「特定金融業務」に注目した貴闘力さんは「9割の人が負けるのがカジノ。無利子で2カ月も借りられるなら、国がギャンブル依存症を推進しているようなもの。カジノで破綻して自殺する人は必ず出るよ。国はそれだけの覚悟をもっているのかね」と話す。

 貴闘力さんは2000年春場所で史上初めて「幕尻(幕の内の最下位)優勝」を果たし、引退後は大嶽親方として大鵬部屋を引き継いだ。しかし、野球賭博に関与した問題で、日本相撲協会から10年に解雇され、現在は焼き肉店など約10店舗を経営し、タレント活動や依存症の講演をしている。

 神戸市出身。貴闘力さんは賭け事が好きだった父親とともに借金取りから逃れるように家を転々とした。小学生の頃にテレビで大相撲中継をみて、実力さえあれば自立できると、中学卒業後に藤島部屋に入門したという。

 ギャンブルにのめり込むきっかけには、気の毒な事情もあった。十両に昇進した時、後援会組織や化粧まわしを作るためにやっと集めた約400万円を、預けた知人に使い込まれた。どうにもならなくなったとき、別の知人に勧められ、10万円を持って競馬場へ。「この馬だ」とひらめいて賭けたら、約400万円の大当たり。それから相撲に一生懸命取り組みながらも、稽古(けいこ)が終わると、体を休めている他の力士を横目に夕方まで競馬や競艇、深夜までマージャンの生活。海外巡業では米国などのカジノにも行くようになった。

 過去にはカジノのバカラ賭博で1回1500万円を賭けたり、1日で5000万円負けたり、一睡もせずに約60時間続けたりしたこともあった。これまでに5億円以上負けたという。13年、医療機関でギャンブル依存症の診断を受けた。

 「はまっちゃうから、ギャンブルはやらない方がいいよ」。これが貴闘力さんのアドバイスだ。

https://mainichi.jp/articles/20180628/dde/012/010/010000c

 

 

 

 

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節約を強化しないと暮らしていけなくなりますね。

 

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