して戦後初の日銀特融による救済を余儀なくされた。

 

ドラマ「ひよっこ」に描かれていたように反動不況はようやく大阪万博特需や東名高速開通などの基盤整備の効果、さらには品質管理に特化した日本型イノベーションが功を奏するまで数年間、日本は不況のどん底に突き落とされた。

 

今度はそれも追いつかず、バブル採用によって過剰雇用となったここ数年の新規採用者たちが大量放出されることは既定路線である。

 

五輪、リニア、インサイダー株バブル、円安誘導による物価だけインフレ賃金目減り、五輪反動不況、お手盛り議員増、カジノ、水道外資化、農作物外資支配、過労死推進、挙句の果ては「日本人労働者の移民との入れ替え」・・・いらないものばかりを押し付けて必要なことに支出しない税金浪費ばかりを繰り返す欠格政権に不安も危機感も抱かず、騙されたままま黙従する国民。

 

もういちど政府のありかたを考え、今の政権に存在意義があるかどうかを正しく評価しないと、その国賊たちによって日本と日本人ごと滅ぼされてしまうのは時間の問題だ。